素敵なサムシング
No | タイトル | 作詞作曲 | 編曲 |
1 | ヨーソロー | 森山直太朗/御徒町凧 | 石川鷹彦 |
2 | ヘポタイヤソング | 森山直太朗/御徒町凧 | 石川鷹彦 |
3 | フォークは僕に優しく語りかけてくる友達 | 森山直太朗/御徒町凧 | 石川鷹彦 |
4 | 愛の比喩 | 森山直太朗/御徒町凧 | 石川鷹彦 |
5 | ねぇ、マーシー | 森山直太朗/御徒町凧 | 石川鷹彦 |
6 | 初恋 | 森山直太朗/御徒町凧 | 石川鷹彦 |
7 | 判決を待つ受刑者のような瞳で | 森山直太朗/御徒町凧 | 石川鷹彦 |
8 | そしてイニエスタ | 森山直太朗/御徒町凧 | 石川鷹彦 |
9 | 夜に明かりを灯しましょう | 森山直太朗/御徒町凧 | 石川鷹彦 |
10 | オラシオン | 森山直太朗/御徒町凧 | 石川鷹彦 |
11 | 悲しいほどピカソ | 森山直太朗/御徒町凧 | 石川鷹彦 |
12 | 放っておいてくれないか | 森山直太朗/御徒町凧 | 石川鷹彦 |
13 | 水芭蕉 | 森山直太朗/御徒町凧 | 石川鷹彦 |
14 | 今ぼくにできること | 森山直太朗/御徒町凧 | 石川鷹彦 |
15 | 泣いてもいいよ | 森山直太朗/御徒町凧 | 石川鷹彦 |
16 | 青い朝 | 森山直太朗/御徒町凧 | 石川鷹彦 |
17 | 名もなき花の向こうに(仮) | 森山直太朗/御徒町凧 | 石川鷹彦 |
18 | フラフラ | 森山直太朗/御徒町凧 | 石川鷹彦 |
リリースデータ
2012年4月12日 2013年4月24日(SHM-CD) |
初登場11位 | 初動0.7万枚、売上1.2万枚 | Sound Produced by 森山直太朗/石川鷹彦 | ユニバーサル |
森山直太朗5thアルバム。前作『レア・トラックスVol.1』の扱いが曖昧になり、ユニバーサル公式では『レア・トラックスVol.1』が5thとカウントされ、「オリジナル・フルアルバムとしては5枚目」と表記されていたがこれ以降は枚数カウントをしなくなってしまった。前作以降一切のリリースが無く、シングルなしでのいきなりのアルバムとなった。3作連続で石川鷹彦を招いての制作となっており、石川鷹彦はメインであるギター以外にも全面的にプログラミングを担当し、曲によってはキーボードやパーカッションも担当している。パッケージもブックレットも通常仕様だが、収録時間の限界まであと数秒というところまでぎっしり収録されているためか(CD-Rにコピーすると700MBでも入らず、空白部分を削る必要がある)、値段が3300円と高く設定されている。2013年に1stアルバムから今作までが全てSHM-CD化された(リマスターはしていない)。この際は他の作品同様に1980円の廉価となった。
さすがに石川鷹彦と直太朗(あと曲作りは御徒町凧)だけで作った『レア・トラックスVol.1』よりは音数が多く、ミュージシャンも起用しているが、作風は変わらずシンプルなフォーク路線。ドラム使用のバンドサウンドは5,12の2曲のみ。アコースティック編成の楽曲が延々と続く。派手な曲も全く無いが、前2作同様に地味ではあるがわりと耳に残る曲が多く、詩人めいた言い回しは小難しいもののちょっと聞いているうちにサビくらいなら何となく口ずさめるくらいの親しみやすさは健在。それだけに単に退屈な地味アルバムと切り捨ててしまうにはもったいない1作だと思う。ただいかんせん80分フル収録はあまりに長い。後半の曲が悪いわけではないが、このシンプルな路線で18曲80分も続くと、もう3作連続でこの作風なわけだし、いい加減もっと違う作風も聞きたくなってくる。かなり残ったファンをふるいにかけるような状況になっている気がするが、一方で現在50代以上になっていると思われる、石川鷹彦も良く知っていてフォーク全盛期を知る世代には懐かしい感じがしてかなりいいのではないかと思う。アルフィー坂崎辺りがホスト役やるような懐かしのフォーク大全みたいな歌番組に出てきても、1人だけ20歳以上若い人がいる!という見た目の違和感以外は何の不自然さも無く、溶け込むんじゃないだろうか。
印象度★★★☆☆