Daisy Chain/アシデケトバセ /REBECCA

2024年7月7日(配信限定)

B0D81F3PZ6

6年8ヶ月ぶりの新曲。2015年の再結成後、2017年の「恋に堕ちたら」が唯一の新曲だった。2015年の再結成後の活動は断続的で2017年に全国ツアーと新曲1曲、2022年にビルボードツアーを行った程度で2016年、2018~2021年、2023年はライブも行われていない。ただ主に過去のライブ映像作品の再編集復刻などはされていた。

2024年は40周年という事で2017年以来の全国ツアー(2022年のビルボードツアーは全国ツアーではない扱い)が告知され、それに合わせての新曲となる。公式表記は両A面でジャケットもそうなっているが、各配信サイトでは『Daisy Chain』単独タイトル表記となっている。

ソニーからの配信となり、ソニーからの新曲発売は現役時代以来となる。解散後の大量の再発、リミックス、未発表曲、ベスト盤、DVD、Blu-ray化、BOX発売等、当時の音源や映像を使った作品は全て現役時代に在籍していたソニーレーベル(現役当時CBS、解散後Ki/oon→SME→Sony Music Direct)からのリリースだが、何故か再結成時の新作発売は他社と1ショット契約してリリースしており、2000年『神様と仲なおり/HELLO TEENAGE』はイーストウエスト、2017年『恋に堕ちたら』はユニバーサルだった。

デビューからギターとドラムの入れ替えを経て最終的にメンバーは正規ギタリスト不在でNOKKO、土橋安騎夫、高橋教之、小田原豊の4人で1987年以降活動し、サポートとして是永巧一(Guitar)、中島オバヲ(Percussion)が固定で参加し、ライブでは6人編成が基本だった。再結成時も正規メンバー4人(紅白もこの4人)に2人がサポート参加する形で、2017年のツアーではキーボードのサポートをもう1人増やしていた。

今回のツアー発表ではNOKKO(Vocal)、土橋安騎夫(Keyboards)、高橋教之(Bass)、小田原豊(Drums)、是永巧一(Guitar)、中島オバヲ(Percussion)と6人連続して記載。これまではサポート扱いでメンバーとして名前が載る事も写真が載る事も無かった是永巧一(Guitar)、中島オバヲ(Percussion)が特に何のアナウンスも無く正規メンバー扱いへと昇格し、REBECCAは6人組バンドとなった。

Daisy Chain

作詞:NOKKO、作曲:土橋安騎夫、編曲:REBECCA
2015年に復活した際は50代だったがついにメンバー全員OVER 60’s WORLD(今回正規メンバー扱いの是永巧一、中島オバヲも含めて1959~1963年生まれ)。

土橋キーボードによるリフなどに王道っぽさを感じる曲ではあるが前作以上に淡々としている。全メンバーOVER 60’s WORLDと思えば今できる精一杯であり、これだけでも十分凄いのかもしれないが…印象には残りにくい曲なのもまた確か。あと2017年の前作でもかなりクセ強ではあったが、NOKKOの発声がついに聞き取り不能なクセ強歌唱にまでなってしまい、マジでほとんど何言っているのか分からない
★★★☆☆

アシデケトバセ

作詞:NOKKO、作曲:NOKKO&土橋安騎夫、編曲:REBECCA
ゆったりした暗めのバラード。じっくり聞かせる曲調だが、発音不明瞭がこういうバラードではより致命的。歌詞もじっくり聞かせるバラードナンバーでなんて歌っているのか分からないのは厳しい。去年のソロだとここまでそんなに気にならなかった記憶があるが、REBECCAとして歌うには無理してでも張りのある声を出す必要があり、そのように張り上げると発音が犠牲になってしまうという事なのだろうか。
★★★☆☆

コメント

タイトルとURLをコピーしました