エンベロープ/コブクロ

2023年3月1日
初登場3位 売上1.9万枚

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5ヵ月ぶりのCDシングル。

初回盤は「時の足音 (LIVE at さいたまスーパーアリーナ 2022.11.20)」追加収録
しかし配信版は初回盤準拠となっているため、通常盤は200円安いくらいしかメリットが無いという謎の販売状況となっている。全作全種コンプしているコレクター以外で通常盤買う人いるのこれ…。

ファンサイト会員限定盤は無くなったが、ファンサイト会員限定特典としてオリジナル特典「コブクロ オリジナル絆創膏」が付属する。

何故かMVが制作されず、短いメイキング映像としてタイアップ先ドラマの原作漫画をダイジェストにして流すだけの簡易な映像がcollaboration movieとして公開されるのみだった。

1.エンベロープ

ドラマ『リエゾン-こどものこころ診療所』主題歌。ファンなら満足のいつものストバラ…という以上の印象が全く出てこないくらい普通にいい曲。全盛期のような強いメロディーでも無く穏やかだが、もう一味欲しいところではある。そこでもっとシンプルなところに回帰するという選択肢が…無いんだろうなぁ…。

コブクロで明確に好きな曲で今でも聞きたい曲って「今、咲き誇る花たちよ」が最後なんだけど今年の12月でもう10年なんだよな…。10年越える曲も並ぶ曲も出てこないとなるともうとっくにファンではないんだろうな。
★★★☆☆

2.ベテルギウス(LIVE at 大阪城ホール 2022.11.01)

2008年16thシングルC/Wのリアレンジライブバージョン。公式の説明は“原曲よりも大胆にテンポを上げ、ソリッドでアグレッシブなロックテイストに表情を変えた”となっている。大作傾向が極まり膨張してパンパンになっていたような盛り盛りな時期だっただけに原曲はロック路線ではあるんだけど重力修行でもしているのかというような重そうな感じが漂っていた。今回確かにそういった部分がソリッドになっていて新しくなった感じはある。
★★★☆☆

3.あの太陽が、この世界を照らし続けるように。(LIVE at さいたまスーパーアリーナ 2022.11.20)

2011年21stシングルのリアレンジライブバージョン。公式の説明は“ピアノとストリングスと小渕のブルースハープのみというシンプルな編成で楽曲の新しい世界観を構築し、圧倒的な黒田のボーカルにより演奏後には客席のスタンディングオベーションが鳴り止まなかった”

オリジナルはコブクロには希少なノーストリングスでバンドの力強い演奏のみで構築したロックナンバーだったため、このアレンジだとボーカル以外の楽器全とっかえという事に。まあいつも多用しまくっているピアノとストリングスだけになったので真新しさはないというかまあピアノストリングスだけにすればこうなるよねっていうやっぱりこうなった的なアレンジではあるんだけど…。しかしいくらじっくり歌い上げる&たっぷり演奏を聞かせるとはいえ9分50秒越え、ほぼ10分は長すぎる。客席のスタンディングオベーションってオーケストラ1曲聞いた後みたいな空気じゃないかこれ。達成感。聞ききったぞやっと終わったぞっていう。

この曲はやはり希少なストリングス無しでもこれだけ壮大な曲を作れるという教本として原曲のままで存在していてほしい…が、1度だけ行った事のあるライブで常駐していたストリングスが普通にこの曲も演奏していたので最早そんな希少な曲だという感覚も持ち合わせていなさそうではある。
★★★☆☆

初回盤CD・配信のみ
4.時の足音(LIVE at さいたまスーパーアリーナ 2022.11.20)

通常盤CDのみ未収録と書いた方が早い。2008年16thシングルのリアレンジライブバージョン。公式の説明は“幻想的で重厚なストリングスで始まり、ドラマティックに展開して行く斬新なアレンジにより、コブクロ2人のボーカルもより磨きがかかった”

「蕾」や『5296』で完全に行き着いてこの先は無いというところまで大作傾向、ストバラも極めた後という良くも悪くもピーク越えを意識せざるを得ない中で当時としてはまた少し新しい道を模索し始めたような幻想感のある曲という印象ではあったが…。幻想的で重厚なストリングスで始める必要は全くないというかまたそこで使うのかストリングスを、ストリングスしか使えないのかそこで…とはどうしても思ってしまう。その後の展開はいつものストバラとは違う新しい感じではあるんだけど、これはもう曲そのものがなんというかいつものアレンジを呼んでいないというかそういう力のある曲なんだろうなと改めて思った。
★★★☆☆

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