MOTORWORKS〜COMPLETE BEST〜
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 備考 |
1 | The Slide | 石田ショーキチ | MOTORWORKS | MOTORWORKS | |
2 | World One Sign | 石田ショーキチ | 黒沢健一 | MOTORWORKS | |
3 | ステレオ・ラヴ | 石田ショーキチ | 石田ショーキチ | MOTORWORKS | |
4 | 氷の空 | 石田ショーキチ・ 黒沢健一 |
黒沢健一 | 石田ショーキチ | |
5 | Missing Piece | 黒沢健一・ 石田ショーキチ |
黒沢健一 | MOTORWORKS | 2ndシングル 最高67位 売上0.3万枚 |
6 | F・A・T・M・L | 黒沢健一 | MOTORWORKS | MOTORWORKS | |
7 | SPEEDER | 石田ショーキチ | 石田ショーキチ | 石田ショーキチ | 1stシングル 最高63位 売上0.4万枚 |
8 | (A Place Where)Love Goes Withered | 石田ショーキチ | 黒沢健一 | MOTORWORKS | |
9 | コスモゼロ | 石田ショーキチ | 石田ショーキチ | MOTORWORKS | |
10 | SATURDAY NIGHT | 石田ショーキチ | 黒沢健一 | MOTORWORKS | |
11 | The End | 石田ショーキチ | 黒沢健一 | MOTORWORKS |
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 備考 |
1 | (Love Is Like A)Heat Wave | Holland-Dozier-Holland | MOTORWORKS | 1stシングルC/W Martha and the Vandellasのカバー | |
2 | SPEEDER-English ver.- | 石田ショーキチ | 石田ショーキチ | 石田ショーキチ | 1stシングルC/W |
3 | Reach Out I'll Be There | Holland-Dozier-Holland | MOTORWORKS | 2ndシングルC/W Four Topsのカバー | |
4 | Missing Piece-Unplugged Ensemble- | 黒沢健一、 石田ショーキチ |
黒沢健一 | 石田ショーキチ | 2ndシングルC/W |
5 | 1-2-3-4 MOTORWAY | 石田ショーキチ | 黒沢健一 | MOTORWORKS | 3rdシングル 最高80位 売上0.2万枚 |
6 | プラスティック・ソング-Synthesized Remix- | 黒沢健一 | 黒沢健一 | MOTORWORKS | 3rdシングルC/W |
リリースデータ
2017年4月26日 2004年9月29日(『BRAND-NEW MOTORWORKS』) |
初登場57位 初登場55位 |
売上0.14万枚 売上0.8万枚 |
Produced by 石田ショーキチ | DREAMUSIC |
メンバー
Vocal,Chorus,Guitar | 黒沢健一 |
Vocal,Chorus,Guitar,Programming,Keyboard | 石田ショーキチ |
Bass Guitar,Fender Y | 田村明浩 |
Drums,Percussion | ホリノブヨシ |
MOTORWORKS全曲集アルバム。03年に元Spiral Life、当時Scudelia Electroメンバーだった石田ショーキチ、その友人のホリノブヨシ、97年にL⇔Rが活動休止になりソロ活動をしていた黒沢健一、石田ショーキチが当時アルバム『ハヤブサ』期にプロデューサーとして関与していたスピッツの田村明浩の4人で結成。当初デビューを目指すのではなく洋楽カバーをやる遊びのバンドだったが、オリジナル曲を作ってデビューする運びとなり04年7月〜05年3月にかけてシングル3枚、アルバム1枚、ライブDVD1枚を発売したが、それぞれが多忙だった事もあって活動はそれっきりフェードアウト。2014年に活動再開を宣言し、帰郷していたホリに代わりウルフルズのサンコンJr.がドラムとして参加し、ライブは行われたが、本格的な再開に至らないままに黒沢健一が脳腫瘍による活動休止、2016年12月に亡くなってしまった。
黒沢健一が亡くなる前までは旧作の中古価格は底値になっていたようだが、亡くなった後の需要急増により全作品がプレミア化。再発を求める声が高まり、石田ショーキチがレーベルへ再発を持ち掛けたという。しかしいい返事をもらえず、その経緯を公開して再発を求めるリスナーの声を募集したところ、要望が殺到したらしくすぐに今作の発売が決定した。唯一のアルバム『BRAND-NEW MOTORWORKS』がそのままDISC-1に、残ったアルバム未収録のシングル収録曲全てをDISC-2に収録。リマスターは宮本茂男が担当。Supervisedとして石田ショーキチと田村明浩がクレジットされている。またメンバー3人のコメントも新たに掲載されている。多数のリクエストにより再発が決定したものの、O社では1週目のみのランクインとなり、2週目には300位圏外となった。
スピッツのアルバム『ハヤブサ』の頃に石田ショーキチが参加していたので名前は知っていたが、ベースの田村明浩、そしてL⇔Rの黒沢健一とバンドを組んでいたのは知らなかった。今回初めて聞いてみたけど、メンバーみんなが楽しんでバンドをやっているというのがそのまま伝わってくる開放的でカッコいいロックアルバムという印象。ルーツとなる細かい音楽性は正直全く分からないけど、売れる事含めてそれぞれが自身のバンドで抱えてきたしがらみや葛藤を全部忘れてこのバンドでは自由にのびのびと音楽を楽しむことを純粋に実践しているような躍動感がある。石田ショーキチがエンジニアも兼ねていたため、録音はほぼ石田、ミックスではほかのエンジニアも起用しているが石田本人による曲もいくつかあり、ほぼバンドメンバーだけでレコーディングを完結できていたのも良かったようだ。
もっと置いてけぼりにされるような分かる人だけ分かるような事をやってるのかと勝手に思っていたんだけど、決してマニアックや自己満足になる事も無く、一定以上のメロディーの良さや聞きやすさもある。予想以上に好感触なアルバムだった。それだけに新譜リリースが8ヵ月程度の間で終了してしまい、10年近く経過して復活の兆しを見せるも本格始動に至らなかったのは改めて残念。
印象度★★★★☆
2017.6.29更新