2024年10月9日
初登場2位 売上23.5万枚
前作から5ヵ月ぶり。2024年2作目。
Type-A,B,C,劇場盤の4種発売。A,B,CのC/W3曲目とDVDの内容が全て異なるが、劇場盤は3曲目が無く共通2曲のみとなっている。
AのDVDには「NMB48 SUMMER PARTY 2024 1st night」から4曲と「NMB48 秋の大運動会2024 前編」、BのDVDには「NMB48 夏の紅白祭り 2024」から2曲と「NMB48 秋の大運動会2024 後編」、CのDVDには「10期研究生特別公演」を収録。
劇場盤こそ省エネながらも一般発売3種の3曲収録継続、Blu-ray移行せずMV収録廃止にもなったものの特典映像の内容は全盛期並(特典用のバラエティ番組制作を行う)など、簡略化が進む48,46界隈では破格の充実度となっている模様。
Aぇ! groupに倍以上の大差で初登場2位となり、SKE48に続いて48系2週連続男性グループに大差で及ばずの初登場2位となった。
1.がんばらぬわい
センターは小嶋花梨。初センターだがキャリアは長く2016年加入の25歳12回目の選抜入りでの初センターとなった。前週のSKE48同様に若手新人をセンターにして育てようとすると即卒業されてしまう事態はNMB48も深刻で歴代センターのうち直近4シングルのセンター経験者しか残留していない状態でもう若手センター起用もリスキーとはいえ逆方向に振り切ったな…。
作編曲は中村歩,野口大志。がんばらずに気楽に行こうぜ(超訳)という応援歌。”「頑張れ!」なんてことは絶対言うな 頑張ってるんだ誰だって”、”そういう時代じゃないんだ”とけっこう強めな主張が並んでいるが、キメのフレーズを“がんばらない”を崩して改変した「がんばらぬわい」という謎の造語に変えた事で主張の強さを軽減する策士家の手腕が冴え渡る。J-POPが頑張れソングを連発してきた事は周知であり、作詞家秋元康もその中核を担っていたのは間違いないが、60代後半で”そういう時代じゃないんだ”と切り替えられる柔軟さゆえに今も現役なのだろう。なお”がんばらない”をわざと崩し気味に歌って空耳っぽく「がんばらぬわい」に聞こえる…という感じ。どこかリズム重視に走る前の2000年代後半頃までのつんくっぽいコテコテ感もあるが、つんくだったらこの部分にこだわって”がんばらぬわい”でもっとアクセントを強調させていたような気はする。MVはセンターの人が普通にお姉さんなのとピンク基調の衣装も相まってけっこうケバケバしい雰囲気。
★★★☆☆
2.夕陽はどこへ行く?
上西怜ソロ曲。発売前日10月8日のライブで卒業を発表したため、フラゲ当日に卒業ソロ曲だった事が正式に判明した。
作曲は飯野麟太郎、編曲は野中“まさ”雄一。これで卒バラじゃなかったらどんな立ち位置のソロバラードなんだというザ・卒バラ。
★★★☆☆
Type-Aのみ
3.愛が終わってもSelfish(白組)
センターは塩月希依音。白組・紅組での振り分けは実に2014年9thシングル『高嶺の林檎』C/W以来10年ぶりとなる。
作編曲はMasayoshi Kawabata。囁きのようなフレーズからコテコテのアイドル歌謡ロック調ナンバー。難波感というかNMB48のど真ん中という感じ。
★★★☆☆
Type-Bのみ
4.めっちゃラブユー(紅組)
センターは坂田心咲。作編曲は川浦正大,Toshikazu.K。
コテコテ関西弁のドスレートラブソングアイドルポップナンバー。アレンジは王道アイドルポップだが、メロディーにはどこか懐かしさが漂う。
★★★☆☆
Type-Cのみ
5.さらば純情(8期生・9期生・10期生)
チームM:池帆乃香、板垣心和、芳賀礼、松野美桜、吉見純音
チームBII:青原和花、黒島咲花、坂下真心、坂田心咲、坂本理紗、桜田彩叶、龍本弥生
研究生:池田典愛、衣笠彩実、渋谷紗雪、田中美空、西由真、西島梨央、西田帆花、舟橋礼菜、宮本杏海、石山千尋、岩波柚花、内田愛彩、木根彩呂花、澁谷愛紗南、高橋ことね、竹田京加、田中ミリア、中川朋香、永田楓花、三鴨くるみ、宮崎紗衣、宮原心音、村井悠莉、山口美桜
センターは坂田心咲。2022年1月加入の8期生、12月加入の9期生、今年7月加入の10期生を一挙詰め込んだため大人数に。10期生はこれがデビュー曲。
作編曲はヤナガワタカオ。元気アイドルロック調ナンバー。曲調に反して割と歌詞が反抗的。大量加入からの素行不良で実質クビという名の辞退…とか珍しくないんだからあんまり生々しくなるような歌詞を新人に歌わせるのはどうなのか…。
★★★☆☆
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