2025年7月2日
初登場2位 売上8.6万枚
初登場15位 売上0.2万DL(気になるその気の歌)
初登場19位 売上0.2万DL(明るく良い子)
11ヶ月ぶりのシングル。アルバムからは7ヶ月ぶり。生田衣梨奈最終参加シングル。発売直後の7月8日の日本武道館公演で卒業したためほぼ置き土産的な最終参加作となった。4月に裏アカウント流出騒動があり、北川莉央が活動休止となったため今作にも不参加。発売後に今秋復帰予定と発表された。
2021年以降、これで6作連続誰かの最終参加シングルとなっている。
アップフロントのST解禁が段階的に進行し、過去の派生ユニット(タンポポ、プッチモニ、ミニモニ。等)も解禁されたがモーニング娘。のST解禁は実現しておらず、今作もDL配信のみ。先行配信はYouTubeでのMV公開という形で行われており、5月27日には早々に「気になるその気の歌」MVが公開されており、6月7日には「明るく良い子」MVも公開されていた。
初回生産限定盤Aは「気になるその気の歌」MV、Dance Shot Ver.、メイキング映像収録Blu-ray付。
初回生産限定盤Bは「明るく良い子」MV、Dance Shot Ver.、メイキング映像収録Blu-ray付。
初回生産限定盤SPは「COUNTDOWN JAPAN 24/25」(2024/12/30 幕張メッセ国際展示場)ライブ映像+2024年11月・12月公開「THE FIRST TAKE」映像(「恋愛レボリューション21」と「Wake-up Call〜目覚めるとき〜」)収録Blu-ray付。
通常盤A、Bはジャケット違い、A,Bそれぞれソロ11種+集合1種よりランダムトレカ封入。
Bは「明るく良い子」メインジャケ写になっているが曲順入れ替えは無く、CDは全種共通。
発売前日(フラゲ日)に次期リーダーが12期の野中美希になると同時に11期小田さくらが2026年で卒業すると発表。これに伴い現行サブリーダーの小田はサブリーダーのままで、新たに牧野真莉愛がサブリーダーとなり、小田卒業までWサブリーダーになると発表された。
さらに7月10日には12期の羽賀朱音、13期の横山玲奈が揃って秋のツアーでの卒業を発表。小田より先に卒業する事となり、近年のリリース間隔からして今作が最終参加作だった事になりそう。
モーニング娘。のリーダー制度は完全な年功序列となっているようで、先を見てある程度は長くやってくれそうな後輩を採用する気は無いらしい。9期最後の2人が長期在籍した弊害で10期11期合わせて5人の中からリーダーが出ないでサブリーダー止まり、そのサブリーダーさえ5人中2人が担当しただけとなってしまうなど上がつっかえた状態になってしまっていたのは否めない。しかも小田さくらは”2023年頃から話し合いを始めており、昨年生田の卒業が具体化する中で検討を重ね、さらに今回の新体制を決めていく過程において、小田の卒業時期についても協議をしてまいりました。”とあり、そればかりか後から発表された羽賀・横山の際にも”羽賀・横山ともに、これまでの芸能活動に一区切りをつけ、新たな世界に身を置き、新しい道へと踏み出したいという申し出があり、2023年頃から卒業の時期も含めて話し合い、今回の結論に至りました。”とこれまた2023年から打診していた事が発覚。3人が2023年から運営へ卒業打診をしていたのに卒業するまで2年、3年もかかってしまった事になり、異様な事態だ。これも上2人がつっかえていた影響で9期10期が卒業するまでなんとか慰留していたと思われても仕方がない。もう長い事、曲しか聞いてないのでメンバーについては把握してなかったが(正直10年以上名前と顔も一致してないし、新人ほど名前も知らないし…)数年以上前から9期2人なかなか卒業しない問題はファンの間でも取り上げられいてアンチ9期的な声も大きく(サブリーダー止まりだった10期の石田亜佑美はリーダーやりたかったと言っていたらしいし)、その一方で9期の歴史的な観点から擁護する意見も飛び交うような状態ではあったようだ。
次期リーダー野中美希も既に25歳なので、生田衣梨奈(リーダー就任26歳)に続く歴代2番目の年長でのリーダー就任となるし、牧野真莉愛の24歳でのサブリーダー就任も小田さくらと同じ歴代最年長タイでのサブリーダー就任となる。13期までは23~24歳が並んでいて(14期は1人しかいなくて2022年に卒業済み)、その次が休止中の北川莉央になるだけに、既に6作連続誰かの最終参加シングルとなっているが、最終参加シングルラッシュが続きそうではある。
1.気になるその気の歌
編曲は平田祥一郎。明るくポジティブな応援歌。ブロックごとに曲調が変わり、ラップ調になったと思ったら演歌やお祭りっぽくなったり、直後にいつものリズムに音符乗せてる感じになったりとめまぐるしく変わっていき、メロディーの残らなさを飽きさせない多彩な展開のインパクトでカバー。全盛期のダンス☆マンと組んでいた時期にこのようなコロコロ変わる曲調はよくやっていたけど、今になってまた近い事をやろうとするとは思わなかったので意外だった。サビでもう少し残りやすいメロディーが出せればなぁ…。どうしてもリズムに音符乗せてくようなチャッチャーチャッチャチャーな感じになってしまうんだよな。
★★★☆☆
2.明るく良い子
編曲は大久保薫。一直線にスコーンと突き抜ける勢いのあるナンバー。チャッチャーチャッチャチャーな感じを脱してAメロから割とメロディーを聞かせていく。電子音主体のロックアレンジだが、鈴木Daichi秀行辺りに復帰してもらってもっとバンドっぽいロックナンバーの方が他の曲との差別化が図れた気がしなくもない。前作とアルバムでは新たなアレンジャー神谷礼が登場していたが、平田・大久保で並ぶと結局いつもの2大アレンジャー、いつもの感じになってしまうし…。
メンバー間の不仲が白日に晒され1人が活動休止になった今、“明るく良い子”の裏側、複雑な感情が歌われる歌詞は物凄く意味深であり、今歌うからこそ余計に意味を持つように思う。お花畑系恋愛の歌詞はげんなりしてしまう事も多いんだけど(歌っている本人が歌詞のような状態になるとスキャンダルになってクビにな)、27年入れ替わりながら続いてきた若い女の子集団をずっと見てきたつんくが書くから説得力のある歌詞なんじゃないかと。
★★★☆☆
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