2022年5月の配信シングル
思ったよりも後半に配信シングルが立て込んだので先行配信と単曲配信を1曲ごとにはあまり書く事も無いのをまとめて一挙更新。
明日の君と/ゆず
2022年5月18日
6月29日発売予定のアルバム『SEES』からの先行配信。Netflix「未来日記」シーズン2主題歌。「未来日記」の配信開始翌日の配信。オーソドックスなストバラ風のミディアムバラードだが、やや軽めのサウンド(打ち込みっぽい?)になっているのでこってり感は抑えめの良メロバラードといった印象。正統派の勝負曲といったところか。
北川曲だが“通常とは異なるアプローチで楽曲を作り上げたい”という意向で作詞を小説家の宮下奈都に依頼。メンバーが一切作詞してない曲となった…が、配信だと余計に言葉は流しがちで(歌詞サイトを見れば歌詞も見れるとはいえ形が無く手には取らないので見ない事の方が多い)その辺の違いはあまり感じられない。
★★★☆☆
GOOD TIME/Skoop On Somebody
2022年5月18日
1997年SKOOPとしてのデビューからの25周年記念の配信シングル第2弾。Skoop On Somebodyは02年の「ぼくが地球を救う~Sounds Of Spirit~」で知って翌年の『Singles 2002~1997』だけ聞いてみたものの思った以上にクールなR&B系で当時馴染めず、数年後の続編『Singles 2002~2006』を聞いたっきりになっていた。09年にドラマーが休止して11年に脱退してしまい2人になっていたが21年12月にメンバー復帰を発表。25周年を再度3人で迎える事となったようだ。”Shingo Suzuki(Ovall)をサウンドプロデューサーに迎え、往年のR&Bサウンドを彷彿とさせつつも、新しいサウンドとグルーブが光る最高にPOP TUNEな楽曲”と公式に紹介されているが、往年のR&Bサウンドとかグルーブが光るというのは確かに分かり心地いいサウンドだが、最高にPOP TUNEというほどポップチューンには聞こえず随分と押さえた感じのポップ感…それはつまりそんなにポップチューンには聞こえない。2月の第1弾「Hooray Hooray」は聞き逃していたので今回ついでに聞いてみたが印象としては同じような感じで、当時よりはこういうクールな感じも馴染めるようになっていた。
★★★☆☆
春風/Roomania
2022年5月21日
アルバムに続いて季節系の楽曲。ゆったりめのミディアムナンバーでアルバムの曲たちに比べるとやや地味ではあるが相変わらず普遍的でスーッと馴染んでくる良作。「春風」なのに初夏の風しか吹いてない5月下旬の発売が少し遅かった感じはある。すぐに梅雨になるし…。
★★★☆☆
ダイナマイト/Superfly
2022年5月23日
2ヶ月連続配信。前作と今作の間となる5月15日に出産を報告していた。ボートレース2022年新CMソング。このタイアップの決定が年明け早々にニュースになっていたので前作より先に存在は知られていた。前作が異色な感じだったが今作は冒頭のドラムから力強いウォウウォウパートからどこまでも果てしなくザ・Superflyといった感じ。「タマシイレボリューション」とか有名曲イメージ通りの世間が期待するあの感じがそのままダイナマイトの如くドカンと展開するド王道。ずっと聞いてきたリスナーではなく完全にわかなのでこれだよれこれという感じだった。
★★★☆☆
ダンスホール/Mrs. GREEN APPLE
2022年5月24日
7月のミニアルバムからの先行配信2曲目。前作が思いのほかバンド感があったのに対して今作は脱退したリズム隊が一気に打ち込みっぽい軽さになった。軽快なブラスが鳴り響くアイドルポップみたいな方向性になっていて非常に聞きやすく、ボーカル大森のポップセンスが発揮されているような印象。
★★★☆☆
シャボンの人/福原遥
2022年5月25日
6月のアルバムからの先行配信。前作と違ってアルバムと同じジャケ写になった。元ねごと蒼山幸子による提供。まさにそのまま蒼山幸子っぽい独特なポップス。このいかにも蒼山幸子な曲を福原遥が歌っているのも新鮮だ。ややクールな雰囲気なので福原遥としては新しい感じではあるが、率直に蒼山幸子が自分で歌った方がハマりそうな気はする。
★★★☆☆
はなむけの歌/熊木杏里
2022年5月25日
12ヶ月連続配信の3作目。やはりピアノ弾き語りバラード。早くもいつものバラードとしか書きようがないがまさか12ヶ月連続ピアノ弾き語りバラード企画になるのでは…。このようなコメントの厳かな曲ではあるが…正式な歌詞が出ておらず、歌詞サイトにも載せてないので配信だけというのはやはり分が悪すぎる。
★★★☆☆
LOVE VS. LOVE/ENDRECHERI
2022年5月29日
KinKi Kidsは一切配信していないがソロはストリーミングまで解禁しており(ただしソロ初期のドラマ主題歌等で一般的にもまだ知られてヒットしていた頃の「街」とか「ORIGINAL COLOR」は配信されていない)、今回はソロ20周年という事で堂本剛としてのソロデビューシングル『街/溺愛ロジック』からピタリ20周年での初の配信限定曲。現在の名義ENDRECHERIは2017年に改名したもので、2018年以降はこの名義となっている。なお古くからのJ-POPリスナーに比較的知られているのは最初に堂本剛から改名した際のENDLICHERI☆ENDLICHERIと思われるが、ENDRECHERIではLがRに変更になっている。
ソロは最初のシングル2作とアルバム2作、ENDLICHERI☆ENDLICHERIになっての2作、「空が泣くから」までで完全についていけなくなって聞くのを止めてしまったがSTでお手軽に聞けるという事で15年ぶりに聞いてみた。最近はファンク路線に凝っているらしく今作もファンクなノリの楽曲。聞かなくなってしまった頃はもう本当にワケが分からなくなったので聞かなくなってしまったが、時を経てこれはこれでカッコいいと思える内容に感じられた。
★★★☆☆
好きだ/YOASOBI
2022年5月30日
2ヶ月ぶりだが前作はバラードリメイクだったので新曲としては3ヶ月ぶり。YOASOBIと4名の直木賞作家とのコラボレーションプロジェクトの第2弾作品で森絵都「『ヒカリノタネ』――はじめて告白したときに読む物語」が原作とされる。
スピード感のあるイメージが強いが今作はややゆったりしたノリのポップナンバー。派手さは無いが安定以上の良曲。
★★★☆☆
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