あの夏色の空へと続く

※1曲目のみタイトル、歌詞の表記が斜体

※シングル200位以内データ

リリースデータ

メンバー

なついろ1stアルバム。12年8月にデビュー。06年に姉の森田葉月と共同名義でジャズシンガーとしてGIZAからデビューし、08〜09年にかけてソロアルバム3作をリリース後にリリースが停止していた森川七月がJ-POPでユニットを結成。関西でモデル、タレント活動をしていた山崎好美はなついろの活動時には山崎好詩未と表記を変更し、作詞を担当。クレジットでは作詞のみだがPVやライブではキーボードを担当しているようだ。北川加奈は幼少からクラシックピアノをやっていたとされている。「君の涙にこんなに恋してる」は「名探偵コナン」EDだったが、アルバムは夏が完全に終わった秋発売だった事もあり、171位に1週ランクインしたのみだった。何故かドラマーのはずの元dbの車谷啓介がArtist Managementとしてクレジットされている(今作にドラムは使用されていないがパーカッションは車谷氏が担当)。公式(というかmusing)の特設コーナーではセルフライナーも公開されている。

森川七月のしっかりしたボーカルに、作編曲に大野愛果、葉山たけし、徳永暁人、ディレクター寺尾広といったビーイング主力を取り揃えて90年代後半頃のビーイングサウンドを再現したかのような懐かしさを感じるさわやかなサウンドが最大の特色。懐かしさはあるものの古くは感じない。ドラムは打ち込みだが、バンドっぽいサウンドが中心。夏をテーマにしているが、そこまで夏ばかり歌っているわけでも無い。それでも季節を打ち出しておいて11月発売というのはムチャだった気はする。そもそもクレジットでは作詞担当だけという山崎好詩未が1曲しか単独作詞できず、共作連発というのがポジション的にどうなのかという部分や一応北川が1曲だけ作曲しているもののボーカル以外の2人はビジュアル面での華を増幅させるのが最大の目的にしか見えないところは最大のツッコミポイントだろうか。

印象度★★★★☆

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