ネバギバ〜Never Give Up!〜/20th Century

2025年6月25日(CD)
2025年4月9日(単曲配信)
初登場4位 売上2.8万枚

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昨年5月以来11ヶ月ぶりの新曲として4月に配信されたが、その後シングルCD化されると発表された。配信版とCDのジャケ写は全く異なる。CD発売はV6解散後、アルバムに続く2作目となり、シングルCD発売は通算4作目2007年以来17年ぶり。

ネ盤はC/W「夏のきっかけ」、MV&メイキング収録DVD付。
ギ盤はC/W「俺たちの長野博」、「夏のきっかけ」Recording Ver. Video、「俺たちの長野博」Recording Ver. Videoとドキュメンタリー収録DVD付。
ネバギ盤はC/W「夏のきっかけ」「俺たちの長野博」「愛する人へ」。CDのみ。

アルバムではやっていて後輩たちもほぼデフォになっているBlu-ray付は今回無し。ネバギ盤で曲自体は揃う仕様。配信版はネバギ盤準拠。

本作CD発売日に直近の先輩TOKIOが解散。現役最古のグループとなる事が確定した。またKinKi KidsのDOMOTOへの改名、嵐の終了も発表済み、後輩勢も軒並み脱退・解散・解明を経ているため、グループ名不変かつメンバー脱退なしで不動となると20th Centuryの次がSixTONES、Snow Manになる事に…。母体がV6だったので変則的ではあるけど、なんか改めて偉大なるレジェンドだなこの人たち。

1.ネバギバ〜Never Give Up!〜

井ノ原快彦主演ドラマ『特捜9 final season』主題歌。2006年の『警視庁捜査一課9係』(主演は渡瀬恒彦、井ノ原は2番手)時代からV6の最低年1シングルリリース継続の要として重要なポジションとなり、V6解散後に存在は継続するとしていた20th Centuryの音楽活動継続のきっかけの1つにもなり、シングルCD発売は無くなっても最低年1新曲確約のタイアップとして引き続き最重要ポジションだったがまさかの完結。来年以降、新曲が確約されなくなってしまった…

作詞作曲:林田健司、編曲:CHOKKAKU。ここに来て林田健司×CHOKKAKU!!90年代SMAPへの提供やカバー、00年代半ばのKinKi Kids、10年代には東京女子流で一時チラッと見かけ、20年代になってまた見かけるとは。まだまだ現役ヒットメイカー感のある良曲。CHOKKAKUの編曲もあって古き良き90年代王道アイドルポップス。90年代SMAPが築いたこのサウンドを継承できる旧Jニーズ最後の存在がトニセンなのかもしれない。

ダンス主体のMVもカッコいいオジサン3人組でキマっている。何故か最初から歌わず、1番のサビでマイク持ってきても一切歌わずに渋い表情のまま踊り続けてマイク投げ捨てちゃうという歌唱拒否のようなスタイルで進行。MV撮影が早すぎて歌詞がまだ無かったのかと思ったら最後のサビになると普通に歌っているので単にそういう演出だったのか。
★★★★☆

2.夏のきっかけ

トニセンでの出演オファーに対して坂本昌行がミュージカル出演で出れなかったために2024年長野博と井ノ原快彦のユニット「ながのーず」として「イナズマロック フェス 2024」出演時に披露した楽曲。坂本昌行も参加したトニセンバージョンとして収録されると発表されていた。作詞作曲:江沼郁弥、編曲:江沼郁弥・山本幹宗。

バンドサウンド主体のミディアムナンバー。これまた普遍的な古き良きなナンバー。こういうのでいいんだよ。
★★★☆☆

3.俺たちの長野博

同じく「ながのーず」として「イナズマロック フェス 2024」出演時に披露した楽曲。作詞作曲:江沼郁弥・井ノ原快彦、編曲:江沼郁弥・山本幹宗。

こんなんフェスで突然歌ったのかよ!長野博を称える謎の語りナンバー。愛が凄い。長野博って初期の『ウルトラマンティガ』主演という大きな代表作はあるんだけど、連ドラに出まくっているわけではないし、グルメタレント路線がメインだけどこれも特定のところにしか出てこないので見ない場合は全く見かけないわけで正直けっこう地味な存在。V6でもトニセンでも坂本・井ノ原という歌唱メンに挟まれて影が薄い。普通に歌はうまいし、2番目の年長者なのにいつまでも若々しく、50代になった現在でも爽やかオジサンな容姿を保っている。しかしイマイチどんな人なのか、V6の中で1番イメージが無かった。確かに“君は知らない本当のあいつを君達は知らないんだ!”と言われると納得である。
★★★★☆

4.愛する人へ

井ノ原快彦主演ドラマ『特捜9 final season』Thanks Song(挿入歌/最終回エンディング曲)。井ノ原演じる浅輪直樹がfinal season劇中でたびたび口ずさんでいた曲で最終回のラストシーンで浅輪直樹が過去の写真を振り返りながら冒頭を口ずさんでおり、そのままオケの入った完成版が事実上のエンディング曲として使用された(「ネバギバ〜Never Give Up!〜」が主題歌とクレジットされたのに続けて“Thanks Song 井ノ原快彦「愛する人へ」”とクレジットされて曲名も明らかになった)。撮影中に口ずさんでいたら自然と完成した曲と説明されており、直後に今作への収録が発表された。作詞作曲は井ノ原快彦の完全自作曲ソロナンバー。編曲は河本祐貴・江沼郁弥・海沼みきな。

井ノ原快彦のいい人イメージそのままの普通に良いバラード。
★★★☆☆

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