2022年3月16日(Special Edition)
2022年3月23日
Type-A,B,C,D,通常盤・Special Edition
初登場1位 売上0.5万DL(Special Edition、アルバム扱い)
初登場13位 売上0.7万DL(Actually…)
初登場1位 売上58.8万枚
Type-A,B,C,D,通常盤の5種発売。
C/W3曲目、A,B,C,DのBlu-rayの2曲目のMVと特典映像が全て異なる。
特典映像は今回全て5期生の紹介映像のみで統一され既存メンバーの参加はなし。
5期生の中西アルノがいきなりセンターに起用され波紋を呼んだが、直後に過去のSNSや個撮活動が問題視され大炎上、自粛を余儀なくされる事となり、発売前からTV出演期間にセンターがいなくなる前代未聞の事態となった。曲披露も46時間テレビでの初披露と同日のテレ東音楽祭の2回のみであった。これに伴いフォーメーションを組み直してアルノ抜きでの飛鳥・山下センターバージョンで引き続きのTV出演となり、MVもYouTubeには飛鳥・山下センターバージョンで作り直したものを公開。Blu-rayは最初のものがそのまま収録され、間に合わないので作り直したバージョンは収録されない。
その後、岡本姫奈の自粛も発表。まだ公式に名前も発表していない3人のうちの1人だったが自粛発表で初めて公式に名前を出すという史上初の珍事となった。これもSNSが発掘されたというものだが、解禁前の情報流出含めてリアルタイム進行での投稿が原因(アルノは過去)と思われるが、出回った情報のうちどれが問題視されたのかは不明。中西アルノ、岡本姫奈の特典映像はそのまま収録されている。
また残りの2名の5期生は発売後に詳細が発表されており、池田瑛紗、川﨑桜が3月19日、4月1日にそれぞれ発表された。
公式発表前だったが池田瑛紗は5期生曲への楽曲参加、ドキュメンタリー映像は収録されており、川﨑桜のみ楽曲にも不参加、ドキュメンタリーも収録されず、4月になってドキュメンタリーは公式YouTubeで別途公開される。そして公式で最後に残されたままの一枠は岡本姫奈で今作に参加していて自粛で名前を出されたのにComing soon枠のままという既に知ってるのに正式には非公開のままな謎案件となっていた。
4月9日になって岡本姫奈・中西アルノが共に4月27日の5期生お見立て会で復帰させると発表された。
復帰後最初のブログが「皆さまへ」謝罪という史上初の珍事となった岡本姫奈だがSNSでの情報流出を謝罪する内容となっており、公式の見解としては何が問題視されていたのかが正式に判明した。
卒業を発表した北野日奈子はソロ曲のみの参加で、選抜・アンダーその他いずれも不参加。
6月13日に山崎怜奈が卒業を発表。ほぼ1ヶ月後の7月のミーグリが最終活動と発表されラストイベント・ライブの開催も無い事が判明し、今作のアンダー曲「届かなくたって…」が最終参加曲、5月の『10th YEAR BIRTHDAY LIVE』が最終参加ライブだった事が判明した。『10th YEAR BIRTHDAY LIVE』では自身唯一のセンター曲「錆びたコンパス」は披露されなかったらしいのでその前の3月の『29thSG アンダーライブ』で披露したのが最後の披露だった模様。
1.Actually…
久保史緒里、賀喜遥香、与田祐希、遠藤さくら、筒井あやめ
梅澤美波、山下美月、中西アルノ、齋藤飛鳥、秋元真夏
5期生中西アルノがいきなりセンターだったが、自粛により山下美月と齋藤飛鳥のWセンターへと変更。中西のソロパートが多いため変更後のTV披露では急遽収録したか再編集したと思われる中西抜きバージョン(ソロパートなしで飛鳥と山下が中西のパートを埋めている?)が使用された。
冒頭から中西アルノのソロ歌唱連発で全体に中西アルノ with 乃木坂46みたいな感じの歌割なのがコレジャナイ感を加速させる。驚異の歌声みたいに扱われていたがCDでは割と加工ボイス気味になっていてイマイチ凄さが伝わらないのと、結局この手の”上手さ”だとグループでは悪目立ちするのにわざわざ悪目立ちさせて何がしたいのかと思ってしまう。またアルノ声抜きバージョンでMV作ってみたら案外さほど変わるわけでもなく、ますます1人悪目立ちさせたのが謎になってしまった。絶対叩かれるだけだし、そんな凄い歌唱力で売り出したいなたら別グループかソロデビューの方がいいだろうに。
曲自体はスピード感はあってカッコいいもののシングルらしいキャッチーさは無く異色の曲という印象。最初の印象が悪すぎたのもあるが何度か聞いていたらシングルとしては攻めた面白い曲だとは思えるようになった。でも10周年でやる曲でも新人をいきなりソロ歌唱させまくる曲でもないとは思う。まあ今度こそ本当にPeak Out!どころかかなりガクッと落とすんじゃないだろうか。AKB48が昨年から逆襲ムードを出しているのでそれも策士家の計算なら凄い。
★★★☆☆
2.深読み
表題と同じメンバー。MV制作は無いがメンバーのインタビューで齋藤飛鳥がセンターだと明言されている。実際一部で出てくるソロパートは飛鳥のソロ歌唱っぽい声。
ウォーオーウォオッオーが連呼される原住民族感漂う謎曲(歌詞表記上はカタカナではなくWoh oh oh oh oh)。アレンジやそれ以外のメロディーはそこまで原住民っぽさはないが、ウォーオーウォオッオーがなんかドンドコダンスしながら祈りを捧げているみたいな感じで、それこそ南の島で眠りについているモスラだかキングコングだかがこれで目覚めそうな…儀式的な雰囲気が漂う。
この調子だと海外でオールフリーになっても日本国内では最後までライブの声出し禁止を続けると思うけど本来であればファンが怒号のようなウォーオーを被せるようなこのパート、観客がマスク無言の中でメンバーがウォーオーウォオッオー連呼して黙って(拍手して)観客が見ているというのは儀式感高まってかなりシュール絵面にならないか。「深読み」なるほどそういう意味か(違う)。
★★★☆☆
3.価値あるもの
Type-Aのみ
センターは久保史緒里。2022年1月に成人式を迎えた全メンバーによる“新・華の2001年組”によるユニット。何が「新」なのか旧・華の2001年組があるのかというとかつて2015年に井上小百合、桜井玲香、中田花奈、永島聖羅、西野七瀬、能條愛未、若月佑美と7人が一挙成人式となり「華の94年組」と呼ばれたのを引き継いでそれを越える最多8人であることからこの名称になったようだ。
3期生曲での単独センターや選抜曲C/W「不眠症」で山下とのWセンターは経験していたがユニットでの久保史緒里センターは初。みん杉曲(みんな大好き杉山勝彦の作曲、実際には編曲も杉山勝彦、谷地学)だけに異色&抵抗感の強い悪手起用が多い今作の中では結局今作が1番安心できる良メロナンバー。歌詞は…別れた後の君の幸せを願う青年の聖人化したような純愛か独りよがりかというような内容ではあるが、これが乃木坂46だよな…という気分になる。残念ながらソロパートは久保史緒里→賀喜遥香→遠藤さくらの3人リレーまでで残りのメンバーは数名ずつの歌唱で固定されてしまっている。5人6人くらいまでならギリで全員ソロパート回しもやったんだろうけど8人では少し多かったか…。久保と賀喜が期待以上のソロ歌唱を見せる中で、歌唱力メンバーではない遠藤も以前よりはいい感じの歌声になっていてかなり成長しているような…。1年前の大園とのデュオでは大園メインの扱いであまり目立ってなかっただけに。
★★★★☆
3.忘れないといいな
Type-Bのみ
本人の境遇と思いをそのまま歌詞にしたような策士家お得意の卒バラ。策士家がそこまで北野の境遇や心情を把握していたのが意外だが、北野に限らずほとんど会った事もない、メル友でもないだろうというようなメンバーの卒バラもサクサク書いていたり、逆に交流ありそうなメンバーにそこまで寄り添った歌詞にしなかったりしているが、こういうのって事前にスタッフから資料集(この子はこういうエピソードを持った子でした)を渡されてそれに沿って書いているのだろうか。むしろ資料頼みだとあまり知らない子の方が資料に基づいてドンピシャに沿った内容になるだろうし。
本人は歌がヘタなのをギリギリまで隠していたようなことを言っていたが(スター誕生で言っていたような)、確かにこれまでほとんど歌声を聞いた記憶がない。2期生は「ボーダー」の大サビで順番にソロがあったが北野はこれに不参加だったし、ソロ歌唱があって目立ったのはサンクエトワールの「大人への近道」くらいだったか。うまくはないが素朴な感じで普段の元気なイメージとは違う魅力はあると思う。ただここのところマジで卒バラ連発すぎるので北野の事は忘れないけど、曲の事は忘れてしまうと思う。もう深川麻衣以降の卒業ソロバラが全部ごっちゃになってて明確に思い出せるの1つも無いし…(48系と違って聞けば思い出すだろうけどどこかで誰かと誰かが入れ替わって記憶違いしていても不思議はないレベル)。
★★★☆☆
3.届かなくたって…
Type-Cのみ
センターは佐藤楓。1期生は既に和田のみとなっていたが、2期生も昨年の連続卒業に伴いついに山崎1人になってしまい(そもそも2期生自体が鈴木と山崎の2人になってしまった)、残りみんな3期4期となった。アンダーの王道的なカッコいい系のダンスナンバー。佐藤楓は「帰り道は遠回りしたくなる」「Sing Out!」で早くに選抜入りしていたもののここのところアンダー常連になってしまい再浮上の機会が無かった中での初センター。当初は梅澤美波と並ぶ大人っぽい雰囲気の3期生というイメージでどちらかといえば佐藤楓の方が人気が出そうだなと思っていたんだけど(梅澤が真面目キャラで面白くはない中で佐藤楓には棒読みキャラとかロボ文字テロップとか早い段階でついてたし)まさかこんなに差がつくとは。棒読みというかロボトミー感が強すぎて明るい一面があまり出せなかったせいか?駅伝好きアイドルとして独自の路線で活躍していたりしていたのがようやく少し報われた形に。
今作では何故か2番のBメロに一瞬だけ佐藤のソロパートが出てくるというなんでそんなところで…?という扱い。ライブでは2番カットがデフォのため、これではほとんどソロパートをライブでやる機会は無いのでは…。
★★★☆☆
3.絶望の一秒前
Type-Dのみ
センターは井上和。一ノ瀬美空と奥田いろはがサイドに配置されたフロント3人体制で、中西アルノは後列メンバーに配置されていてこの曲においては目立っておらず、タイトルから連想された平手路線アルノセンター1択押しまではやらなかった。発売時もまだ公式発表前の岡本姫奈、池田瑛紗は参加しているが、川﨑桜のみ不参加(4月になってから発表)。
楽曲自体は爽やかな感じではあるんだけどタイトルや歌詞の内容は暗め、ラップ風パートが登場するなどどこかクールなところがあり、まあ率直に欅坂では使えなくなってしまった初期~中期の欅坂っぽいところはある。欅坂が後期もまともに機能していたら欅坂2期生でこの曲を歌っていたなんて事もあったかもしれない。
★★★☆☆
3.好きになってみた
通常盤のみ
メンバーは表題曲と同じ。MV制作は無いがメンバーのインタビューで山下美月がセンターだと明言されている。実際一部で出てくるソロパートは美月のソロ歌唱っぽい声。表題曲のフロント2人を全員曲のC/Wではセンターにそれぞれ配置してソロパートの与え方も意識的に対になるようにしているっぽい。普段はこんなにソロパート差し込んでこないのに差し込んできたのはアルノソロパート超待遇を少しでも正当化するためのバランス取りか。これによりシングル収録全曲にソロパートがあるというのは29作目にして初になったと思われる(5期生曲はラップ部分にソロパート)。
ド王道の爽やかアイドルナンバーだが、作曲がyouth case、編曲がyouth case,石塚知生という嵐にも提供していた作家陣になっているのでなるほど納得。youth caseは「I see…」以降ほぼ毎作起用(「僕は僕を好きになる」でC/W2曲に登場、「ごめんねFingers crossed」では出番が無かったが前作「君に叱られた」は表題とC/Wの2曲に登場)されていて、相性の良さに気づいた感じ。
★★★☆☆
Blu-ray
1.Actually…-music video-
監督は黒沢清で冒頭に20分ほどのショートドラマが展開。飛鳥・山下・アルノ以外の残りのメンバーはダンスレッスン中のその他大勢として出てくるのみでドラマ部分は基本的に飛鳥と山下、飛鳥とアルノのシーンのみで構成。3人揃って会話をするシーンは無く、飛鳥と山下、飛鳥とアルノのシーンのみ(物語の流れからここに至る前に山下とアルノのやり取りは当然あったことになるが出てこない)。いきなり加入してのセンターという現実とリンクさせるようないかにもな演出となっているが、意図的に現実とは異なる設定を織り交ぜる事であくまでフィクション、ドラマである事も強調するといった仕組み。一見現実の乃木坂46のようでもあるが、
・飛鳥と美月がタメ口、2人とも普段と性格が違う
→つまり中西アルノのキャラも当然フィクションだよ。
・アルノが半年前加入の研究生扱い。
→加入時期も研究生なんてのも無いだろ?つまりこれは設定自体がフィクショ(以下略)
・山下は活動を共にしているが飛鳥は研究生が入ったのは知っているがアルノに会った事が無く知らない。
→これだけやれば分かるだろ?これはフィクシ(以下略)
・「私達」と言っているだけで乃木坂46だと一言も言ってない
→現実の乃木坂46じゃないんだよ、これはフィ(以下略)
と、視聴者は中西アルノを知らないのでマジで得体のしれない危険な奴だと思ってしまうかもしれないので数々の”設定”と不自然な飛鳥と山下の会話での口調でもってフィクションである事を強調するといった寸法。
内容はみんながダンスレッスンしている中で山下が1人何かに怯えていて、やってきた飛鳥がどうしたのかと聞くとアルノが行方不明だと。もう少し詳しく話を聞くとアルノの存在が私たちに亀裂を生じさせるような脅威を感じてわざと閉じ込めた、もう1日経っていると言う。慌てて飛鳥が助けに行き、古い扉なので事故で締まる事もあると山下を悪者にせずに波風を立てないようにするがアルノは割と平然としていて初対面だが飛鳥へ憧れていたと語りつつも何か達観したような事を言い出し飛鳥も自分と同じだと言い出すがそのどこか脅威を感じさせる様子に飛鳥も山下が怯えていた何かを感じ取る。
といった現実との違いがありつつ、謎の人物アルノの神秘性をさらに高めるような…正直非常に意味深かつ予想以上に悪手な感じの演出。
変化を受け入れなきゃならないみたいな事を言わせているので要するにファンにも変化を受け入れろこれは必然だとでも言いたいのだろうけど、個撮とか過去のSNS云々は言い訳に過ぎず、何よりそういう平手演出を続けた結果どうなるのかを恐れているわけで、平手に限らずMJさんのような世界1位のモンスターを生み出した実績だってあるわけでそれを受け入れろと言われても本当に困る。
ダンスシーンはダンスメインの内容で歌の間はパフォーマンスのみ。曲が終わった後はアルノがひたすら屋上へと駆け上がっていきたそがれているシーンで終了するなどここも意味深。もういいよこういう大物演出。
ダンスパフォーマンスが1人特別演出&バックダンサー化して見える場面が多くこれが欅坂っぽい(平手演出)と言われる最大の原因だが同時に乃木坂らしさもミックスされていて主に優雅な感じの手の振りつけがたぶん乃木坂っぽさを漂わせているためだと思う。グイグイ表に出てくる侍みたいな雰囲気で歌詞と向き合わせる欅坂の例の振付師とは別の人だったと思うし(デコ大のドキュメントとかで出ていたオネエっぽい感じの人が乃木坂のメインの振付師だったはず)これは振付師の個性の差なのかなと思う。
アルノ自粛により緊急制作されたYouTube公開のMVはこれとは全くの別物で作り直したダンスシーンのみで構成。ボーカルテイクもアルノ抜きにしてソロパートだった部分も変えているようだが正直変わっても大して違いが無い。ダンスはより一体感のあるものとなり、1人を崇め奉る宗教色も無くなった。イントロ部分の英語のつぶやきの部分を清宮レイが担当している事がこのMVではちゃんと映し出されているのはポイントか(アルノセンターVer.の方ではこの部分で清宮は映ってすらいない)。
以下Type-Aのみ
2.価値あるもの-music video-
映像の中だけの旅行が描かれたソロシーンの多い内容。CG技術の進歩によりさほどの不自然さは感じられないものの宇宙まで行ってしまうのはやや滑稽なのと最後に出てくるタイトルの古い宇宙映画感がそのままYouTubeでサムネイル画像になっているのがちょっとダサい…。最後の方で久保が紙を拾い上げて抱きしめるというそれだけでは全く意味不明な謎シーンがあるが、ベスト盤に収録された生田絵梨花ソロ「歳月の轍」MVと監督が同じでこちらで生田が抱きしめた後にばらまいた楽譜を久保が拾い上げるという継承を思わせる粋な演出のようだ。ここでの久保の表情も非常に良い。
特典 5期生ドキュメンタリー 五百城茉央 池田瑛紗 一ノ瀬美空
2期生はまとめて、3期4期は個人PVとして登場したが5期生はなんといきなり特典映像5期生オンリー、個人PVを遥かに上回る個人ドキュメンタリーでいきなり登場。どこまで悪手を積み重ねるんだというくらい悪手としか言いようがない。前回はあったようなSHOWROOM審査も無かったのでファンは全く愛着が無く知らない状態からいきなりこの特典映像5期生オンリーというのを見せられる事になるわけで(2月の簡単な紹介映像公開と46時間テレビでのお披露目はあった)、しかも個人PVより遥かに長い。1人20分程度もあってインタビューとそれ以外のロケ映像など破格の内容でじっくり取り上げているのだけど、知らない子のドキュメントをいきなり20分近く見せられても…。後で馴染んできた頃に見返せば面白い内容になっているかもしれないけどこれはきつすぎる。恐らく今回ルックス面では相当ハイレベルに完成された子ばかり選んでいて自信があるんだろうし、これだけじっくりドキュメントで人となりを見せればちょろいリスナーはあっさりファンになるだろうと思っているのかもしれないが、やりすぎだよ…。
2.忘れないといいな-music video-
以下Type-Bのみ
初期風の黒髪ショートカットの北野が登場し、現在の北野が外の世界へと引っ張っていくような内容+北野が提供した思い出写真というアイドルとしての集大成的内容。またしばしば話に出てくる愛犬チップを思わせるリードが出てきたりもして黒髪ショートカットの北野の方が犬なのかと思わせるような演出も。近年さすがにお姉さんになってきて元気無邪気な初期の子供っぽいイメージのままでいるのとギャップが出てきたなとも思っていたが、昔風の黒髪ショート風にするとまだ幼くも見えるのか。なんだかんだ無邪気で明るい子供っぽい元気な感じがこの人の魅力だったようには思うけど、そのままではいられないメンタル不調からの休養を経て中元よりもしっかり復帰してここまで続けられたのは凄かったと思う。
特典 5期生ドキュメンタリー 井上和 岡本姫奈 小川彩
詳細発表前に自粛したため未だに公式には自粛するメンバーとして初めて名前が登場しただけになっている岡本姫奈だがドキュメンタリーはしっかり収録。なんとバレエの有望株でバレエでロシア留学が決定していたが乃木坂オーディション受けたら合格してしまいバレエを辞めた事が明かされる。この人の場合はアルノと異なり過去のSNSではなく、リアルタイムで数々の情報漏洩を行った事が問題視されており、バレエ以外のネットリテラシーとか疎すぎたのかなと…。バレエ留学蹴ってやっちまったなと思いつつでもロシア留学って言ってるからどっちみち戦争でロシア留学は中止になっていただろうし、たぶん今頃後悔はしているんだろうけどロシア留学選んでも留学中止になっていただろうからどっちを選んでいても人生このタイミングで盛大に転んでいた…というのがまた…。あと井上和も小川彩もみんなメチャメチャ逸材感あるんだけどやっぱりみんな長い。2期でも3期でも4期でも1期でさえも1番最初にこんなん収録されてたらきつかった事に変わりはない。
2.届かなくたって…-music video-
以下Type-Cのみ
曲に合わせてクールでカッコいい感じのダンス中心の内容。最初と最後のダンスでは山崎が出てきて佐藤と絡むなどセンターの佐藤楓に続くような存在感で思いのほか山崎怜奈の扱いが良い。
特典 5期生ドキュメンタリー 奥田いろは 菅原咲月 冨里奈央 中西アルノ
企画自体はそれぞれ違っていて内容もいいんだけどやはりほぼ初お披露目状態の知らない素人の子のドキュメントを1人20分は長い…。良かったのは個人PVだとハズレ監督に当たって本人の魅力が伝わらないようなクリエイター系にされてしまうパターンもあるのでそれが無く本人にフォーカスしたドキュメントである点はいいんだけど、特典映像が5期生オンリー、1人1人が過去最高に長いというのはやりすぎたとしか言いようがない。
あえて中西アルノを最後に持ってくるのも意図的と思われるが、当初の予定ではここで謎だった人物像を前面に出して楽曲でのクールなイメージよりもけっこう人懐っこくていい子じゃないかと賛否を賛寄りに傾けさせるという浅はかな意図があったんだろうな…。普通に売り出していれば普通に好感度を得られてトップクラスではないにしても根強いファンを掴めるであろう普通にいい子だったのに…取り返しのつかない売り出し方をしてしまったとしか…。
以下Type-Dのみ
2.絶望の一秒前-music video-
楽曲参加メンバーには名前が入っていた池田瑛紗だがMV冒頭のメンバー表記に表示されずMVには不参加。
制服姿での数人ずつの談笑や屋上とスタジオでの全員でのダンスシーンなどを中心に構成した爽やかな内容。歌詞やタイトルに反して映像も明るいものとなったが…気になるのはメンバーがほぼ歌っていない(口が動いていない)事で、歌詞の割にはかなりニッコニコな笑顔全開だったり、ソロのラップパートなのに全く歌っていないイメージソロショットを挟み込んだりで(一応そのラップメンバーのソロショットになっているのかも歌声知らないので分からない)、そもそもダンスシーンもサビしかない。そのサビでのダンスシーンもほとんど歌っている様子が無く、かろうじて最後の方のスタジオでのダンスシーンではなんとなく歌っているかな程度というのはこれは…撮影時点で歌詞が無かったのだろうか。
「三番目の風」「4番目の光」ときて踏襲せずに異質なものをぶつけたくなるのも分からなくはないが、相当完成されたビジュアルの面々が揃っているだけに「5番目の○○」で良かったよね…とは思う。なんかちょっと雰囲気違う子を大量に取ったなら分かるんだけど。
Making of 5期生 Music Video
なんと5期生のMVメイキングだけ単独で収録するという露骨すぎる内容。悪手に次ぐ悪手に次ぐ悪手に次ぐ悪手としか思えず、しかもC/WのMVメイキングだけにたっぷり20分収録なんて乃木坂史上例を見ない前代未聞の扱い。確かにメンバー間の雰囲気の良さや魅力は伝わる内容だし、イメージに反してけっこう明るい子たちだというのを見てもらうには必要だったのだろうけど、やはり長くてやりすぎだ。逸材揃いだったのにここまで自爆する売り出し方も珍しく、後年5期生は当初酷い売り出し方だった(が乗り切って今がある)的な思い出話になるんじゃなかろうか。
2人が学業都合だかで参加前に無理やり5期生展開をねじ込むなんてこの急ぎっぷり、次のシングルではダメだったとなるとこの次以降の卒業メンバーが立て込んでいるのだろうか。単に次が記念すべき30thで5期生プッシュより旧メンバー中心になるから早めに5期生を売り込んでおきたいということなのかもしれないが…。
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