七音
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 備考 |
1 | 灼熱の花 | 七緒香 | 松本孝弘 | 松本孝弘&徳永暁人 | |
2 | Fake my mind | 七緒香 | 松本孝弘 | 松本孝弘&徳永暁人 | |
3 | 街 | 七緒香 | 松本孝弘 | 松本孝弘&徳永暁人 | |
4 | いーんじゃない!! | 七緒香 | 松本孝弘 | 松本孝弘&徳永暁人 | 2ndシングル 最高34位 売上1.6万枚 |
5 | アノヒト | 七緒香 | 松本孝弘 | 松本孝弘&徳永暁人 | 3rdシングル『ミネラル』C/W |
6 | 夢の翼 | 七緒香 | 松本孝弘 | 松本孝弘&徳永暁人 | |
7 | 恋は舞い降りた | 七緒香 | 松本孝弘 | 松本孝弘&徳永暁人 | 1stシングル 最高22位 売上8.8万枚 |
リリースデータ
1998年1月28日 | 初登場14位 | 売上7.4万枚 | ZAIN RECORDS |
七緒香1stアルバム。97年5月にB'z松本孝弘が全面的にプロデュースを担当する新人として大々的にデビュー。ここまでの3シングルから3曲を収録。3rdシングル「ミネラル」はアニメ「中華一番!」EDとなっていたが未収録。「ミネラル」はアルバム未収録のままとなっており、現在も04年のビーイングGIZAのコンピ盤『It's TV SHOW!!』にのみ収録されている。全7曲は自身の名前とかけていた模様。また松本プロデュースは今作で終了し、次のシングルまでも1年10ヵ月ものブランクが生じた。
長年配信にも出ていなかったが、2022年2月に唐突にDL/STで配信された(例によってビーイングがAmazon
Musicのみ拒否しているためAmazon Musicは除く)。対象はTAK
MATSUMOTOプロデュース時代の3シングル+今作のみで、移籍以降は含まれていない。またシングルのカラオケはカットされている。既に活動停止から20年、公式サイトも当然無く発信の場が一切ないため非常にひっそりと配信開始されたため当初全く話題になっていなかった(当日moraの配信リストを眺めていて気付いたが翌朝まで誰もつぶやいていなかった)。告知するならTAK繋がりでB'z公式サイトだろうけどそこまで関係があるわけでもないからなぁ…。
七緒香の声はどこか相川七瀬っぽい。これは織田哲郎がエイベックスから相川七瀬をデビューさせて大ヒットしたので(ただし織田哲郎曰くビーイングでやろうと思ったのに断られて他でやっていいと言われた)、B'z松本プロデュースで対抗させたといった感じ。ただ方向性は売れ線の明るいポップロックといった感じでダークな印象の相川七瀬とは真逆だし、何よりB'z松本のカラーがかなり濃い。あまりギターとか詳しくなくても90年代半ばのB'zを聞いたことがあるなら、今作は全編に渡ってB'zっぽい。キラキラしたキーボードやシンセの入り方なんかも98年当時のB'zはハードロック色を強めてあまり入れなくなっていたがその少し前の時期まではけっこうやっていた。ギターサウンドにしてもあまりB'zっぽいギターというのが分かっていなくてもB'zに聞こえるという改めてB'z松本の個性の強さが際立ったアルバム。B'z松本流のガールポップロックで7曲はあっという間。フルアルバムで聞きたかったと思える爽快な1作だが…前述のように七緒香本人の個性よりもB'z松本の個性が前面に出すぎた感もある。
印象度★★★★☆
2019.6.19修正