ゴジラVSスペースゴジラ

94年12月公開。アメリカでのゴジラ制作が決定したため、20作目に当たる前作『VSメカゴジラ』を1年前倒しして40周年記念作品として終了させる予定だったがアメリカ版の制作が遅れまくったため急遽VSシリーズの継続が決定したとされている。1954年が1作目のため、94年公開の今作が本当の40周年作品である。前作までの主要スタッフは当時東宝がゴジラに並ぶ人気シリーズ化を目論んだ『ヤマトタケル』の制作に入っていたため、監督や脚本家はシリーズ初参加の人材が登用されている。このためVSシリーズの中でも異色の作風となった。音楽は服部隆之が担当している(メインテーマはいつものを使用)。エンディングで歌入りの主題歌がかかるのもVSシリーズで今作だけである。またVSシリーズ一貫してのサブヒロインだった三枝未希(小高恵美)が今作のみ正ヒロイン(クレジット2番手)となっている。

 

バース島に宇宙から飛来した謎の結晶体が突き刺さる。それは宇宙の彼方からやってくるスペースゴジラが放ったものだった。

G対策センターではメカゴジラに代わる新兵器MOGERAを用いての「Mプロジェクト」と、ゴジラに発信器を埋め込んで三枝未希(小高恵美)のテレパシーを介して操ろうという「Tプロジェクト」が同時進行していた。Tプロジェクトに反対していた未希だったが、『VSモスラ』で地球への隕石衝突回避のために宇宙へ旅立ったモスラが放ったフェアリーモスラとコスモスから地球に危機が迫っているとのメッセージを受け取りTプロジェクトを許諾。

一方でゴジラとベビーゴジラが成長したリトルゴジラが生息するバース島にはGフォースの新城(橋爪淳)と佐藤(米山善吉)がTプロジェクトのために先行して現地入り。バース島には既に単独で打倒ゴジラに燃えるGフォースの結城(柄本明)が滞在していて、血液凝固弾を使ってゴジラを仕留めようと機会をうかがっていた。

スペースゴジラの存在を察知したGフォースはMOGERAを宇宙へ送り込むが、あっさり撃退されてしまい、操縦不能になったMOGERAは宇宙の彼方へと…。なお明らかに乗組員もろとも宇宙の藻屑になったようにしか思えなかったが、持ち直して地球に帰還できたらしく乗組員も全員生存していた。

バース島では権藤千夏(吉川十和子)、大久保(斉藤洋介)といった頭脳担当も上陸。ゴジラが出現して早速Tプロジェクトが始動。作戦は成功し、一時的にゴジラを操ることに成功するが、スペースゴジラが迫った影響で操作不能になりTプロジェクトは失敗。結城も血液凝固弾を撃ちこむ事に失敗してしまう。

バース島に飛来したスペースゴジラは、リトルゴジラを一方的に苛め、到着したゴジラの攻撃はほとんど受け付けない無敵っぷりでリトルを守ろうとするゴジラを倒してしまう。リトルは結晶体に幽閉されてしまい、そのままスペースゴジラはどこかへ飛んで行ってしまった。

リトルとゴジラを心配して1人島に残った未希。未希を心配して新城と佐藤も島に残るが、何者かに未希が拉致されてしまう。新城と佐藤も追って帰国。千夏によれば作戦を外れた大久保が企業マフィアの手先だったという。大久保はゴジラを操って破壊を目論んでいたが、またしてもスペースゴジラの影響で失敗。そこに先行して大久保のアジトを調べていた結城と帰国して合流した新城と佐藤が乗り込んできて未希を助け出すことに成功。

スペースゴジラは何故か北海道から山形、大久保のアジト(場所不明だがたぶん東京付近?)を経由して、神戸、そして九州まで日本列島を縦断して福岡タワー周辺に結晶体を立てて臨戦態勢を整えた。

戻ってきた結城、新城、佐藤がMOGERAに乗り込みスペースゴジラ迎撃に向かうが、暴走した結城は現地に向かっている途中のゴジラへ進路を変更し、ゴジラを攻撃し始めてしまう。新城が気絶させ、ゴジラより先にMOGERAがスペースゴジラへ到達。とりあえずミサイル攻撃を開始するが全く効いている気配が無い上に、最初のスペースゴジラの光線の段階で計器が故障し始める始末。そんな脆い防御体制にも関わらず、突進して尖がった鼻でのドリル攻撃などという無謀な接近攻撃を展開したMOGERAはスペースゴジラの胸元に軽い穴をあけるものの光線の直撃を喰らって一時戦闘不能に。新城佐藤も気絶してしまったが、結城が目覚めたおかげで何とか逃げ切ることに成功。

入れ替わりで到着したゴジラが戦い始めるが、重力コントロールで空中に打ち上げられた挙句に吹き飛ばされるなどかつてないほどダイナミックにやられてしまい、全く歯が立たない。しかし明らかに周囲の結晶、そして福岡タワーを媒介にして肩の結晶に吸収してエネルギーを蓄えている様子のスペースゴジラを見たゴジラは結晶体攻撃へ作戦を変更。

ゴジラが熱線で攻撃してもバリアを貼るなど明らかに福岡タワーを守ろうとする防御主体の攻撃に切り替えたスペースゴジラを見た新城たちもスペースゴジラの特性を見抜き、MOGERAを分離させて福岡タワー倒壊のために動き出す。お前ら揃いも揃って福岡の象徴を…。MOGERAの分離作戦の効果もあって福岡タワーを倒壊させたものの、ゴジラとMOGERAの光線を両側から受けてもスペースゴジラは応えていない。モゲラはさらに強力なミサイルで肩の結晶を破壊。その威力は組み合っていたゴジラには直接当たっていないもののその余波だけでゴジラを弾き飛ばして一時気絶させるほどの破壊力だったが、スペースゴジラはまだMOGERAへ攻撃を連発。

いよいよ動かなくなってきたMOGERAだが最後の一撃でもう片方の肩の結晶も破壊したところで戦闘不能に。結城は新城佐藤を脱出させ、しっちゃかめっちゃかにボタンを押しまくって動かなくなっていたMOGERAをスペースゴジラへ特攻させた。肩の結晶も無くなりようやく弱ってきたスペースゴジラに対して目覚めたゴジラは通常時より強力な赤い熱線に切り替えて連続攻撃。ついにスペースゴジラは大爆発炎上するのだった。

 

小学4年生当時に劇場で見た時はそれなりに熱い展開だったように記憶していた。特に前作同様に最後に強力な赤い熱線で締めるという部分が熱かった。

ただ改めて見ると色々と雑だ。戦闘シーンが長いのはいいんだけどちょっとしつこすぎるし、色々と面白い部分が詰め込まれたドラマ部分はその影響なのかかなり圧縮されてしまっていて展開についていけない。特に大久保が裏切って未希を拉致してから救出するまでのくだり、はしょりすぎ

拉致された→急いで後を追うぞ→結城と合流して潜入直前とか場面飛びすぎ!結城のキャラも俳優柄本明の圧倒的存在感もあってシリーズ屈指の名キャラクターだったし、未希の初ヒロインにして初ロマンスの要素も盛り込まれていて人間ドラマも面白い要素があったのに詰め込みすぎて描ききれてないのは残念だ。

もしVSシリーズが続いていたら昭和シリーズ後半の二の舞(ゴジラが地球を守るHERO)になっていたかもしれないような兆候も感じるVSシリーズの中ではかなり変わった1作だと思う。これは前作は終わるつもりで作ったVSシリーズの集大成、次回作は今度こそ本当に最終回という立ち位置で制作されている中で、今作だけがシリーズ続投決定という状況で制作されたためだと思う。

今作ではスペースゴジラが地球を征服しようとする悪い奴と定義されているので(破壊ではなく「征服」とコスモスが言っている)、コスモスは地球を守ってくれと未希にお願い。すなわちゴジラが地球を守るために戦う事になる。これはVSシリーズで今作だけだ。実際にはスペースゴジラが一方的にケンカ売ってきてリトルを幽閉した挙句にトドメを刺さずにおとといきやがれとばかりに飛んで行ってしまったのでゴジラは自分自身のプライドとリトルのために戦うという構図にはなっているんだけど、こんな感じでシリーズを継続していったらいつの間にかゴジラは地球を守るために戦うみたいな流れにより傾いていたんじゃないかと思う。

リトルゴジラの造形に関しては…どうしてこう成長するんだ…というのは誰もが思う事で、まあマスコット的なかわいさを優先させた感じだろうか。結果的にベビーとジュニアが繋がっても、間にリトルを経由するのが謎すぎる事になってしまったが、シリーズ終了が決定していなければ別の進化も見れたかもしれない。いずれにせよ珍獣ミニラよりはちゃんとかわいらしい造形で親しみが持てるキャラだった。『FINAL WARS』で珍獣の方が復活して、こっちが無視された時は泣けたぜ…。

あと最後の教訓的メッセージ「このまま宇宙が汚されるなら同じ事が起こるかもしれない」「これは人類への警告だ」は笑うしか…。

それ地球環境でやるやつだろ。宇宙が汚れるってなんだよ。

 

登場人物のまとめ

新城功二(橋爪淳)
主人公。Gフォース隊員。劇中ではMOGERAの乗組員(Mプロジェクト要員)だったはずが何らかのミスでバース島任務(Tプロジェクトの補佐要員)へ飛ばされた事が匂わされているのみだが、設定によれば相方の佐藤が演習の集合時間と場所を間違えたのが原因とされている。Tプロジェクトでは佐藤と共にゴジラに発信器を撃ちこむことに成功。未希を心配してバース島に残るも謎の集団に襲撃されてフルボッコにされて未希をさらわれてしまう。あっという間に帰国した後は結城と共に救出作戦に参加したと思ったら、その足で本部に戻り、そのまま結城チームのメンバーとしてMOGERA乗組員に返り咲くなど忙しない1日を送る。暴走する結城を一撃で気絶させ(いわゆる「トンッ」)、メインオペレーターとしてMOGERAで戦闘を開始。結城に先に脱出させられてしまうが、逃げ遅れた結城を救出し、帰還。未希とも心を通わせた。

三枝未希(小高恵美)
今作ではサイキックセンター主任になり、シリーズ唯一のショートカット&ヒロイン。新城に反発しながらも淡いラブロマンスを繰り広げ、終盤ではかなり新城に心を許し、ラストカットでは手まで繋いでいる。基本的にテレパス使いだったが、新城が救出に登場した際には自身はベッドに縛り付けられたままベッドごと空中浮遊させるテレキネシスを発動。今までテレキネシスは出来なかったけど初めて出来たらしく、終盤でも新城とシンクロして新城を通して、MOGERAのハッチに挟まって脱出できなくなっていた結城を脱出させるなどさらに強力なテレキネシスを使用した。ラストではゴジラにつけっぱなしになっていた発信器をやはりテレキネシスで外した。

佐藤清志(米山善吉)
新城の相棒。明るくノリのいい性格ながら細かい気配りもできる優秀な相棒キャラ。ラストカットでは新城×未希、結城×千夏がそれぞれいい感じになっている真ん中で1人取り残され、やりきれなくなったのか去っていくゴジラに「俺との決着がついてないぞォォォ!!」と意味不明な事を叫びながら海へ突っ込んでいった。ドンマイ。

結城(柄本明)
バース島に最初からいたGフォースのはぐれ者。『VSビオランテ』で伝説の名言「薬は注射より飲むのに限るぜ!ゴジラさん!」を遺して殉職した権藤さんの親友という設定で、敵討ちのためにゴジラ打倒に燃えている。血液凝固弾を自作して「結城スペシャル」などと命名。ゴジラの脇の下が弱点であり、そこに撃ちこめば倒せるという独自の理論でもって作戦を展開していたが、本当にそんなんで効くのだろうか…。スペースゴジラ打倒のためのMOGERAメインパイロットとして麻生直々の頼みで呼び戻されるが、未希が拉致された際には独断で大久保のアジトを突き止めて動いていた。その後、MOGERAで飛び立つが、ゴジラが迫っていると知ると進路を変更してゴジラを攻撃。気絶させられ、目覚めた後は冷静に戦況を分析。今は協力してスペースゴジラを倒すべきだと判断して、ゴジラのサポートに回り、最後はゴジラを認めるような発言をしており、結城スペシャルを千夏に渡した。

権藤千夏(吉川十和子)
生物工学教授。伝説の名言「薬は注射より飲むのに限るぜ!ゴジラさん!」を遺して殉職した権藤さんの妹であり、結城の事を慕っている。基本的にはTプロジェクトに大久保と共同で参加している博士という立場だったはずだが、スペースゴジラ出現後は、スペースゴジラの出自を独自に推測説明。それによればビオランテが消滅した時に宇宙まで飛んで行ったG細胞及び宇宙へ飛んで行ったモスラに付着していたG細胞がブラックホールに飲み込まれ、ホワイトホールから放出された後に結晶生物を取り込んだり恒星爆発の影響で凶悪なモンスターになった、というVSシリーズの数々の怪獣出自設定の中でも練りきれてない感全開の適当すぎる設定だった。その流れで「スペースゴジラ」と命名したのもこの人。ラストでは地球環境のよくあるメッセージを宇宙に置き換えただけの「このまま宇宙が汚されるなら同じ事が起こるかもしれない」「これは人類への警告だ」などの迷言を残したのは兄へのリスペクトか。宇宙を汚すってどうやるんだ?更に博士の割に色々な免許を持っているらしく、ヘリやモーターボートを自ら操縦して福岡の戦場へ向かっている。

大久保(斉藤洋介)
進化生物博士。千夏と共にTプロジェクトを担当。当初は冷静に作戦を遂行していたが、スペースゴジラの接近でコントロールが乱れると取り乱して無理やり出力を上げた結果、機械を壊してしまう(未希は気絶)。さらには失敗したからさっさと帰国しようと言い出すなど、この辺りで既に千夏からは怪しがられていた。帰国後はGフォースから外れた事だけが明かされたが、実際に再登場した時は未希を拉致して海外のマフィアの方々とアジトでTHE 悪人になっていた。未希のテレパスのデータを解析したとか何とかで未希を使わずにテレパスを増幅させて再度ゴジラを操ることに成功。ご満悦だったが、またしてもスペースゴジラの接近で乱れると前以上に取り乱すなど同じ失敗を綺麗に繰り返してしまう。マフィアーズの皆さんは侵入してきた新城たちと銃撃戦を繰り広げていたが、大久保は新城たちの前には一切姿を見せずに一心不乱に火花吹きまくってる機械を直そうとしていた。そのままスペースゴジラ上空通過の際に漏れた光線で研究所ごと粉砕された。何気に主人公の前に立ちふさがって悪役ぶることすら出来ていない。

麻生(中尾彬)
前作からの続投。Gフォースの最高司令官。威厳と自信たっぷりだった前作から一転して、冒頭から早速、対ゴジラ用に開発していたMOGEARAをスペースゴジラに使うと言われて不満の色を示すがしぶしぶ従うなど終始苦虫をかみつぶしたようなやりきれない表情をしている。メカゴジラの失敗が相当応えているのか、偉い人が集まる会議でもほとんど何も発言せず、作戦もG対策センター長官の瀬川(佐原健二)の言いなりで、麻生が下したのは結城の起用くらいだった。福岡での本戦開始直前にスペースゴジラの結晶体の電磁波の影響で中継映像が全部飛んでしまったので、麻生始め、GフォースやG対策センター本部の人たちは戦闘経過を全く把握できず、中継が復活した頃にはスペースゴジラはいなくなっていたものの、ゴジラだけが残り、MOGERAは大爆発炎上していて残骸が残るのみという絶望的な光景が広がっていた。この時の麻生の心中といったら察するに余りある…。

兵藤(上田耕一)
前作からの続投。前作では兵器開発部門の主任だったが今作では麻生に続くGフォースのNo.2ポジションに出世。終始やりきれない表情の麻生とは対照的に活力にあふれているように見える。しかし何故か次回作では水族館の警備員に…。

コスモス(今村恵子、大沢さやか)
『VSモスラ』以来の登場。宇宙に飛びたったモスラが放った小型のフェアリーモスラから変身する形で登場。スペースゴジラの危機を伝えて、地球を救ってくれなどと呼びかけた。実体なのかフェアリーモスラ含めて映像的なものなのかは不明だが、未希の前にしか現れておらず、未希だけが存在を認知している。3度登場したが2度目の登場ではフェアリーのままだった。常に界王拳状態で赤く発光している。前作で1シーンだけ出てきた未希の後輩とは関係ない。

 

ゴジラとスペースゴジラ以外の登場怪獣

リトルゴジラ
ベビーゴジラが成長した姿。ベビーとも次のジュニアとも全く異なる愛らしい容貌になっており、結城曰く「何を喰ってるのか知らないがこんなにでかくなっちまいやがった」。結城に懐いており、前作で交流した未希へも懐いていた。動きもかわいらしいもので、スペースゴジラ襲撃時は逃げ惑い、到着したゴジラにしがみつくなど幼い子供のような動きを見せた。スペースゴジラに幽閉されたまま出番が無かったが、ラストでは未希のテレパシーを通じて未希と新城がバース島で元気にしているリトルを見ている。この際に泡状の熱線を習得している。また設定ではリトルゴジラという名前だが、劇中では誰もリトルとは呼んでいない。結城は「チビゴジ」(結城は略す癖があるのかスペースゴジラの事も「スぺゴジ」と呼んでいた)、未希は「ベビー」と呼んだだけ(未希は次回作で初めてリトルと呼んでいる)。

MOGERA
モスラのメカバージョンかと思ったらモグラみたいなロボット。1957年の映画「地球防衛軍」に登場したモゲラのリメイク版。Mobile Operation Godzilla Expert Robot Aero-typeでMOGERAということになっている。メカゴジラに代わるゴジラ対策兵器だったはずなのに何故か宇宙飛行能力まで兼ね備えており、スペースゴジラ迎撃で宇宙へ飛び立つ。スペースゴジラと1回交錯しただけで火花を吹き始めて、ほとんど何も出来ずに撃墜され、操縦不能になり乗組員の悲鳴と共に宇宙の彼方へとヘロヘロ飛んで行ってしまったので宇宙の藻屑になったと思われたが、無事に持ち直して帰還。パワーアップ修理を受けて、結城、新城、佐藤の操縦で福岡での決戦へ向かった。スペースゴジラの光線が強すぎるのか、相変わらずすぐに火花吹くわ攻撃しても全然効かないわで散々。一時戦闘不能になり離脱するが、中からちょっと配線いじっただけで復活。分離して福岡タワー破壊、再合体後はスペースゴジラの両肩の結晶を破壊するなどの大活躍を見せた。しかし防御を捨てて半ば捨て身で攻撃していたので、弱体化したスペースゴジラの光線でも喰らい続けた結果、戦闘不能に。最後は突進攻撃の末に大破し、ゴジラの赤い熱線の巻き添えで炎上した。すぐに内部が火花吹きまくっている上にメカゴジラ以上にボッロボロになって大破したのでどうにも弱っちいイメージがあったけど、ボロボロになってからも意外と持ち直していたり、メカゴジラのように完全に機能停止して動けません!みたいなトラブルも起こしていない。火花を吹くのは早いものの、意外と壊れない。何より1つ目の肩を破壊した際は組み合っていただけで直接喰らっていないゴジラが吹っ飛んで気絶までするほどだったので、対ゴジラ兵器としてはかなり優秀だったのかもしれない。

モスラ
『VSモスラ』でバトラに託されて世紀末の隕石衝突回避のために宇宙へ飛び立っており、宇宙を飛行しながらフェアリーを放って未希へメッセージを送った。

フェアリーモスラ
モスラが放った小型のモスラ。大量に放たれたように見えたが、未希の前にやってきたのは1体だけ。それも急に登場し、コスモスへ姿を変えてメッセージを伝えた。未希にしか見えない。

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★★★☆☆

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