地平線を見ているか?/STU48

2024年12月23日(単曲先行配信)
2025年1月15日
Special Edition
初登場1位 売上11.4万枚
初登場16位 売上0.02万DL(Special Edition/アルバム扱い)

B0DQSPCJQ4

1年2ヶ月ぶりのシングル。2024年は初めてシングル発売ゼロの年となり、6月のアルバム発売のみだった。

Typ-A,B,劇場盤の3パターン5種発売(A,Bに初回と通常がある)は変わっていないがC/Wの収録パターンを全面変更。共通収録枠のC/Wを無くし、Type-A,Bには2曲ずつ、劇場盤には1曲全て異なるC/Wが収録され全6曲となり、前2作より1曲増えた。

1月30日のライブでは限定グッズとしてカセットテープでも販売された。キャッチコピーは“カセットプレイヤーを持っているか?”。A面表題曲、B面off vocal。

A,Bの初回と通常はジャケットが異なる、応募抽選シリアルナンバー券封入(初回盤)、生写真1種ランダム封入(通常盤)の違いのみでCD/DVDの内容は共通(DVDはAとBでも共通)。
特典映像は手抜きとなっており表題曲MV&メイキングという全く同じ内容がA,Bに収録されており2作連続同内容となった。それでも前作はMVだけだったのでメイキングが収録されただけ改善はされている。
また48/46系列でのMV収録を継続しているのはSKE48とSTU48の2組のみとなっている。

何故かAmazonにジャケ写を入れてもらえなかった(アー写のまま)

1.地平線を見ているか?

石田千穂、内海里音、岡田あずみ、岡村梨央、尾崎世里花、工藤理子、久留島優果、信濃宙花、曽川咲葵、高雄さやか、中村舞、原田清花、兵頭葵、福田朱里、諸葛望愛、吉田彩良

センターは曽川咲葵。「愛の重さ」でも選抜には入っておらず、初選抜初センター。前作から参加している3期生で前作の3期生曲「幽体離脱と金縛り」ではセンター経験済み。基本的には9thシングル「息をする心」→「君は何を後悔するのか?」→「愛の重さ」にかけては卒業に伴う空き枠に新たなメンバーを入れる形となっていたため前作参加者で残っているメンバーは全員選抜継続という状態が続いていて1度選抜されてから外れる事は無い状態が続いていた。「君は何を後悔するのか?」→「愛の重さ」の時点で相次ぐ卒業続出のために6人卒業、1人海外移籍もあって7人入れ替え、今作は「愛の重さ」からさらに卒業した1人分+久々の純粋に選抜落ちメンバーとなる池田裕楽の2枠が内海里音と曽川咲葵に入れ替わった形となる。よって前シングルからは半分の8人入れ替わっているが実質前作の「愛の重さ」からは2人変わっただけとなる。このように前作参加者はそのまま全員選抜が続いている中で「息をする心」での峯吉愛梨沙以来となる選抜外し対象者となった池田裕楽の不遇感スゲェ…。前作では歌唱力女王優勝特典で2曲目のソロ曲ももらってたのに…。

作曲は柘植由秀、編曲はAPAZZI。柘植由秀は小野正利「You’re the Only」(1992)の作曲者。鶴久政治を突如起用したのに続いてのすっかりヒット戦線から御無沙汰の大ベテランリサイクルプロジェクト起用方針にでもなったのだろうか。ただこの方、提供した小野正利同様にほぼ1発屋作家っぽくて、これに続く提供ヒットはclass「もう君を離さない」くらいしかないような…(「夏の日の1993」の次のシングルで一応30万枚は売れた)。

ザ・昭和アイドル歌謡。昭和の懐メロが流れてきたのかというくらいそのまんま全開で驚いた。インパクト勝負が過ぎるだろうこれは…。好きな曲になるかというと全くそんな事は無いんだけど、そこそこ好印象程度の曲よりはよほど耳に残ってしまう存在感が凄い。存 在 感 が 凄 い 
★★★☆☆

Type-Aのみ
2.雨のノック

新井梨杏、池田裕楽、井出叶、岡田あずみ、尾崎世里花、久留島優果、迫姫華、信濃宙花、曽川咲葵、中村舞、原田清花、諸葛望愛

センターは中村舞。実質前作に当たるアルバムリード曲「愛の重さ」に続くセンター。

作曲は川添広希、編曲は川添広希,渡辺亮希。B社所属の作家で一応今年で活動10周年になるようだが提供曲はかなり少なく10年で7曲目という年1以下のペースで(さすがにこれだけではなく歌い手とボカロPとしても別名義で活動している)48系では2021年にAKB48のC/Wに起用されて以来となる模様。

これまた昭和感が凄い歌謡ロックバラードナンバー。今作も恐らく何かのパロディになっていると思われるが、ちょっと分からない。
★★★☆☆

Type-Aのみ
3.真冬のプール

池田裕楽、石田千穂、岡田あずみ、川又優菜、工藤理子、迫姫華、清水紗良、高雄さやか、谷口茉妃菜、兵頭葵、福田朱里、吉田彩良、渡辺菜月、北澤苺、濵田響

センターは石田千穂。瀧野由美子在籍時に瀧野由美子以外でセンターを3度(1回は瀧野由美子・中村舞とのトライアングル)経験した唯一のメンバーで、「雨のノック」と今作では2トップをそれぞれセンターに配置した模様。

作曲はblanc、編曲は久保田剛崇。初提供の人だろうか。見慣れない作家名が続く。今作は曽川咲葵をセンターに中村舞、石田千穂で支える3トップ体制になっているが、中村舞、石田千穂にもセンター曲を用意して3曲昭和歌謡路線で統一した模様。今作は歌い出しの部分があからさまにザ・ピーナッツ「恋のバカンス」。僕らが生まれてくるずっとずっと前にアポロ11号が月に行ったよりもさらにずっとずっと前の1963年昭和38年である。イメージでしかない。加護亜依と辻希美によるW(ダブルユー)がデビューシングルとしてカバーしていたのも早21年前になってしまうのかよ…
★★★☆☆

Type-Bのみ
4.鬼ごっこ

新井梨杏、池田裕楽、石田千穂、石原侑奈、井出叶、内海里音、岡田あずみ、岡村梨央、尾崎世里花、川又優菜、工藤理子、久留島優果、迫姫華、信濃宙花、清水紗良、曽川咲葵、高雄さやか、谷口茉妃菜、中村舞、原田清花、兵頭葵、福田朱里、宗雪里香、森末妃奈、諸葛望愛、吉田彩良、渡辺菜月、奥田唯菜、北澤苺、濵田響

全員曲。作編曲はYugo.A,S-TONE。

これも古き良き懐かし風味の爽やかポップスではあるが、昭和歌謡臭が凄かったので一気に現代に帰還した感じがする。普通にいい曲。
★★★☆☆

Type-Bのみ
5.Be honest

工藤理子、久留島優果、曽川咲葵、高雄さやか、原田清花、宗雪里香

センターは高雄さやか。初センター。石田千穂、中村舞に続く3トップ(瀧野在籍時にも4番手)まで人気を得ていた2期生の筆頭格でそろそろ表題センター回ってくるかと思われたがC/Wになってしまったか。年間2シングルがコンスタントにできていればとっくにやれただろうに3期生次世代育てる方向性になってくると難しいのかもしれない。明治『即攻元気』タイアップとなっていて即攻元気応援隊として選抜されたメンバーになっているようだが曽川咲葵、高雄さやかは入っているが石田千穂と中村舞は入っていないのでトップ選抜ではないっぽいし、どういう人選なのかは良く分からない。

作編曲は藤田卓也。元気押しのタイアップ曲になったくらいなのでもっと押せ押せに元気な曲なのかと思ったら爽やか前向きポップというどっちかというとAKB系列より坂道系統の楽曲だった。人数が少なめなのでソロパートが多く聞けるのはいいんだけど誰がどの声なのかさっぱり分からない。ホイホイC/WのMVまで制作されていた頃ならMVで分かる事もあったが…。
★★★☆☆

劇場盤のみ
6.僕は言う

岡村梨央ソロ曲「第6回AKB48グループ歌唱力No.1決定戦」優勝特典ソロ過去2回も池田裕楽が優勝してソロをもらっており、STU48メンバーが6回で3回優勝という事になる。なお池田裕楽はこの第6回にはそもそも出演しなかった模様。

作編曲はRYU-MATT。また初提供者?ていうかデビューなのか?

歌唱力メンバーがいかにも歌いそうなソロバラードではなく、「Be honest」からの流れを汲んだような爽やかポップス。普通にグループ曲っぽい。ソロでこういうテンポ感のある曲というのは珍しいが、こういう曲でも声の良さは生かせるし、歌唱力=歌い上げバラードのパターンは面白くもなんともないので良かった。
★★★☆☆

コメント

タイトルとURLをコピーしました