2025年5月21日
2025年5月7日(Love yourself!)
2025年5月14日(ジャーマンアイリス)
初登場1位 売上44.4万枚
初登場2位 売上0.2万DL(Special Edition/アルバム扱い)
4ヶ月ぶりのシングル。1期生が全員卒業後初にして5期生加入後初のシングルとなった。今作ではひなた坂46での稼働が無く、表題曲は2~4期生全員選抜、C/Wは2~4期生のユニット曲、5期生は5期生曲でのデビューとなりそれのみの参加となる。
Type-A,B,C,D,通常盤の5種発売。C/W3曲目が異なる。A~DのBlu-rayの内容は全て異なる。Blu-rayには「ひなたフェス2024」を前中後の3分割でA~C、「Behind the scenes of ひなたフェス2024」をDに収録。
「ひなたフェス2024」は2024年9月開催だったため、1期生の加藤史帆、佐々木久美、佐々木美玲、高瀬愛奈、東村芽依がまだ在籍していたほか、2期生の丹生明里、濱岸ひよりも在籍していた。
富田鈴花が5月3日に今作をもって卒業すると発表、最終参加作となった。
表題、ひなた坂46、4期生の3枠基本になっていたMV制作枠だが、今作は表題+5期曲の2曲だけのまま発売日を迎えてしまい、更なる規模縮小かと思われたが、25日になって「海風とわがまま」のMVが公開され、なんとかMV制作3枠をキープした。
1.Love yourself!
山下葉留花、森本茉莉、松田好花、河田陽菜、富田鈴花、平尾帆夏、宮地すみれ
上村ひなの、金村美玖、小坂菜緒、正源司陽子、藤嶌果歩
センターは小坂菜緒。2作連続7作目。2~4期生全員選抜となり、別稼働の新期以外の全員選抜は10th「Am I ready?」以来。これに伴い今作ではひなた坂46は稼働しない。前作のひなた坂46メンバー小西夏菜実、髙橋未来虹、富田鈴花は前々作以来の復帰で、4期生の石塚、清水、竹内、平岡、渡辺が表題曲初参加となった。
選抜導入以降、ミーグリ人気指標が重視されるようになったと言われており3列目まで後退していた上村ひなのが突如1列目に戻ってきているが、今回は2~4期をフロントに入れるというのが前提にあって2期と4期は2枠、4人しかいない3期生のみ1枠にして3期生の中なら上村、という判断だろうか。またMVでは1人で指揮をする小坂、2番手に金村&正源司のペア、3番手に上村&藤嶌&河田という変則的な振り分けになっていて2列目中央である河田がフロント組の方に回されている。2列目は残りの6人で1組、3列目はそのままとなっている。しかも上村&藤嶌&河田組では河田がセンター配置になっていて1人だけお得仕様(ヒットキャンペーン両神山登山ロケはフロント5人だったのでマジお得ポジ)。
作曲は川口進,草川瞬,佐原康太、編曲はAPAZZI。もっと自分を好きになれよとひたすら君を励ます10代向け応援ソング。4期生や5期生は加入前のドンピシャな年齢の時に「青春の馬」に励まされた世代(知らなかった場合でもこの曲は早期にライブで披露する事になるのでこの時に励まされるという流れが出来ている)。「青春の馬」はけっこう好きな曲だと言われているみたいだし、新たな10代のファンを獲得していくにはこういう曲は必須と思われる。「青春の馬」とか「何度でも何度でも」とか日向坂46の10代向け応援歌は熱血なものが目立っていたので今作のようにもっと落ち込んでいて熱血になりきれないたぶん世界変異以降増えてしまった自分に自信の持てない10代には刺さるところがある曲なんじゃないかと。2作連続でセンター小坂の台詞が入るのは狙ったのか。
ただ流れるように…というかメロディーが普通に流れていってしまいあまりフックが強くない。新たなる代表曲という感じもしないし、量産型48/46系列の域を出ないファンが聞くだけで終わってしまい広がらない曲が2曲続いてしまった感じはある。かといって「キュン」「ドレミソラシド」「アザトカワイイ」に代表される全力元気カワイイ路線みたいなのをやるのはそろそろキツイと思ってそうな小坂を筆頭に残る2期生の卒業が早まりそうだしなぁ…。
★★★☆☆
2.ジャーマンアイリス
坂井新奈、下田衣珠季、大野愛実、松尾桜、高井俐香
センターは大野愛実。3月に加入発表された5期生のデビュー曲。今作での参加はこの1曲のみ。3月10日にティザー動画が公開された。ティザーでは10人になっていたがこの時点では1人欠席でいないだけで全11人と公表されており、3月11~20日まで1人ずつ紹介されたがこの間に誰か1人辞退したらしく、3月20日の10人目公開時点で1人辞退で全10名と修正された。
歴代のメンバーや乃木坂櫻坂と比べてもやや年齢が高め…というか5期生は次の世代ではなく4期生世代の増員に徹している印象。大体いつも1人から数人いる15歳以下中学生メンバーが最初からいないのは珍しい。新メンバー加入直後から最年少が16歳以上って坂道初(直後に櫻坂46でも発生)なのではないか。最年長の鶴崎仁香は2018年加入の3期生の上村ひなのよりわずかに年上(3月生まれなので学年1つ上で他の3期生と同学年)。下から2番目だった正源司陽子より下が3人しかいない上、8月生まれの藤嶌果歩と2月生まれの正源司陽子の間に4人も入ってくるほど刻みまくりで同い年が並んでいたりと同学年に随分集中している。極めつけは最年少だった渡辺莉奈より下が坂井新奈1人だけでしかも誕生日が1ヶ月しか変わらない同学年でほとんど最年少を更新していない。これも歴代でもかなり珍しい事では…。次の期の最年少と前の期の最年少が同学年ってのも少なくとも坂道初なのでは。こうなってくると一定期間が経過した後に年齢を考えてのとてつもない辞めラッシュになってしまいそうだけど大丈夫か?なお乃木坂46の6期生には中学生メンバーもいるが(坂道最年少トップ2が乃木坂になる)、櫻坂46の4期生は最年少でも2008年生まれ(学年は渡辺莉奈、坂井新奈と同じ)で日向坂46より若干年上、やはり前の期の世代の増員に徹している印象だが、しかしこちらは前の期の最年少より下が3人いるという状況。
作編曲は斉門。なんだかフレッシュさが全くない3,4作目以降で少しクールな曲にも挑んでみるかくらいの時期になってようやくやるような方向性を1発目からやるの?というような方向性。この曲では哀愁が漂うばかりで、初々しさや笑顔はあまり出てこないだろう。とりあえず作詞家がこのメロディーで思いついたサビ頭”ジャーマン”の後が”ポテト”じゃなくて良かったよね、とは思う。3期生に食ネタ曲が続いた時期もあったし、作詞家の事だからジャーマンポテトで哲学するトンチキ歌詞書いても全く不思議ではないしな…。そんなデビュー曲は嫌だ。
MVは学園を舞台にしてひたすらに青青青青青で敷き詰めたブルー全開の内容。「ドレミソラシド」に寄せたMVは4期生の「見たことない魔物」で制作済みであるためか、学校+青のイメージは継承しつつ、プール内ではなく屋上の青だったり、教室や校庭で背景を青装飾しまくる(雨宮天かよ)事で差別化している感じも。あと何より曲がちょっと暗めなのではじけるような全力アイドル感もあまりない。
★★★☆☆
Type-Aのみ
3.You are forever
上村ひなの、髙橋未来虹、森本茉莉、山口陽世
石塚瑶季、小西夏菜実、清水理央、正源司陽子、竹内希来里、平尾帆夏、平岡海月、藤嶌果歩、宮地すみれ、山下葉留花、渡辺莉奈
表題と同じ2~4期生全員選抜。
作編曲は中村泰輔,TomoLow。インタビューにてオーディションの時からお世話になっている方が亡くなりその方に向けて書かれた曲と明言されており、全種のブックレットの巻末スタッフクレジット末尾には“In memory of 茂木徹”とある事から坂道のチーフマネージャーだった茂木徹に捧げる追悼曲である事が示唆されている。今年1月のインタビュー記事にも登場していて直前まで現役で仕事していた様子だった事からけっこう突然の事だったのかも。
歌詞はまさにそのままな追悼ナンバー。追悼ナンバーとはいえアイドルの曲なのでそんなにマジバラードではないが明るくもなりきれないので妙にシックなアイドルポップサウンドになっていて何とも言い難い曲調だ。なんかポップに行こうとするのと追悼が混ざり合った結果のサビが“Let’s do our best! レクイエム レクイエム”なんだろうけど…。
★★★☆☆
Type-Bのみ
3.やらかした
残る5名の2期生のうち年齢が下の3人によるユニット。
作編曲は中村泰輔。
やらかしたー
やらかした うっふー
やらかしたー
やらかした うっふー
やらかしたー
やらかした うっふー
やらかしたー
やらかした うっふー
この4連発が最初と最後、中間にはやらかした→しくじったに変えた4連発1つ、そしてAメロ末尾にも1回ずつ出てくる登場する歌詞カードの字面の破壊力が凄い。ただそれ以外の情報量もそれなりにあって、これしかない手抜き歌詞ではない。とはいえいつもの純情少年路線で、“告白しようと思っていたが先を越されたやらしかたうっふー”(雑訳)というだけの中身であり、それだけで膨らませて1曲にしてしまうのだからさすが作詞家だともいえる。で、”うっふー”って何?単に余ったところにUh Fuと入れただけでいつものWOW WOWの亜種であって意味は無いと思うんだけど、“うっふー”表記にしてツッコミどころを用意し、リスナーはこの”うっふー”に踊らされて、まとめサイトで「【悲報】秋元康さん、壊れる」と記事にして話題にしてしまうのである。策士家だ策士家だうっふー。
★★★☆☆
Type-Cのみ
3.What you like!
4期生の年齢が下の3人によるユニット。「シーラカンス」でフロントだった3人でもある。
作編曲は野村陽一郎。全体には普通に爽やかなアイドルポップだが締めのWhat you like!の連呼(わちゅらい!わちゅらい!)に赤ちゃんみがあって年少組らしいかわいらしい感じはあるのかもしれない(渡辺莉奈以外は高校卒業したけど…)。
★★★☆☆
Type-Dのみ
3.あのね そのね
4期生の年齢が下から4番目の竹内希来里を飛ばして5~7番目となる3人のユニット。上からでも5~7番目となるので単に4期生の年齢ど真ん中の3人という括りで、竹内希来里を露骨に飛ばしたわけではない…はずだが、わざわざ下から3人のユニットと一緒にこれをやるんじゃないよ、あらぬ憶測を呼ぶだろ。
作編曲は野村陽一郎。あ・の・ね ルン・ルン・ルンとかそ・の・ね ルン・ルン・ルンとかお花畑感のあるルン・ルン・ルンが連呼されるため、やらかしたうっふーに続いて字面に破壊力があり、「【悲報】秋元康さん、壊れる」スレッドの原因の1つにもなった。一緒にいたいからとジャングルジムに登ったり、シーソーに乗ったりしてひたすらお転婆なフリして時間稼ぎする純情少女目線。少年だとさすがにこの歌詞は痛いか。少女でもかなりきついけど!まあメルヘンな歌詞なんだけど、曲自体はそんなにアホっぽくもなく、わりと普通だし、ルン・ルン・ルンも実際にはルーンルンルン・ルーンルンルンになっている、“・”にほとんど意味が無いじゃねぇか…。
う~ん、今回も3期生だけユニット参加なしってさぁ…。
★★★☆☆
通常盤のみ
3.海風とわがまま
上村ひなの、髙橋未来虹、森本茉莉、山口陽世
石塚瑶季、小西夏菜実、清水理央、正源司陽子、竹内希来里、平尾帆夏、平岡海月、藤嶌果歩、宮地すみれ、山下葉留花、渡辺莉奈
表題曲同様の2~4期生全員曲。発売後にMVが公開され、準リード的な1曲となった。
作曲はKyosuke Yamanaka,原田茂幸、編曲はKyosuke Yamanaka。Shiggy Jr.の原田茂幸が共作曲で登場。”友達の彼女だった頃”と謎に情報が加えられているものの片想いではなくカップルで海に来ていて男性側の思いを歌っているという今作の中では普通な歌詞になっているので、変な引っ掛かりは無くストレートにサマーアイドルポップな爽やかな曲調の方に集中できる。今作の中ではドストレートな1曲といえるだろう。
★★★☆☆
Blu-ray
2024年9月7,8日にひなたサンマリンスタジアム宮崎で開催されたライブの模様を3分割収録+メイキング。セットリストから2日目の9月8日公演を全曲収録している模様。
加藤史帆、佐々木久美、佐々木美玲、高瀬愛奈、東村芽依、丹生明里、濱岸ひよりがまだ在籍している。
Type-A
ひなたフェス2024<前編>
Overture
キュン
ドレミソラシド
ソンナコトナイヨ
青春ポップコーン(3期生)
世界にはThank you!が溢れている(2期生)
君しか勝たん
「日向坂音頭」は「日向坂」を音頭に改変した新規リアレンジバージョン。松田の和太鼓ソロから始まり、最後のサビ前までは松田は和太鼓に専念している。…が、松田が最後のサビ前に和太鼓から降りた後も同じような太鼓音がドンドンカンカン鳴ってるんだけど…これは…(これに合わせてオケが太鼓抜き→太鼓ありに切り替わるように作られているのか最初から太鼓ありに松田の太鼓を重ねていたのか…)。
シングルリリース順+期別曲を挟んでいく構成だが、いくつかのシングルは1日目2日目の入れ替え枠となっているのでこの2日目では披露されていない。いつもと違う初の会場でのライブというのはあるが「日向坂音頭」以外は既に映像化もされている曲ばかりなので真新しさはない。今作リリース時点では加藤史帆、佐々木久美、佐々木美玲、高瀬愛奈、東村芽依、丹生明里、濱岸ひよりがまだ在籍している映像に感慨深いものはあるが、彼女らが揃った年末のドーム公演は別途映像化されるだろうから卒業メンバーが揃っている最後というわけでもない。ただちょいちょいオリジナル参加者なのに出ていない曲があるものの丹生明里が一応フル参加したライブはこれを最後にツアーには出なかったので次はもう最後の卒業セレモニー(2日目)しかない。貴重といえるか。また『5回目のひな誕祭』に続いて4期生の過去曲への本格参加も進んでようやく馴染んできた感じはある。
Type-B
ひなたフェス2024<中編>
僕なんか
雨が降ったって(4期生)
好きということは…(1期生)
One choice
Am I ready?
見たことない魔物(4期生)
5人になった1期生はすっかり減ったなぁ…という感慨だったけどまさか半年ちょっと後には全員いなくなっているとはな…。丹生明里センターの「One Choice」はこれが最後の映像化になるかどうか(卒業セレモニーが映像化されればそっちが最後、ドーム公演出演時はセンターを引き継ぐ演出で披露したのでちょっと異なる)。
Type-C
ひなたフェス2024<後編>
君はハニーデュー
HEY!OHISAMA!(HEY!MIYAZAKI!ver.)
誰よりも高く跳べ!2020
絶対的第六感
JOYFUL LOVE
約束の卵 2020
「HEY!OHISAMA!(HEY!MIYAZAKI!ver.)」は歌詞を宮崎仕様(そのままOHISAMA→MIYAZAKI)に改変した替え歌バージョン。「日向坂音頭」と異なり「HEY!MIYAZAKI!」という曲名にならずにバージョン扱いで表記されている。「絶対的第六感」は先行配信済み、CD発売前の段階となる。「君はハニーデュー」「絶対的第六感」と4期生新センターでの新たな曲以外はド定番いつもの曲が並んでいるのでまあいつもの感じ。「君はハニーデュー」冒頭の歴代センターポーズでなんか金村がターンして2回”お寿司しかない”ポーズしてね?と思ったらこの曲では丹生不参加になっててその穴埋めか。年末の東京ドーム公演が決定しての「約束の卵 2020」というドラマティック演出はあるけど、せっかくの宮崎ムードが東京ドームもう1度行けるぜぁ!ムードになって終わるのは良かったのかどうか…。
Type-D
Behind the scenes of ひなたフェス2024
メイキング映像。本編未収録の1日目の様子やフェスのその他の催しの様子なども収録されている。2024年も残暑というか夏本番の酷暑が9月の間延々続く感じだったので、当然真夏対策仕様。かつてW-KEYAKI FESでの酷暑でバテバテだったのを体力づくりしろといつまでも20世紀の自分の子供時代の夏の感覚のまま叱責するスタッフ、そういう対策してどうにかできる暑さではないと取材に答えるキャプテン…という様子が映画でも使用されたため特にスタッフへの批判が集まる事態となっていたと思われるがちゃんと反省して酷暑の認識をアップデートできたらしく対策が行われている様子も。乃木坂46が真夏の全国ツアーで導入していた着る扇風機みたいなのを乃木坂46の神宮ライブは9月4日で終わったのでそのまま持ってきて使っている事も明かされている。
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