ANTENNA

No タイトル 作詞 作曲 編曲 備考
1 ANTENNA 大森元貴 大森元貴 大森元貴,花井諒  
2 Magic 大森元貴 大森元貴 久保田真悟(Jazzin' park),大森元貴 6/13先行配信
3 私は最強 大森元貴 大森元貴 Mrs. GREEN APPLE,伊藤賢 10thシングルC/W Adoへ提供 セルフカバー
4 Blizzard 大森元貴 大森元貴 大森元貴,陶山隼  
5 ケセラセラ 大森元貴 大森元貴 花井諒,大森元貴 4/25配信シングル
6 Soranji 大森元貴 大森元貴 大森元貴,EFFY 10thシングル 最高6位 売上2.6万枚
7 アンラブレス 大森元貴 大森元貴 大森元貴,山下洋介  
8 Loneliness 大森元貴 大森元貴 D&H,大森元貴  
9 norn 大森元貴 大森元貴 大森元貴,花井諒  
10 大森元貴 大森元貴 大森元貴,花井諒  
11 Doodle 大森元貴 大森元貴 大森元貴,山下洋介  
12 BFF 大森元貴 大森元貴 大森元貴,山下洋介  
13 Feeling 大森元貴 大森元貴 久保田真悟(Jazzin' park),大森元貴  

Strings & Horn Arranged by 伊藤賢(3)
Add.Strings Arranged by 須原杏(5)
Add.Horn Arranged by 小西遼(5)
Original Strings & Horn Arranged by 藤澤涼架(5)
Strings Arranged by EFFY(6)
Piano Arranged by 呉服隆一(13)

リリースデータ

2023年7月5日 初登場2位 売上26.0万枚 EMI RECORDS

メンバー

Vocal,E.Guitar,Chorus,Programming 大森元貴
E.Guitar 若井滉斗
Keyboard,A.Piano,Programming 藤澤涼架

Mrs. GREEN APPLE5thアルバム。ミニアルバム『Unity』から1年ぶり。オリジナルフルアルバムとしては3年9ヵ月ぶり。10thシングルから2曲、4月に配信された「ケセラセラ」を収録。10thC/W「フロリジナル」のみ未収録となった。前作『Unity』同様に3月には今作の発売が告知されていた。「Magic」を6月13日に先行配信。CD発売前日の7月4日に全曲配信を1日早く開始した。今作でもさらにCD売上を伸ばし、オリジナルでは今回も最高売上をあっさり更新、最高売上を更新中だったベスト盤『5』も5週目に抜き去り最高売上を更新、初の10万、20万突破となった。

通常盤はCDのみ(3300円)。
初回限定盤は「Documentary -- Episode 3 “ANTENNA”」収録DVD付属(4389円)。
完全生産限定BOXは「Documentary -- Episode 3 “ANTENNA”」がBlu-rayに変わり、オリジナルワイドTシャツ(フリーサイズ)、フィルム風クリアステッカー付属で価格が初回盤の2倍近くに跳ね上がる(8800円)。
FC会員受注生産限定“JAM'S BOX”は完全生産限定BOXの内容にさらに【大森元貴監修】フロントポケットミニショルダーバッグ、【若井滉斗監修】シューレース(2ペア) & ソックス セット、【藤澤涼架監修】チェンジングマグカップ、万年カレンダー 、ライドミラーキーホルダー、スマホショルダーストラップと大量のグッズが追加で付属してBOXの2.5倍に跳ね上がる(22000円)。
4種上位互換となっている…価格の跳ね上がり方がえげつな

フェーズ2以降に時間を費やし、3人体制になっての前作もまだミニアルバムで様子見なところもあったが、さらに1年かけてのフルアルバムとなり恐らくじっくり制作されたものと思われるが方向性はさらに拡散して自由度を増し、大森元貴の才能が爆発したような1作。先行リリースされている楽曲が続く前半は特に隙が無く、さほど回数は聞いていないのだが自然と耳に残っていた。アイドル系を除くと久々に聞き覚えのあるヒット曲が複数並んでいるオリジナルアルバムを聞いた感がある。後半以降も一定のキャッチーさを維持しつつ、様々なアレンジャーと組んでバンドの枠に捕らわれない自由な方向性になっていてマンネリ感もなく、飽きずに聞き通せる。一応ロックバンドっぽい曲もちょいちょいあるものの、基本的には打ち込み、電子音多用となっていて、最早残ったメンバー2人の存在感もほとんどない。というかギターとキーボードって大森とアレンジャーの担当区域でもあるし、若井・藤澤が一部自身の楽器のソロパートを考えただけで編曲がバンド名になる事は過去のインタビューで語っていたので、結局それが「私は最強」以外に無いという事はギターもキーボードも大森とアレンジャーの考えたフレーズをそのまま弾いている事になる。キーボードは打ち込みで済ませられるし、ギターは大森が弾いてしまえば最悪ライブ要員(レコーディング不参加)になっていてもおかしくない…。ベースドラムが行き場を失って離脱に至るのも納得だし、大森元貴の作る楽曲はとっくにバンドの領域には無いのだろう。これならソロの方がいいんじゃないかとは思うけど、仲間の存在が精神的支柱として必要なタイプなのかなと。

才能は爆発していて今がピークなのかまだ上があるのかも分からないくらい絶好調ではあるとは思う。ただその才能をバンドメンバーが成長しながら支えていく…やがてはもう少しアレンジに寄与したりというバンドとしての発展を期待していたので、フェーズ2以降アレンジャーと終始組むようになったここまでの流れからしてその可能性はもう無い、"バンド"として一丸となっての進化はもう無いのかなとは思った。

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印象度★★★★☆

2023.8.5更新

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