2025年5月21日
2025年4月30日(MAKUAKE)
初登場20位 売上0.2万枚
3ヵ月ぶりのシングルCD。4月30日に単曲先行配信。またシングルタイトルは「Little Lennon」のみだが、実際に収録されているのは再録音版の「Little Lennon / 小さなレノン(Born in 1976 ver.)」となっている。
初回盤は20年前の「NANO-MUGENFES. 2005 2005.7.9 YOKOHAMA ARENA」ライブ映像8曲を収録したBlu-ray付。Blu-rayだがDVD時代の画質や映像のため”※この映像は4:3レターボックスサイズの映像をアップコンバートしています。アップコンバートの効果が十分に得られていない箇所を含むことをご了承ください。”という事前アナウンスがされていた。
1.MAKUAKE
今年主宰のフェス『NANO-MUGEN FES. 2025』テーマソング。
久々にアニメタイアップではないオリジナルの書き下ろしシングルナンバー。いかにも近年らしい落ち着いた雰囲気で、かつてのようなエネルギッシュさやパワーはすっかりなくなったベテランバンドの佇まいで1発で残るようなインパクトはない。しかしいつになくブラスで華やかに明るく盛り上げようする姿勢は印象的。世相が暗いのでそんな時に楽観的な曲や重い曲を出すよりも生きる事に少しでも希望を持たせたいというようなそんな思いが出ているようで、じっくり聞いていると少しだけ前向きな気分になれるような気はしてくる。
★★★☆☆
2.Little Lennon / 小さなレノン(Born in 1976 ver.)
2015年『Wonder Future』収録曲「Little Lennon / 小さなレノン」のくるり・岸田繁プロデュースでの再録バージョン。Born in 1976というのは後藤と岸田が同じ1976年生まれなのに起因する。くるりは1998年、アジカンは2003年デビューで5年も離れている後輩バンド、世代も少し違うイメージではあるんだけど実は両バンドの世代は同じ(くるりは大学生からそのままストレートに就職する年にデビューに至っているがアジカンは大卒で1度就職していてデビューが遅い)。
オリジナルの今作はすっかり覚えてなかったので聞き返したけど10年前だとまだ今よりは遥かにストレートな勢いが残っていた頃でギターロックで勢いがあった。今作は基本アレンジを残しつつ、そこに独自のストリングスアレンジを加えてスリリングな雰囲気。ストリングス系のアレンジャーでは出てこないような随分と攻めのストリングスだと思うしそこが新鮮(本人が「JPOPめいたストリングスやホーンアレンジは余り好きじゃない」と言っている)。
★★★☆☆
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