きょうのできごと a day on the planet
ストーリー(公式より)
京都の大学院に進学する正道(柏原収史)の引越祝いに集まった6人の大学生たち。映画監督を目指している中沢(妻夫木聡)と恋人の真紀(田中麗奈)、同級生のけいと(伊藤歩)、大学の友人西山(三浦誠己)と坂本(石野敦士)、後輩かわち(松尾敏伸)。みんな、いろいろな思いを抱えて酔っぱらった…。そして、テレビの画面には、波打ち際に打ち上げられたクジラと、それを様々な思いで眺める人たちや、ビルとビルの間の壁に挟まって動けなくなってしまった若者(大倉孝ニ)とそれをなんとか救おうとする消防隊員(津田寛治)の姿が映し出されている…。
たった一日だけれども、ひとりひとりが胸の中にたくさんの思いを抱え、たくさんの出来事や、感情に出会っている。そして、夜が来て、また次の日の朝を僕たちは迎える…。
ポイント
・なんでもない1日の出来事を淡々と描いただけで大きな事件は何もない。
・全員関西弁
ただ若者たちのなんでもない日常を描いただけながらなぜか見終わった後にあったかい気分になれる青春群像劇。全員関西弁なのもほんわかムードが増していていい。映画のキャッチフレーズのような「うまく言われへんけど」という言葉通りうまく言われへんけどとてもいい映画であった。
妻夫木よりも柏原収史あたりのほうがいい味出していた気がする。田中麗奈は「ドラッグストア・ガール」よりも魅力的かもしれない。あと、最後のほうにしか出てこない最近テレビより映画出演が目立つ池脇千鶴の存在感もさすが。この映画はまた見たいなぁ。
印象度★★★★☆