2022年2月23日
初登場1位 売上17.7万枚
8ヶ月ぶりのシングル。
C/Wが異なるType-A,B,C,劇場盤の4種。
MV制作がついに表題曲1曲ポッキリに縮小され、これまでNMB48特有で恒例になっていたダンシングバージョンのMVも廃止されたが、特典映像が復活。MVは3種共通1曲ポッキリでAにはMVメイキング、B,Cに特典映像「NMB48の新バラエティースター発掘大作戦」を収録。
配信はSpecial Editionとしてカラオケをカットして全5曲をセットにした内容。表題曲のみ1週間前に先行配信。
1.恋と愛のその間には
センターは梅山恋和と上西怜。梅山恋和は卒業を発表していて最終参加となるが、2020年に「だってだってだって」で山本彩加とのWセンター、若手エース格として期待されていたはずが昨年の山本彩加に続き梅山恋和までもが10代での早期卒業となり、あっという間に高校生次世代エースが2人ともいなくなってしまった。さらに恐ろしいのが「僕だって泣いちゃうよ」で山本彩が卒業してから、「床の間正座娘」「母校へ帰れ!」は普通に白間美瑠センターだったが、「初恋至上主義」は太田夢莉(卒業センター)、「だってだってだって」は山本彩加、梅山恋和で次世代センター、「恋なんかNo thank you!」は吉田朱里(卒業センター)、山本彩加もこのシングルで卒業、「シダレヤナギ」は白間美瑠(卒業センター)、そして今作である。山本彩卒業後は卒業センターが断続的に出てくる上に、センター経験者がみんな卒業しているので、山本彩卒業後のセンター経験者がそれなりに輩出されたのに残っているのが今回のもう1人のセンター上西怜だけになってしまうという。ベテランはいいけどそれに代わる次世代として育てようとしてた人材までことごとく卒業して次の人生を探しに行ってしまうというこれが今のNMB48の現実なのだろうか。
楽曲自体は歌謡要素の含まれたダンスナンバー。イントロの感じとか髄所にモー娘。っぽさが感じられるが、もう少し派手なアレンジにしているところには48系列っぽさもある。シングルとしてはファン向け以上でもなく、正直あまり印象には残らない。パフォーマンスが凄いとか騒ぎ出す感じでもないが貫き続ければプラチナ期みたいな評判がファンの間で浸透して後年の再評価ムードに持っていく事は出来るかもしれない。策士家がそれまで現役なのか、そもそもそこまで注力する気あるのかという問題があるが…。
ついにこの1曲しかMVが作られなくなったが、かなりシンプルな内容ででかいメンバーの顔が映し出される巨大スクリーンをバックにしたダンスシーンをメインにリップシーン、イメージシーンとMVの基本のような構成以外に何の演出も無くドシンプル。1作しか作られないのに巨大スクリーン以外に今作特有のものが何もないとは…。若干ハロプロ感のある楽曲だったが、MVが基本要素だけというシンプルっぷりはまさにモーニング娘。と同じであり、あれだけMVにじゃぶじゃぶ予算つぎ込んで大量に制作していたのがこうなってしまうとなるともうそこまで予算が落ちてきたのかなと…。
★★★☆☆
2.ジャンジャン/アンダーガールズ
当初A面を歌う選抜に対してC/Wを歌う2軍扱いとして名称が確定したアンダーガールズだが、AKB48のJPN化に伴い総選挙以外で使用されなくなり、姉妹グループはやればいいのに何故かこちらも使用を放棄してしまったので48系列で最早廃れた名称となっているアンダーガールズがまさかの復活。NMB48としては1st,2ndと19th以来(19thは山本彩卒業の「僕だって泣いちゃうよ」で1度限り唐突に復活していた)。というわけで参加メンバーはそのまま表題曲不参加のメンバー。
どういうわけかパラパラのような時代錯誤のレーザービーム系ダンスナンバー。わざとダサい事をやろうとしているのか…?時代が1周してブーム期を知らない人には新鮮なのだろうか。
★★★☆☆
3.ホンマにサンキュー/7期生、7.5期生、8期生
1月13日に卒業を発表した折坂心春は最終参加の模様で発表時点での本人コメントでは3月中が最終稼働と書いていたが、その後22日の運営発表で卒業セレモニーは1月31日で最終稼働もこの日だと明言されてしまい、今作発売1ヶ月前に全ての活動が終わってしまった模様。オンライン個別お話し会参加権利付の今作の劇場盤も販売していたが返金対応になった旨も告知されていたので、当初は3月の個別お話し会まで参加予定で今作の収録も済ませていたものと思われる。
今度は「恋するフォーチュンクッキー」のような緩めのダンスナンバー。今回は1曲ごとの方向性が分かりやすく○○風だなぁ…。関西弁のノリといい曲調と合っている。
★★★☆☆
4.秘密日記/梅山恋和
卒バラソロ曲。卒バラも続くなぁ…。ていうかここのところの連続センター卒業はみんなソロがあり、センターの無いエースメンバーの村瀬紗英も卒ソロはあったのに山本彩加は早くから売り出されていたのに卒業センターもソロも1人だけ無かったのはそれだけ急に辞めてしまったという事なのだろうか。
声も曲もフツーの卒バラ。この人はちゃんと覚える前に辞めてしまった。さすがに卒バラ卒ソロは本人に思い入れが無いと厳しい。
★★★☆☆
5.夢中人
劇場盤C/W枠には珍しく選抜をさらに絞り込んだ人選によるポップロック系のバンドサウンド風ナンバー。今作の中では最も元気で明るく普遍的な方向性。
夢中人ってこないだハロプロの曲が使われているドラマ『真夜中にハロー!』でも出てきたけど流行ってるのか?
★★★☆☆
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