共鳴/山本彩
2025年11月19日
4ヶ月ぶり新曲。”ロックを軸にしたライブアンセムで、「共に」という想いを込めた力強いバンドサウンド”と紹介されている。
いわゆる”僕らの歌”的なアンセム。どこか器用貧乏的というかかなり好印象な曲は出していると思うんだけどあまり後に残らないので結局1曲も覚えてない…というのがいつもの印象だったけどここまでの曲の中でも耳に残る強いメロディーラインで最高傑作的な勢いが感じられる。
★★★★☆
あなたへ/金城綾乃
2025年11月19日
1年5ヵ月ぶり新曲。ボーカル(玉城千春)ではなく、ピアノ弾いてた方が歌うソロ活動である。
子供へのメッセージソングという20年前に始まった連続出産から復帰した2008年頃から連投していた路線をまだやるのか…。と思ったけど”20年前”というのが今作の重要なところで金城綾乃の第一子長女出産が報じられたのは2005年11月なのでまさに長女20歳のタイミング。20歳になる娘への個人的な歌、というのが今作なのではないか。
玉城千春が社会活動的な方向に向かってからKiroroとしての活動が無くなってしまっているが、Kiroro的なピアノバラードの作風はそのままメインライターではなかった金城綾乃が引き継いでいて声がちょっと違うけどほぼKioroになっているっていうのも何だか不思議な感じ。
★★★☆☆
Floating Planets/アンジェラ・アキ
2025年11月26日
半年ぶりの新曲。同時に2月にアルバム発売が発表され、約14年ぶりとなるオリジナルアルバムと銘打たれている(昨年の『アンジェラ・アキ sings『この世界の片隅に』』は活動再開作とされていたがオリジナルアルバムカウントではない扱い)。
作風的には『この世界の片隅に』展開とあまり違いのないバラード路線。確かな歌声とメロディーは健在だが…。
★★★☆☆
レイン・ガール(New Recording)/佐野元春 & THE COYOTE BAND
2025年11月26日
12月10日の『HAYABUSA JET Ⅱ』先行配信。1993年のアルバム『The Circle』収録曲の新録音バージョン。2000年のベスト盤『The 20th Anniversary Edition』で’99 mix and edit version(ミックス変更&2番を丸々カット。2020年の『GREATEST SONGS COLLECTION 1980-2004』ではフェードアウトが少し遅くなった同バージョンを収録)、2011年に『月と専制君主』でセルフカバーしているのでリメイクは2度目となるが、例によって同アルバムではTHE COYOTE BANDではなく、かつてのTHE HEARTLANDとThe Hobo King Bandの混成メンバーで演奏されていたのでTHE COYOTE BANDでの正式レコーディングは初となる。
『月と専制君主』のセルフカバーではゆったりとしたアコースティックワルツ風に大胆アレンジされていたが今作は原曲のブラッシュアップ、ロックバンドとして厚みを増したバージョンといった装い。あれこんなカッコいい曲だったっけ?と思うくらいTHE COYOTE BANDの低音寄りなバンドサウンドがカッコいい。
★★★★☆
龍/福山雅治
2025年11月29日
映画『新解釈・幕末伝』主題歌。映画は12月19日公開予定だが、かつて大河ドラマ『龍馬伝』で坂本龍馬を演じていた事から”大河ドラマ『龍馬伝』から15年の時を経て“福山流・新解釈”で書き下ろされた楽曲”という事で2010年11月28日の『龍馬伝』最終回から丸15年を経たタイミングに合わせての配信となった模様。
福田雄一監督・映画制作陣からは「敢えて脚本を読まないでほしい。福山さんが作りたい『幕末伝』の曲を作ってください」というオファーだったそうなので、『AKIRA』期にピークを迎えたタイアップ過ぎる寄り添い過ぎたタイアップ先そのまんますぎる曲にはあまりなっていないものと思われる。…が、対象となるモチーフをそのまま曲に盛り込む手法にはそこまで影響しなかったためか、幕末伝の曲というだけでかつて主演した『龍馬伝』の方に寄せに行ってしまうのは職業病だろうか。濃厚歌謡路線寄りの楽曲だが、「Gang★」「化身」の頃よりはギラギラ感が年齢的にも抑えめになっていてライトで聞きやすくなっている気がする。
★★★☆☆

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