ENSEMBLE
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 備考 |
1 | Love me,Love you(ENSEMBLE Version) | 大森元貴 | 大森元貴 | 大森元貴 | 6thシングル 最高19位 売上1.1万枚 |
2 | PARTY | 大森元貴 | 大森元貴 | 大森元貴・ 山下洋介 |
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3 | WanteD! WanteD! | 大森元貴 | 大森元貴 | 大森元貴 | 5thシングル 最高13位 売上1.3万枚 |
4 | アウフヘーベン | 大森元貴 | 大森元貴 | 大森元貴 | |
5 | はじまり feat.キヨサク from MONGOL800 | 大森元貴・ キヨサク |
大森元貴・ キヨサク |
大森元貴 | |
6 | They are | 大森元貴 | 大森元貴 | 大森元貴 | |
7 | WHOO WHOO WHOO | 大森元貴 | 大森元貴 | 大森元貴 | 配信シングル 初CD化 |
8 | スマイロブドリーマ | 大森元貴 | 大森元貴 | 大森元貴 | |
9 | SPLASH!!! | 大森元貴 | 大森元貴 | 大森元貴 | |
10 | REVERSE | 大森元貴 | 大森元貴 | 大森元貴 | |
11 | Coffee | 大森元貴 | 大森元貴 | 山下洋介・ 大森元貴 |
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12 | On My MiND(Album Version) | 大森元貴 | 大森元貴 | 大森元貴 | 5thシングルC/W |
13 | どこかで日は昇る(Album Mix) | 大森元貴 | 大森元貴 | 大森元貴 | 4thシングル 最高13位 売上0.6万枚 |
Horn Arrange:伊藤賢(1)
Strings&Horn Arrange:伊藤賢(4)、中西亮輔(6)
Piano Arrange:片木希依(4)
Strings Arrange:山下洋介(5)、中西亮輔(13)
リリースデータ
2018年4月18日 | 初登場3位 | 売上2.8万枚 | EMI RECORDS |
メンバー
Vocal,E.Guitar,A.Guitar&12 Strings Guitar,Chorus,Programming | 大森元貴 |
E.Guitar,Banjo | 若井滉斗 |
Drums,Conga,Shaker,Tambourine,Taiko | 山中綾華 |
Keyboard,A.Piano,Programming,Flute | 藤澤涼架 |
E.Bass,Contrabass | 野清宗 |
Mrs. GREEN APPLE3rdアルバム。2年3ヵ月ぶりのアルバム。前作以降の3シングル、C/Wから1曲を収録。また17年12月(5thと6thの間)にリリースされていた配信シングル「WHOO WHOO WHOO」が初CD化で収録された。初回盤は「ENSEMBLE 13 Movies Collection with Member's Audio Commentary」「The Making of“PARTY”」を収録したDVD付。シングル売上が1万枚を越えるようになり、今作も前作10位に続く2作連続トップ10入り、初のトップ3入りを果たし、売上も更に上昇した。
ドラマ『僕たちがやりました』OPに起用された「WanteD! WanteD!」が出世作となり、トップ10入りは果たせなかったがシングルでの初の1万枚突破を果たした。今作のリリース前に放送された『HEY!HEY!NEO!』の若手バンド特集、『ミュージックステーション』での若手バンド枠に相次いで出演した際には最新作である「Love me,Love you」ではなく、2番組とも「WanteD! WanteD!」が披露され、結果的に今作へのリード曲のように扱われた。
一応ドラマを見ていたのでこの「WanteD! WanteD!」が初めて聞いた曲になるんだけど、典型的なイマドキの高速電子音攻めなサウンドであまり興味を抱けなかったのでそのタイミングではスルーしていた。結果的には現時点での彼らのシングルの中で最も電子音まみれなのがこの曲だったようだ。先行シングル「Love me,Love you」ではブラスを前面に出したブラスポップに挑んでいたが、今作では前作での電子音攻め一辺倒に近い状況から方向性を拡散。ブラスを取り入れたのは「Love me,Love you」だけだったが、前半の多彩さはカラフルで聞きごたえがある。1st寄りの電子音控えめでバンド感強めの曲もあれば、ピアノサウンドをフューチャーした「アウフヘーベン」、モンパチと共作した「はじまり」など電子音攻めに頼らない適度な新鮮さがあるし、そういった前半の流れの中に配置された「WanteD! WanteD!」は電子音攻めもまた数あるバリエーションの1つとして聞けて印象が上がった。前半は思った以上の進化に驚いた。
一方中盤以降も前2作以上の幅広さを見せてはいるんだけど電子音中心を軸としたバリエーションなので前半の鮮やかさに比べるとそこまででもない。ただここまでのバンドのメインイメージである電子音を多用したアップナンバー中心(聞かせるバラードもある)という期待にはしっかり応えていて、逆に前半の変貌ぶりについていけないリスナーにはこちらの方がらしさを感じられると思う。
そんなわけで1作ごとにそれぞれ方向性を変えてきて変化と成長、変わらない部分も示した充実の3枚目。まだまだ劇的な進化が期待できそうだ。
印象度★★★★☆
2018.7.7更新