Chapter 1

No タイトル 作詞 作曲 編曲 備考
1 Hi Five Shusui Takuya Harada/STEVEN LEE/Drew Ryan Scott Takuya Harada 2ndシングル 最高3位 売上5.7万枚
2 交差点 海老根祐子 SHIKATA&REO REO  
3 XOXO(キスハグ) Pegasus Samuel Wearmo/Chris Wahle/Didrik Thott Chris Wahle  
4 Missing Piece MONA Claes Andreasson/Torbjorn Wassenius Claes Andreasson/
Torbjorn Wassenius/
Mikael Erlandsson
1stシングル 最高2位 売上7.6万枚
5 舞い、恋 岩田秀聡 岩田秀聡 岩田秀聡/永野大輔  
6 アイオライト Komei Kobayashi Kim Edvard Bergseth/Tom Hugo/
MiNE/Atsushi Shimada
Atsushi Shimada  
7 僕たちのBirthday 鈴木静那 Takuya Harada/Joakim Bjornberg/
Christofer Erixon
Takuya Harada  
8 おやすみ MiNE Fredrik"Figge" Bostrom/Atsushi Shimada Atsushi Shimada 通常盤のみ収録
9 Hustler Pegasus Andreas Ohrn/Henrik Smith/Andreas Oberg Andreas Ohrn/
Henrik Smith/
通常盤のみ収録
10 Get Up! KOMU CHOKKAKU/Takuya Harada/Samuel Wearmo CHOKKAKU 3rdシングル 最高4位 売上4.1万枚
11 悪魔な恋(Album ver.) ma-saya Andreas OMagnus Funemyr/
Emil Gotthard/SHIROSE/GASHIMA
y@suo ohtani 中山優馬 w/B.I.Shadowのシングルをソロでリメイク
12 奇跡、見つけに 中山優馬 Shusui/Samuel Wearmo Samuel Wearmo 通常盤のみ収録
13 In The Name of LOVE 中山優馬 CHOKKAKU/川口進/
Christofer Erixon/Joakim Bjornberg
CHOKKAKU  

リリースデータ

2014年11月26日 初登場8位 売上1.1万枚 ジャニーズ・エンターテイメント

中山優馬1stアルバム。結果的に唯一のアルバム。2009年に中山優馬 w/B.I.ShadowNYC boysの両A面シングル『悪魔な恋/NYC』でデビュー。中山優馬 w/B.I.Shadowは1作限りで消滅中山優馬 w/B.I.ShadowにHey!Say!JUMPの山田涼介、知念侑李を加えたのがNYC boysでこちらは当初期間限定ユニットとしていたがboysに該当する4人(B.I.Shadowと同じ4人)がリストラされて3人組NYCとして存続し、2010〜2012年にシングル5枚を発売。2009年はNYC boys、2010年〜2012年にかけてはNYCとして4年連続紅白にも出場した。2012年10月に「Missing Piece」でついにソロデビュー。2012年の紅白にはNYCで出演したがソロデビューに伴いNYCも自然消滅し、ソロで3作リリース後に今作が発売された。ソロデビュー以降の3シングルを収録。NYCboys、NYCの楽曲は全てアルバム未収録のままとなり、「悪魔な恋」はソロでリメイクしたAlbum ver.として収録された。

w/B.I.Shadowboysに該当する1回限りで切り捨てられたメンバー4人は後にSexy Zone(中島健人、菊池風磨)、SixTONES(松村北斗、地優吾)としてデビューしている。

初回盤は全10曲仕様で「SHORT FILM 交差点 & MAKING」を収録したDVD付。
通常盤はアルバム途中に「おやすみ」「Hustler」「奇跡、見つけに」の3曲を追加収録した全13曲仕様。
ギリギリ1万(1万3枚)に到達する程度というシングルを大幅に下回る初動売上でなんとかトップ10入りは果たしたものの、2週目149位→3週目247位と超速ダウンとなり、初動から962枚しか上乗せできない大不振となった。

2015年にソロ初ツアーを実施したが結果的にツアーは唯一となり、続けて4月に4thシングル『YOLO moment』、7月に5thシングル『とことん Got It!』を発売。『とことん Got It!』ではついにトップ10落ちとなり、これが最後のCD発売となり、2016年に配信限定シングル「Feeling Me Softly」をリリースしたのが最後の歌手活動となった。2017年以降は歌手活動からはフェードアウトし、舞台中心の活動へと移行した。歌手活動から遠ざかって久しかったためか、2020年にジャニーズが集合したTwenty★Twentyにも不参加だった。

いきなりのドラマ主演も含めて当時既に先輩のデビューがつっかえまくっていた中で若干15歳前後にして物凄いごり押しデビュー。ジャニー社長の"スペオキ"(スペシャルお気に入り)とも言われていたが、かなり突貫でのデビューだったのかリーダーに任命して名前を前面に出した中山優馬 w/B.I.Shadowは1発で消滅、限定だったNYC boysのboys、B.I.Shadowを完全に使い捨てる形で放棄して、既にHey!Say!JUMPで人気の山田涼介、知念侑李とのNYCで継続させるなど人気確保に必死な感じはあった。NYCとして連続紅白出場…というのも先輩差し置きまくっていて凄かった。個人的にはドラマ『Piece』を見ていたのでそこで初めてちゃんと認識してシングル「Missing Piece」は手に取ったものの、この辺りを最後に更なるドラマ主演や活躍が無くなり、いつの間にか歌手活動も止まっていた。すっかり見かけない存在となったが、どうやらイマイチ人気が定着せず、ジャニー社長が亡くなる遥か前に猛プッシュされなくなり、役者としての舞台中心になっていたらしい。「Missing Piece」しか聞いてなかったので他はどんなものかと思って調べてみたらアルバムは今作しか出ていないという事で探してきた。

ここまでシュリンクしてしまうのも珍しいが、それ以前にデビュー時のジャニー社長の押し方が異様だったというべきか。確かに整った顔立ちの美少年で格段に目を引くオーラはあった。ただその後成長に伴い思ったよりも彫りが深いというか濃い顔立ちに成長したのでかなり精悍でカッコいいもののカワイイ感じではなくなってしまった。この辺りが人気もプッシュも定着しなかったのと関係があったのだろうか…。

楽曲自体はクレジットの横文字連発から察せられる通りに、クール電子系ダンスナンバー中心。ある程度のメロウさもあるものの、とびぬけたキャッチーさや明るさは無く、クールさやカッコよさを前面に出した仕上がりでそういう意味ではビジュアル面でもクレジットの横文字感からも見た目通りといえるカッコいい1作。歌声も見た目通りのカッコよさだが、キーはさほど高くなく、格段にうまいとは感じないが普通以上ではあるので普通に聞ける。ファン向け以上でも以下でもない感じではあるけど、中山優馬をカッコいいと思うならそのカッコよさが存分に生かされたアルバムに仕上がっている。タイトルにわざわざ「1」を入れた事からも続けていくつもりはあったはずだし、この時点でようやく20歳になったばかり。成長も見込めたはずだが、シングルよりジャニーズ商法が緩んだ今作が思った以上に売れなかった事や、この後のシングルトップ10落ちが歌手活動停止の英断をジャニー社長に下させてしまったのだろうか…。

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印象度★★★☆☆

2021.10.21更新

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