Attitude
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 備考 |
1 | InsPirATioN | 大森元貴 | 大森元貴 | ||
2 | Attitude | 大森元貴 | 大森元貴 | 大森元貴 | |
3 | インフェルノ | 大森元貴 | 大森元貴 | 大森元貴 | 3rd配信シングル 初CD化 |
4 | CHEERS | 大森元貴 | 大森元貴 | 大森元貴 | |
5 | Viking | 大森元貴 | 大森元貴 | 大森元貴 | |
6 | ProPose | 大森元貴 | 大森元貴 | 大森元貴 | |
7 | 僕のこと | 大森元貴 | 大森元貴 | 大森元貴 | 8thシングル 最高4位 売上1.5万枚 |
8 | 青と夏 | 大森元貴 | 大森元貴 | 大森元貴 | 7thシングル 最高14位 売上2.2万枚 |
9 | クダリ | 大森元貴 | 大森元貴 | 大森元貴 | |
10 | lovin' | 大森元貴 | 大森元貴 | Mrs. GREEN APPLE | |
11 | Ke-Mo Sah-Bee | 大森元貴 | 大森元貴 | 大森元貴 | |
12 | ロマンチシズム | 大森元貴 | 大森元貴 | 大森元貴 | 9thシングル 最高9位 売上1.3万枚 |
13 | 嘘じゃないよ | 大森元貴 | 大森元貴 | 大森元貴 | |
14 | How-to | 大森元貴 | 大森元貴 | 大森元貴 | 9thシングルC/W |
15 | Soup | 大森元貴 | 大森元貴 | 大森元貴 | |
16 | Circle | 大森元貴 | 大森元貴 | 大森元貴 | |
17 | Folktale | 大森元貴 | 大森元貴 | 大森元貴 | 8thシングルC/W |
Strings Arrange:Effy(1,2)、山下洋介(8,13)
Fiddle Arrange:山下洋介(5)
Strings & Trumpet Arrange:伊藤賢(7)
Add.Strings Arrange:須原杏(15)
Add.Piano Arrange:山下洋介(16)
リリースデータ
2019年10月2日 | 初登場4位 | 売上8.5万枚 | EMI RECORDS |
メンバー
Vocal,E.Guitar,Chorus,Programming,Breath,Windchime | 大森元貴 |
E.Guitar,A.Guitar,Banjo Guitar,Cabasa | 若井滉斗 |
Drums,Shaker,Bongo,Windchime | 山中綾華 |
A.Piano,E.Piano,Programming,Flute | 藤澤涼架 |
E.Bass | 野清宗 |
Mrs. GREEN APPLE4thアルバム。前作から1年半ぶり。前作以降の3シングル表題曲3曲、C/Wから2曲、配信シングル1曲を収録。これまで編曲も全て大森元貴名義だったが今作では「lovin'」のみ編曲がMrs. GREEN APPLEとなった。初回盤は「Attitude」「インフェルノ」「CHEERS」「lovin'」のMusic Video、アルバムメイキング、「 僕のこと(合唱Version & Making)」、「The Document of “2019 大港開唱 Megaport Festival” in 台湾」、「The ROOM TOUR」 at NHKホール on 4th July, 2019より9曲のライブ映像を収録したDVD付。3位を記録した前作から順位は下がったが、初動売上だけで前作売上を突破し、今作でも最高売上を更新した。
今までよりも曲数が多いため初の1時間越えにはなっているがそれでも3分台の曲が大半を占めていて17曲で62分。そんなに長くは無いもののさすがに曲数が17曲に及ぶと少し最後の方はまだあるのかと思ってこなくもない…。今作も電子音を取り入れたバンドサウンドを基本としつつ、ブラスやストリングスも交えて華やかで明るい雰囲気の楽曲が並ぶ。シングル曲で少し新たな一面が見えてきたように感じていたが、アルバムでも押せ押せの若さ任せの勢いだけではなくある程度落ち着いた部分も見えてきた。パッと聞き華やかではあるんだけど歌詞の面ではこれまでよりも迷いや苦悩なんかも滲み出てきているし、スケールも大きくなってきているように感じた。「青と夏」なんかはまさかに若者が歌う青春ソングといった装いだったけど、「僕のこと」「ロマンチシズム」では単純な好き嫌いの恋愛観に留まらない広義の愛を歌っている。彼らは最早世代が異なっていてリアルタイムに共鳴できるような世界観では無いんだけど、1作ごとの成長の感じなんかが4thアルバムらしい4thアルバムというか1作1作着実に進んでいる感じが続いていてそこが好印象。
あと若者は最早CDを買わない、再生機もPCも持っていないみたいに括られがちだが、どう考えても彼らより年齢が上の世代がそんなに中心を占めているとも、コアな年配のロックファンがついているような様子も無く純粋に若者がファンの中心層と思われる彼らが連続でCD売上をきちんと上昇させているという事実も興味深い。次世代バンド的な扱いは続いているもののそんなに扱いが良くなっているわけでもないので4作目にしてまだ前作初動突破はけっこう驚いた。
「lovin'」だけ初のバンド名義の編曲になっているのが特筆すべき点だが、常日日頃編曲まで大森単独名義という事は大森が持ってくる楽曲の原型がいわゆる弾き語りとか簡易打ち込みのデモとかそういうレベルではなく、最初からアレンジが完成されていて後はどこをメンバーの生演奏に差し替えるとかそういう状態なのかなと思っていたので、ここでバンド名義になったという事は「lovin'」はスタジオでメンバーがやり取りしながらアレンジを練ったという事なのだろうか。まあそんなに他の曲と何か違うかというと…あからさまな打ち込みや外部音を使わずに5人のバンドサウンド中心のアレンジになっているとはいえそういう曲は他にもあるのでそんなに違いは感じないんだけど和気あいあいとした曲調ではあるのでここぞという感じはあるかも。
印象度★★★★☆
2019.12.22更新