アイデンティティー

No タイトル 作詞 作曲 編曲 備考
overture akko 近田潔人    
イニシャル akko 小林武史 小林武史 21stシングル 最高47位 売上0.2万枚
spell akko 前田啓介 前田啓介  
dreamy success akko 松浦友也 安達練 19thシングル 最高80位 売上0.2万枚
ラビリンス akko 小林武史 小林武史 20thシングル 最高60位 売上0.2万枚
想いのかけら akko 松浦友也 西川進  
悲しきパペット akko 堀込高樹 中島ノブユキ  
chutes and ladders akko アキタノブオ 近田潔人  
jelly fish akko 堀込泰行 森俊之 19thシングルC/W
10 あふれる(album ver.) akko 小林武史 小林武史 18thシングル 最高39位 売上0.6万枚
11 くちびる akko 森俊之,古川昌義,akko 森俊之,古川昌義 19thシングルC/W
12 愛と平和 akko 松浦友也,akko 近田潔人  
13 雨フリのち神なり akko 近田潔人 近田潔人  
14 アイデンティティー akko 小林武史 小林武史  

※シングル200位以内データ

リリースデータ

2008年5月1日 初登場35位 売上0.8万枚 avex trax

メンバー

Vocal akko

My Little Lover7thアルバム。07年頃から小林武史と一青窈が不倫していると報じられるなどしていたが、08年1月にakkoと小林武史が正式に離婚。事務所の社長と所属アーティストという音楽関係は今後も続くと発表し、それを証明するかのように前作では数曲演奏参加のみだった小林武史がシングル曲、アルバム表題曲など重要な部分に全面参加している(作編曲していない楽曲では「overture」のプログラミングを担当)。「ラビリンス」「イニシャル」「アイデンティティー」はそれぞれ過去現在未来の3部作とされており、シングル2作から今作まで3ヵ月連続リリースされた。DVD付にはこの3シングルのPVが収録されている。作家陣ではレミオロメンの前田啓介、キリンジの2人が参加。また作家と連名ながらakkoが作曲にも参加した。今作の発売はデビュー記念日であり、これに合わせてトイズファクトリー時代の全アルバムがエイベックスから再発されている。

序盤は非常に良い。前作は少しポップな方向に行き過ぎている感もあったが、今回は2ndアルバム頃をうまくなぞっている感じで聞いていてワクワクするようなポップな曲が続々と飛び出す。「イニシャル」はこの時期の小林武史としては随分初期っぽい作風である(あくまで「っぽい」だけであの頃ほどの多彩さも緻密さも無い)。「ラビリンス」までは初期には及ばずともだいぶあの頃のマイラバと今のマイラバが融合していて、こういうのが聞きたかった!と少し感動したのだが…。「ラビリンス」以降は延々とゆったりした作風が続き、一気に失速していってしまう。14曲もあるのもこの作風では長すぎる印象で「あふれる」辺りでもうお腹いっぱいだ。個別ではどれも悪くは無いし、いかにもマイラバっぽい作風ではある。だけどやはり「っぽい」だけでどこか物足りない。また今作では何故かストリングスが1曲も使用されていない。特に小林武史の楽曲ではもっと全面的に四家卯大のストリングスを展開させたい的なアレンジになってるんだけど、申し分程度にシンセで代用している程度。重厚に鳴らしたそうなところが常にポッカリ空いているような印象も受ける。これはakkoの意向なのだろうか?

B0015RAYG2DVD付  B0015RAYGCCDのみ 

印象度★★★☆☆

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