2024年8月31日
ライブ会場・公式通販限定
8ヶ月ぶりの新作。FIELD OF VIEWとして8月30日のアニサマ出演の翌日31日の横浜ReNYでのソロライブ(ソロとFOVの合盛りと銘打ってソロ名義でFOVの曲も複数披露)で販売を開始。8月半ばより公式通販での販売を開始し、ライブ後に発送対応が行われたため、概ね9月6日辺りから到着していった模様。2500円+レターパックプラス発送520円。
前作同様の仕様でレーベル面も印刷されたプレスCD(一時期のような色素薄い安物CD-Rではない)、表紙裏には歌詞やクレジットも記載されている。
新曲2曲+セルフカバー1曲の3曲+3曲のINST、3曲のVox Onlyを収録した全9トラック仕様。INSTは前作の”Off Vocal”で要するに歌の無い演奏のみのいわゆるカラオケ、Vox Onlyは前作の”Vocal Only”と同じで要するに歌のみで演奏が無く、間奏部分はそのまま無音となっている。
販売ページの内容説明にAI使っているのはちょっと笑った。
1.どうしようもないくらい君が好きだ
作詞は浅岡雄也、作曲は浅岡雄也&馬場一嘉、編曲は馬場一嘉。前作同様に表題曲はフルのバンド編成でギター、ベース、ドラム、ピアノのサポートメンバーが1人ずつ参加(楽器兼任無し)。さらにストリングスのクレジットまであるが担当者が奏者ではない馬場一嘉になっていて、Additional Stringsとして別の2名が併記されている。またミックスもこの曲のみエンジニアの単独名義。
ドスレートなストバラ風バラード。現存する女性ファンの最大公約数に応えたようなまっすぐなFIELD OF VIEWの浅岡さんをそのまま行くような…。言葉の端々にソロ感はあるけど。
★★★☆☆
2.Magic Time
作詞作曲は浅岡雄也、編曲は作詞は浅岡雄也&YYI_SZK。一転して演奏クレジットが無くミックスのクレジットしかない。ミックスは本人+表題曲とは別のエンジニアとの連名。
いきなり音飛びしたようなデジタル音から始まり、全面電子サウンドでピコピコな打ち込みナンバー。疑似バンドサウンド風ではなく、振り切っているが、テクノ活動もしていたように変わった事に挑戦したという感じではない。どうもFIELD OF VIEWのイメージである爽やかさは”求められる”路線であり、“求めたい”趣味全開の方向性はこっちなんじゃないかという気もする。
★★★☆☆
3.LIFE GOES ON~2024AG~
作詞は浅岡雄也、作曲はEddy Blues、編曲は馬場一嘉。「Magic Time」同様に演奏者のクレジットが無く、エンジニアの表記も「Magic Time」と同じ。
2003年の1stシングル「Life goes on」のセルフカバー。表記が全て大文字に変わった。シングルバージョンは『超星神グランセイザー』OPだったのでサビの最後の言葉が”グランセイザー”だったが、2ndアルバム収録時のuyax ver.で”グランセイザー”部分を書き換えていた。今回はuyax ver.の歌詞を1番とラストサビで採用、2番のサビのみ”グランセイザー”となっている合体バージョン。また『浅岡雄也 Extra Rare Best』で「Life goes on~2020~(浅岡雄也 MIX2020)」として浅岡雄也が新たに編曲連名に加わっての修正を試みていたので今回が4バージョン目という事になるが、全面的に作り直すのはこれが初となる。
AGの表記にあるようにギタージャカジャカをメインにした伴奏。アレンジよりもわざとなのかかなりラフながなり声で終始歌っており、無理やり張り上げて叫び倒すような乱暴な歌い方が印象的。部分的にひっくり返りかけているところもそのままで勢い1発での録音をあえて行ったのだろうか。前作同様に声のみ音源のVox Onlyを聞いた時は歌い方の荒々しさだけが際立つ。FIELD OF VIEWも永遠ではないとか見れる時に見ておけ的なニュアンスの発言もチョイチョイしているし、高音維持が徐々に…という自覚もあるっぽいし、ありのままのイマを見せるという事なのか。
★★★☆☆
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