SENSE
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | プロデュース | 備考 |
1 | I | 桜井和寿 | 桜井和寿 | 小林武史&Mr.Children | |
2 | 擬態 | 桜井和寿 | 桜井和寿 | 小林武史&Mr.Children | |
3 | HOWL | 桜井和寿 | 桜井和寿 | 小林武史&Mr.Children | |
4 | I'm talking about Lovin' | 桜井和寿 | 桜井和寿 | 小林武史&Mr.Children | |
5 | 365日 | 桜井和寿 | 桜井和寿 | 小林武史&Mr.Children | |
6 | ロックンロールは生きている | 桜井和寿 | 桜井和寿 | 小林武史&Mr.Children | |
7 | ロザリータ | 桜井和寿 | 桜井和寿 | 小林武史&Mr.Children | |
8 | 蒼 | 桜井和寿 | 桜井和寿 | 小林武史&Mr.Children | |
9 | fanfare | 桜井和寿 | 桜井和寿 | 小林武史&Mr.Children | 2nd配信シングル(着うた・着うたフルのみ) 初CD化 |
10 | ハル | 桜井和寿 | 桜井和寿 | 小林武史&Mr.Children | |
11 | Prelude | 桜井和寿 | 桜井和寿 | 小林武史&Mr.Children | |
12 | Forever | 桜井和寿 | 桜井和寿 | 小林武史&Mr.Children |
Brass Arranged by 小林武史&山本拓夫(7,9)
Orchestration Arranged by 小林武史&四家卯大(4,5,7,9,10,12)
リリースデータ
2010年12月1日 | 初登場1位 | 売上78.4万枚 | Produced by 小林武史 | トイズファクトリー |
メンバー
Vocal&Guitar | 桜井和寿 |
Guitar | 田原健一 |
Bass | 中川敬輔 |
Drums | 鈴木英哉 |
Keyboards | 小林武史 |
Mr.Children16thアルバム。08年12月の前作以降、一切CDのリリースが無く、09年12月に携帯配信限定で「fanfare」がリリースされたのみだったため、先行シングルCDなしの全曲初CD化によるアルバムとなり、シングルCD発売なしで発売されたのはデビューアルバム以来となった。「365日」がCMタイアップで以前から使用されていたり、ラジオで一部の曲がオンエア解禁になったり、ライブで事前に披露された曲があったりはしたが、発売日以外は収録曲、タイトルなどすべての情報が明かされず謎のままで11月29日になってようやく発表になるという戦略がとられ、TV出演はおろか雑誌でのインタビュー取材も一切受けないという姿勢がとられた。このため5作続いていたオリジナルアルバムでの連続ミリオンが途切れたが、それでも高い売上を記録し、1週目と2週目の売上分のみで2010年のO社年間アルバムチャート5位に滑り込んだ。
基本的にみんなが期待するミスチルらしい作品。ここ2作でのかなりポップだったり、かなり優しい作風に比べると、悩みもがいてるような感じの曲が少し目立つ印象。もうちょっとロックを聞きたいというリスナーの期待にもかろうじて応えつつも、初期テイストのポップソングもあるし、定番の超安泰バラード「365日」もあり優しいバラード曲への期待にも応えている。個人的には「擬態」と「fanfare」以外なかなか印象に残らず、「Prelude」もいいんだけどなんかちょっとアレンジにキレがない感じ…という感じで悪くは無いんだけど、なんか安定バラード以外の楽曲では攻めようとしているのに攻めきれていないという微妙なもどかしさが残る。ピアノストリングスの過剰さは前後のアルバムに比べればまあマシ…という程度。随所でピアノが幅を利かしているんだけど、そこに味付けでバンドを足していった感じになっててバンド全体にちょっと元気が足りない。結局発売前後の情報を出さないというイメージ戦略が最もインパクトのある"攻め"だったっという。この時点の小林武史&Mr.Childrenの制作体制で過去以上の攻めの姿勢をアルバム単位で示す事にはさすがに限界が生じてきてたのかなとも思う。
印象度★★★★☆