The Waters
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 備考 |
1 | THE WATERS | 小林武史 | 小林武史 | 小林武史 | 新曲 |
2 | STARDUST(version 2) | 小林武史 | 小林武史 | 小林武史 | 3rdアルバム『NEW ADVENTURE』収録曲 別バージョン |
3 | ランデブー | AKKO | 小林武史 | 小林武史 | CD付フォトエッセイ『Private eyes Rough Mix』収録曲 10thシングル『空の下で』C/W |
4 | Tokyo Tower(version 2) | AKKO | 小林武史 | 小林武史 | CD付フォトエッセイ『Private eyes Rough Mix』収録曲 別バージョン |
5 | ロンリーハート | 小林武史 | 小林武史 | 小林武史 | 新曲 |
6 | listen(version 2) | AKKO | 小林武史 | 小林武史 | 9thシングル『Private eyes』C/W 別バージョン |
7 | STARDUST(version 3) | 小林武史 | 小林武史 | 小林武史 | 3rdアルバム『NEW ADVENTURE』収録曲 別バージョン |
8 | 無音(7秒) | ||||
9〜13 | 声(7秒ずつ) | ||||
14 | Sign of Thursday〜hidden track〜 | 小林武史 | 小林武史 | インスト(14分半) | |
15〜20 | 声+ピアノ(14秒ずつ) | ||||
21 | Sign of Thursday〜hidden track〜 | 小林武史 | 小林武史 | 別のインスト(3分程度) | |
22〜27 | 声(21秒ずつ) | ||||
28 | STARDUST | 小林武史 | 小林武史 | 小林武史 | 3rdアルバム『NEW ADVENTURE』収録曲 別バージョン 未表記 |
リリースデータ
1998年12月3日 2008年5月1日(再発) |
初登場10位 | 売上8.4万枚 | Produced by 小林武史 | TOY'S FACTORY avex trax |
メンバー
Vocal | AKKO |
Guitar | 藤井謙二 |
Keyboard | 小林武史 |
MY LITTLE LOVER企画ミニアルバム。special issue #2 album and photobookとされている。未発表の新曲2曲を含む既存曲の別バージョンを収録。表記上は7曲目の後は「?」として「Sign of Thursday〜hidden track〜」と書かれているのみだが、実際には短い声のみのトラックが大量収録されており、合間に長いインストが収録されている。最終トラックである28曲目に表記には無い「STARDUST」の別のバージョンが収録されている。またphotobookとあるようにブックレットが48ページあり、写真集のようになっている。前作以降シングルもリリースされておらず、何だかよく分からなかったせいかさすがに売上は大幅に低迷した。98年には3作のアルバムが発売されるなど精力的な活動を展開したが、特に宣言も無く今作を最後に活動休止に突入。99年にはAKKOの第二子出産も重なって00年いっぱいまで音沙汰がなく、活動再開は01年だった。当時は特殊ジャケットだったが、08年にはエイベックスから再発された際は例によって通常ケース仕様になっている。
ミニアルバムだが収録時間は70分ちょうど。7にこだわっており、7曲目が終了すると隠しトラックに突入し、7の倍数のトラックになると曲が入っており、そこまでを繋ぐトラックも7秒、14秒、21秒と7の倍数で構成されている。この7縛りに何の意味があるのかは不明だが、マイラバというより小林武史の実験作の極致。「STARDUST」だけで4回も出てくるのでこの曲の世界観を拡大した実験作と捉えることが出来る。冒頭の7曲はマイラバのイメージとは異なるが、『NEW ADVENTURE』を経ていればそこまで違和感の無いやや重めの楽曲が並んでいてややロック色が強めだ。別バージョンということでイマイチどこが変わったのかよく分からない曲もあるが歌が解体されるような典型的なリミックスではなく、普通のミニアルバムとして楽しめる。原曲の「STARDUST」はドラムが打ち込みだったがversion 2ではドラムを生に差し替えているので個人的にはversion 2の方が好きだったりもする。以降の隠しトラックはほとんど意味不明だし、曲調が移り変わる14曲目なんかはひたすら長いだけ、ようやくたどり着く「STARDUST」はほぼ原曲と同じだが、後半は長いインストに変更されているので何とも言い難い。正直後半は意味不明な作品ではあるが、7曲目までは普通の作品として聞けるし、別バージョンに興味が無くても「THE WATERS」は今作のみ、「ランデブー」もアルバム収録は今作のみだったりするし、「STARDUST」が好きな人なら聞いておいて損は無いと思う。
印象度★★★☆☆