Topics
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 備考 |
1 | Topics | 小林武史 | 小林武史 | 小林武史 | |
2 | 新しい愛のかたち | 小林武史 | 小林武史 | 小林武史 | 13thシングルC/W |
3 | 未来ボリビア | 小林武史 | 小林武史 | 小林武史 | |
4 | 日傘〜japanese beauty〜 | 小林武史 | 小林武史 | 小林武史 | 14thシングル 最高23位 売上2.3万枚 |
5 | 赤いグライダー | 小林武史 | 小林武史 | 小林武史 | |
6 | アスプレイ〜晴れた日の空に〜 | 小林武史 | 藤井謙二 | 小林武史 | |
7 | BABEL'S TOWER | 小林武史 | 藤井謙二 | 小林武史 | |
8 | Like an onion | 小林武史 | 小林武史 | 小林武史 | |
9 | 午後の曳航 | 小林武史 | 小林武史 | 小林武史 | |
10 | shooting star〜シューティングスター〜 | 小林武史 | 小林武史 | 小林武史 | 13thシングル 最高13位 売上5.2万枚 |
11 | アシタ | 小林武史 | 小林武史 | 小林武史 | |
12 | その問題 | 小林武史 | 小林武史 | 小林武史 | |
13 | A wonderful life | 小林武史 | 小林武史 | 小林武史 |
リリースデータ
2001年5月16日 2008年5月1日(再発) |
初登場4位 | 売上8.1万枚 | Produced by 小林武史 | TOY'S FACTORY avex trax |
メンバー
Vocal | AKKO |
Guitar | 藤井謙二 |
Keyboard | 小林武史 |
MY LITTLE LOVER4thアルバム。98年を最後に活動休止となり、この間にAKKOは第二子を出産している。01年1月に『The Waters』から実に2年2ヶ月ぶりに「shooting star〜シューティングスター〜」がリリースされ活動を再開。大きなブランクもあり、ドラマタイアップだった「shooting star〜シューティングスター〜」でもトップ10入りを逃し、今作も順位こそ上げたものの『The Waters』を下回っている。また12月にベスト盤『Singles』を最後に藤井謙二が脱退するため、藤井在籍時最後のオリジナルアルバムとなる。その藤井は今回2曲を作曲しているが、逆にAKKOの作詞参加が1曲も無い。当時はM.Childrenの『DISCOVERY』や『Q』と同様のデザインのスリーブケース&特殊ケース(通常プラケースよりやや長め)だったが、08年のエイベックスからの再発の際は通常ケースになっている。
久々のマイラバということで、実験を展開することは無く、王道的なポップスが並んでいる。どの曲も入魂の出来で非常にまとまった1作。しかしキラーチューン不在であり、全体の印象が以前に比べると圧倒的に地味だ。けっこう藤井のギターが存在を主張したロックな曲も多く、バラードばかりではないのだが、勢い不足というか暗くて地味なのは初期のような煌めきが全くないからだと思う。無いからダメというのではなく、これはこれで何度も聞ける味わい深さがあり、時代に左右されない初期とは違う傑作がまた1つ出来上がったという印象。また今作ではストリングスが一切クレジットされていない。それっぽい音が鳴っている曲もあるがキーボードで代用しているようで、以前のように管楽器を多用する事も無くこれも1曲のみ。逆にほとんどの曲にドラムが入っており、基本はバンドサウンドになっている。ストリングスなしの小林武史なんて、数年後には想像ができなくなるがこんな時代もあったのである(個人的には小林武史がポップスの天才だったのはここらあたりまでで後はピアノストリングスが重厚になっていくだけだと感じている)。藤井謙二のギターもかなり大活躍しており、藤井がこれで脱退してしまったというのはあまりにも大きな痛手だ。今作以降、ギタリストを失った上に小林武史がSalyuに注力していく事もあって地味化が加速していってしまう。3人時代最後のこの作品が終着点で、ここから先はまた別物という気がする。
印象度★★★★☆