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Add.Arrange:中西亮輔(6)

リリースデータ

メンバー

Mrs. GREEN APPLE1stアルバム。2014年にライブ会場限定で初の作品を発表後、2015年にインディーズでミニアルバム『Progressive』をリリースし、15年7月にミニアルバム『Variety』でメジャーデビュー。12月に初のシングル「Speaking」をリリースして年明けに今作が発売された。インディーズ含めても初のフルアルバムとなる。初のトップ10入りを記録。初回盤は120分に及ぶ「12のSpecial映像集」(全曲解説や、メンバー個人のチャレンジ映像、メイキング、ドキュメント、オフショット映像)を収録したDVD付。

若さ溢れるアップテンポ中心の爽快なポップロックアルバム。奇をてらうよりも明るくまっすぐ、しかし今風の打ち込みも適宜導入しているため昔ながらのロックバンドというよりは今の若手ロックバンドという感じがする。作詞作曲どころか編曲まで1人で手掛ける大森元貴は当時19歳だったが、ありがちな君が好き系のラブソングは全く書かずに、聞き手や自分自身へ向けてのメッセージソングを得意としているようで、これまた夢は叶うよ的な使い古された言葉が並ぶわけでもなく、よくありがちな年下のリスナーたちへ向けてみたいな感じもなくて本当に等身大っぽい。楽曲自体は勢い重視だが歌詞はもう少し考えた上での言葉が並んでいるので大森元貴のソングライティングというのは最大の魅力だと思う。同世代の頃に聞いていたらもっとハマっていたかもしれない。

先に2ndを聞いていたので、今作は電子音の導入が控えめでまだバンドサウンドがだいぶメインになっているなとも感じた。正直最初から電子音全開だと思っていたのでこれは意外だった。今作はサウンドの幅はあまり広くは無いが、電子音がキンキンした感じがあまりないので、その点の聞きやすさでは今作の方が個人的には良かった。

初回盤DVD付　　通常盤　

印象度★★★★☆

2018.5.31更新

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