The White Lounge in CINEMA-Original Soundtrack-

No タイトル Original Arrange 収録作品
1 The White Lounge 書き下ろし楽曲
2 Folktale(The White Lounge Version) 8thシングルC/W、4thアルバム『Attitude』収録曲
3 君を知らない(The White Lounge Version) 4thミニアルバム『Unity』収録曲
4 ダンスホール(The White Lounge Version) 4thミニアルバム『Unity』収録曲
5 ツキマシテハ(The White Lounge Version) 3rdシングル『In the Morning』C/W
6 Coffee(The White Lounge Version) 3rdアルバム『ENSEMBLE』収録曲
7 ニュー・マイ・ノーマル(The White Lounge Version) 配信シングル、4thミニアルバム『Unity』収録曲
8 PARTY(The White Lounge Version) 3rdアルバム『ENSEMBLE』収録曲
9 春愁(The White Lounge Version) 6thシングル『Love me,Love you』C/W
10 Just a Friend(The White Lounge Version) 2ndアルバム『Mrs. GREEN APPLE』収録曲
11 Attitude(The White Lounge Version) 4thアルバム『Attitude』収録曲
12 Feeling(The White Lounge Version) 5thアルバム『ANTENNA』収録曲
13 ケセラセラ(The White Lounge Version) 配信シングル、5thアルバム『ANTENNA』収録曲
14 Soranji(The White Lounge Version) 10thシングル、5thアルバム『ANTENNA』収録曲
15 The White Lounge-reprise- 書き下ろし楽曲
16 フロリジナル(The White Lounge Version) 10thシングルC/W

リリースデータ

2024年9月23日(配信限定) 初登場2位 売上0.4万DL EMI RECORDS

メンバー

Vo 大森元貴
Gt 若井滉斗
Key, Fl, Picc 藤澤涼架
 
Bs 森夏彦
Dr 神田リョウ
Vn 須原杏
Vc 林田順平
Tp 真砂陽地
Sax 小西遼
Key 兼松衆

Mrs. GREEN APPLEサウンドトラックアルバム。配信限定2023年12月〜2024年3月まで行われたファンクラブ限定ツアー「Mrs. GREEN APPLE 2023-2024 FC TOUR “The White Lounge”」を映画化した『Mrs. GREEN APPLE // The White Lounge in CINEMA』が9月13日に公開され、公開から10日後にサウンドトラックとして配信された。実質的にはライブアルバムとなる。当初から「通常のライブとは異なるコンセプトライブ」とされ、観客には「ネタバレ禁止」、白いアイテムを身につけての来場を呼び掛ける「ドレスコード」が設けられ、ライトバンド等の光るアイテムの使用禁止、着席での観覧が指示するなど徹底されていた。その実態はパフォーマー10名が参加したミュージカル調の音楽劇で通常はボーカルとギターを兼任している大森元貴はギターを弾かずにボーカルのみに専念してパフォーマーと共にダンス/パフォーマンスを披露。演奏はメンバーとベース、ドラム、バイオリン、チェロ、トランペット、サックス、キーボードの大所帯の編成で全曲がリアレンジされた。「The White Lounge」はツアー用の書き下ろし楽曲。

今作は基本的に映画(ライブ映像)からストーリー部分を除いた楽曲部分を全曲収録しているライブ音源と思われるが、ライブ感のある演奏に対して観客の歓声や拍手が一切入っていない。光るアイテム使用禁止で着席指定の音楽劇なのでそもそもに全編通してストーリーが展開している途中で声を上げたり手拍子したりする行為は映画の上映中に声を上げるのと同じ迷惑行為という空気になっていたのか、多少は入っていたものを編集で消しているのかは不明。

一部ストーリーの台詞が曲中に入っている曲があり、唐突に演劇調の台詞が挟まされても前後が無くて全く意味が分からない事にはなるものの、全体には今作単体では無観客もしくはスタジオライブによるリアレンジ作品として聞ける。バンド+管弦を加えた生音編成なので、通常時の電子音が無く、ピアノとブラスとストリングスを中心にしたややシンフォニック寄りのリアレンジが多い。華やかに盛り上がる部分もあるけど、高揚感を煽るようなシンセが使用されていないのでぎらつきが削ぎ落とされた原曲よりも柔らかく優しい雰囲気。ギターはあまり目立たないものの、ピアノの音色は多用されており藤澤涼架はこれかなり演奏面で大活躍しているんじゃないだろうか(キーボードはサポートもいるので聞こえる鍵盤音全て藤澤涼架ではない)

公演の詳細なオフィシャルレポートが公開されていて1曲ごとにどのようなパフォーマンスだったのか、そしてどのようにリアレンジされているのかの解説まで丁寧に書かれているので、今作の親切なライナーノーツとしても活用できる。

印象度★★★☆☆

2024.10.6更新

※Amazon Musicで視聴。

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