2024年9月18日
2024年8月16日(絶対的第六感)
2024年8月25日(夕陽Dance)
2024年8月31日(君を覚えてない)
Type-A,B,C,D,通常盤
初登場1位 売上50.7万枚
初登場1位 売上0.26万DL(Special Edition/アルバム扱い)
4ヶ月ぶりのシングル。表題曲、ひなた坂46曲、4期生曲が8月後半にかけて順次先行配信された。
Type-A,B,C,D,通常盤で3曲目が異なり、A~Dは「11th Single ひなた坂46 LIVE」の模様を分割抜粋収録。
8月6日に加藤史帆、東村芽依、丹生明里、濱岸ひよりの一挙4人同時卒業発表があり4人全員最終参加作となった。卒業時期は年末にかけてバラバラで、東京ドーム公演2daysの初日の加藤史帆以外はドーム公演前に卒業する予定が後に発表されたが、何らかの形でドーム公演には出演させたい意向も示されている。
収録内容発表後、2作連続アンダー(ひなた坂46)となった濱岸ひよりだけ卒業曲が無い、2期生で1人だけ2作連続アンダー、1人だけ単独の卒業セレモニーなしでツアーの地元公演で済まされるといった目に見えた格差があったため扱いが悪すぎる事が話題となった。
1.絶対的第六感
松田好花、東村芽依、佐々木美玲、丹生明里、金村美玖
加藤史帆、正源司陽子、藤嶌果歩、小坂菜緒
Wセンターは正源司陽子、藤嶌果歩。正源司陽子は2作連続、藤嶌果歩は初センター。前作4期生曲センター小西夏菜実が表題曲初参加、前作ひなた坂46センター髙橋未来虹が表題曲へ復帰し、2人がひなた坂46から選抜に上がり、平尾帆夏、宮地すみれ、山下葉留花の4期生3人がひなた坂46へ移動した。
作編曲はシライシ紗トリ。ラテン要素を含んだアップテンポナンバー。「ってか」の派生形みたいな感じだが、なんとも無難ところに落ち着いていてそこそこ耳には残るがそれ以上にはならない。ベースが動き回っているのに打ち込みドラムが単調に聞こえて突き抜けてしまうせいだろうか。4期生2人をWセンターにしたのに1,2期生センターみたいなクールな曲を持ってきたのは謎。前作が好評だったのでもう1回明るい感じで良かったと思うし、中途半端にカッコいい事やっても櫻坂46の評判にかき消されて無風状態に終わるだろうに…。
1998年松田聖子が再婚した際に放った「ビビビッと来た」、今作は1998年の松田聖子が”ビビビッ”の1フレーズで片づけた内容を1曲丸々かけてつらつらと綴ったような内容。中身はあるようでほぼ無く、要約すれば「ビビビッと来た男の歌」で済んでしまうが変な主張も設定も無くスッキリしていて逆にいいのかも。
★★★☆☆
2.君を覚えてない
平尾帆夏、山口陽世、渡辺莉奈、山下葉留花
森本茉莉、宮地すみれ、濱岸ひより
ひなた坂46。センターは宮地すみれ。前作選抜の平尾帆夏、宮地すみれ、山下葉留花がひなた坂46初参加。1期生の高本が卒業し、3期生の高橋が選抜に上がって4期生3人が増えたため、1期高瀬+2期濱岸+3期森本山口+トップ3を除いた4期生8人ってバランスが…。
作編曲はYSU。あまり特徴のないポップナンバー。そこそこキャッチーでそこそこ良メロだが、そこそこどこかで既に聞いた事あるようなないような…。学生設定ではなく、20代半ばくらいなのは珍しい。5年ぶりの同窓会で好きだった女の子にめっちゃ覚えてるくせに今更好きだったというのがカッコ悪いじゃないか?と何故か誰かに問いかけながら「君を覚えてない」と言い放ったカッコ悪い男の心情が延々綴られた曲。それだけならまだしもサビの最後に”彼ができたって噂を聞いた気がする”という何故か薄めな情報が出てきたと思いきやその理由として“クラスが違ってたからね”。クラスメイトじゃないんかーい!とリスナー全員に突っ込ませる策士家の作詞テクが炸裂する。これ、相手の方こそコイツの事覚えてないどころか最悪コイツの事知らない案件のヤツなのでは…。
★★★☆☆
Type-Aのみ
3.永遠のソフィア
松田好花、東村芽依、佐々木美玲、丹生明里、金村美玖
加藤史帆、正源司陽子、藤嶌果歩、小坂菜緒
表題曲と同じ選抜メンバーでフォーメーションも全く同じ。Wセンターは正源司陽子、藤嶌果歩。
レトロな歌謡感のある「ソンナコトナイヨ」路線な1曲。表題候補だったのかもしれないがそれだとさすがに弱いか。画家を目指していると思われる(キャンバスに向かって幾何学模様のような絵を描いている)彼女の夢に恋愛や自分の存在は邪魔だと感じ黙って出て行こうとする身勝手な主人公の心情が綴られた歌詞はちょっと…。なんか相手の思い無視で勝手に出て行こうとしているわりには「僕のソフィア」とか「永遠でいたいんだ」とか自己陶酔気味なのが痛いような…。
★★★☆☆
Type-Bのみ
3.どっちが先に言う?
加藤史帆ソロ曲。けやき坂46含めて通算3曲目最後のソロ曲。
曲調はいつもの卒バラ的なバラードだが歌詞がお得意の該当メンバーに合わせたような内容ではなく、普通のラブソング。ここまで卒業無関係のただのラブバラードが最後に来るのはかなり異例の事のような…。加藤史帆はへにょへにょした喋り方に反して歌い出すと綺麗な声が伸びるタイプだったが、「やさしさが邪魔をする」のソロパートが1番声の良さを生かせていたような気がする。「男友達だから」と今作みたいなのはこのくらいは普通に歌えるだろうという予想の範囲内に留まっている感じだし、規定の卒バラじゃないのなら伸びやかな曲調に挑ませてあげてほしかった。
★★★☆☆
Type-Cのみ
3.妄想コスモス
卒業する2人のユニット曲。濱岸ひよりも入れてあげてくれと誰もが思う鬼編成で話題に。しかも濱岸ひよりは卒業までツアーに参加するが、丹生明里は卒業理由が腰であるためツアー不参加(卒業セレモニーのみ別途行う形)なので、用意したところで今作をライブで披露する機会は卒業セレモニーの1回ポッキリである事が確定。濱岸ひよりも参加させればツアーでは東村と濱岸の2人で披露して繋ぐ事も出来たのに…。
ピアノロックっぽいアップナンバー。別れた相手が忘れられずに好きすぎて妄想でコスモスが見えるようになった男の失恋歌(超訳)。いくら歌い継いでねと言われても…ユニット曲は通常1ライブ数曲の枠の取り合いだしなぁ…。それに卒業する2人のユニットでなんでこんな未練タラタラな失恋歌詞になるんだろうか。もっと爽やかな歌詞でいいじゃないか。仮に別の2人がこの曲を引き継いで歌ってファンがステージに妄想コスモス畑に佇む妄想東村や妄想丹生ちゃんの幻覚を見て涙が止まらなくなっても知らんぞ。
★★★☆☆
Type-Dのみ
3.雪は降る 心の世界に
平尾帆夏、山口陽世、渡辺莉奈、山下葉留花
森本茉莉、宮地すみれ、濱岸ひより
ひなた坂46。今作ではひなた坂46名義の曲ももう1曲用意された。「君を覚えてない」と同じフォーメーション。
クリスマス的な要素はないが、涼し気な笛っぽいシンセの音色や他にあまり目立つフレーズの無いサウンドなどから年末にかけての秋冬の空気感が漂うナンバー。サビの歌詞は”雪が降る 君と歩く道に”であり、実際に雪が降りだしたシチュエーションになっているが、”それは君と僕の心の世界だ 純真”とどうやら雪の白さを見て2人だけの世界にいる気分になって詞的な表現に至ってしまった幸せな男が主人公。なんか今回想像力豊かな主人公がいつも以上に多いな。
★★★☆☆
通常盤のみ
3.夕陽Dance
宮地すみれ、石塚瑶季、竹内希来里、平岡海月
清水理央、渡辺莉奈、平尾帆夏
4期生曲。センターは渡辺莉奈。選抜Wセンターの正源司・藤嶌、選抜の小西を揃って3列目、ひなた坂46センターの宮地も2列目に配置して、ひなた坂46の2列目と3列目の3人をフロントに配置。
一転して学校楽しい仲間最高踊れHu~♪(超超訳)な感じのイケイケ女子高生が主人公で今作の中では一線を画す若さ全開の歌詞で曲調もディスコノリのダンスナンバー。何となくモーニング娘。にもっと昔みたいにやってほしい路線がこんな感じだったりする。4期生のフレッシュさを全開で生かしたような歌詞だが、なんだかんだ高校生は3人しか残っておらず、正源司・藤嶌が既に高校3年生、来年にはもう学生は渡辺莉奈1人だけになり5期生も入ってくるのでこういった曲を歌う4期生も終盤戦になるのか。
★★★☆☆
Blu-ray
2024年7月3,4日に神奈川・パシフィコ横浜国立大ホールで開催された初のひなた坂46名義でのライブ「11th Single ひなた坂46 LIVE」の模様を3分割してA,B,C+メイキングをDに収録。ひなた坂46メンバーは前作のメンバー。
3日と4日では本編数曲のセットリストが入れ替わり、高本彩花の卒業セレモニーが4日のアンコール部分で開催されて選抜メンバーも登場して全員参加となったが、今作は卒業セレモニー部分は全カットされており、3日公演のセットリストがそのまま全曲収録されている。
Type-A
11th Single ひなた坂46 LIVE~Director’s Cut Collections~<前編>
ってか(センター:高本彩花)
ソンナコトナイヨ (センター:山口陽世)
You’re in my way (センター:平岡海月)
青春ポップコーン (センター:石塚瑶季)
世界にはThank you!が溢れている (センター:清水理央)
どうする?どうする?どうする? (センター:高瀬愛奈)
7月3日公演を冒頭からそのまま収録。シングル2曲、2期生曲、3期生曲、2期生曲、1期生曲と期別曲のひなた坂46バージョンを集中的に披露。1期生は2名、2期生は1名しかいないのでほとんど参加者のいないカバー状態で、3期生曲のみひなの以外の3人が揃っているとはいえ4人だったのが多人数になっているのでやはりだいぶ様子が異なる。
Type-B
11th Single ひなた坂46 LIVE~Director’s Cut Collections~<中編>
ハロウィンのカボチャが割れた(高瀬・小西・竹内・平岡)
キレイになりたい(石塚・清水・渡辺)
一番好きだとみんなに言っていた小説のタイトルを思い出せない(森本・山口)
男友達だから(高本・濱岸)
わずかな光(髙橋)
My fans(センター:渡辺莉奈)
アディショナルタイム(センター:森本茉莉)
7月3日公演をこちらも抜けなく前編の続きをそのまま収録。特に何も考えずに3分割したのか、期別曲が続けて1曲だけこっちに回され、本編最後の5曲のうち2曲がこっちに回されている。その後はユニット/ソロ曲をユニットやデュオ・ソロに振り分けて披露。全曲オリジナル参加者不在のカバーとなっており、ひなの・加藤のソロはデュオでのカバーだが佐々木美玲ソロだった「わずかな光」は髙橋ソロ。ほとんど歌唱力の高さが隠されたまま卒業になりそうな濱岸のソロ歌唱が聞ける「男友達だから」は貴重か。相手の高本がヘロヘロ歌唱タイプなので濱岸がしっかりしているのが際立つ。
Type-C
11th Single ひなた坂46 LIVE~Director’s Cut Collections~<後編>
恋した魚は空を飛ぶ (センター:小西夏菜実)
錆つかない剣を持て! (センター:髙橋未来虹)
ハッピーオーラ(センター:髙橋未来虹)
知らないうちに愛されていた(センター:髙橋未来虹)
7月3日公演をこちらも抜けなく中編の続きをそのまま収録。本編最後の5曲の残り3曲(「錆つかない剣を持て!」まで)とアンコール2曲を収録。これにて全曲。MCはカットされていたが、「錆つかない剣を持て!」の前のVTRと髙橋未来虹のセンター挨拶は収録されており、前編・中編よりは少し長い。
復帰明けの小坂、末期は万年体調不良に陥っていた愛萌さん、腰痛悪化の丹生ちゃん…と2期生の誰かが常に万全で参加できない魔曲と化していた「恋した魚は空を飛ぶ」だったが、ここではなんかしれっとフルサイズで揃って披露。全体にはまあ可もなく不可もなく普通にいいライブといったところか。
Type-D
Behind the scenes of 「11th Single ひなた坂46 LIVE」
ライブ決定からスタジオでのリハ、もう少し大きなスタジオでの通しリハ、当日メイキングをメンバーインタビューを挟みながらお送りする一般的なメイキング映像。本編で一切出てこなかっただけあって、2日目終盤の高本卒業セレモニーにはここでは一切触れていない。後で卒メンのセレモニーをBOX化して別途出すつもりがあるのか、卒コン以外は封印したままにするつもりなのか…。
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