チートデイ/乃木坂46

2024年8月21日
2024年7月19日(チートデイ)
2024年7月27日(あの光)
2024年8月13日(落とし物)
2024年8月14日(熱狂の捌け口)
初登場1位 売上54.4万枚
初登場2位 売上0.3万DL(Special Edition/アルバム扱い)

B0DCFXLPWS

前作から4ヶ月ぶり。7月より順次先行配信が行われユニット3曲以外の4曲が1週間前までに先行配信された。「あの光」のみアニメ『ATRI -My Dear Moments-』OPタイアップに伴い専用のアニメ絵ジャケットが用意された。

Type-A,B,C,D,通常盤で3曲目が異なる。A~DのBlu-rayは全て「35thSG アンダーライブ」でライブ映像3~4曲ずつの抜粋とインタビュー映像を収録。

2年前の事故で休業していた掛橋沙耶香は以後2022年11月、2023年4月に状況を報告するブログを上げたのを最後に沈黙したまま1年以上経過していたが、8月10日に突如ブログを更新して卒業を発表8月19日に卒業セレモニーYouTube録画配信(期間限定)を行い自身が参加した4期生曲を4期生のみの出演でパフォーマンスして活動を終了して引退した。今作衣装での掛橋沙耶香の個人アーティスト写真が用意されたものの、今作には一切不参加で、最終参加作は2022年の『好きというのはロックだぜ!』のままとなった。

通常アンダーメンバーがアンダー曲1曲のみの参加である事は珍しくないが、今作にはC/Wに選抜曲が無くユニットと5期生曲しか無いので、選抜メンバーでも梅澤美波、久保史緒里、与田祐希、遠藤さくら、金川紗耶は参加1曲ポッキリとなった。一方で池田瑛紗は初選抜、「あの光」選抜、まゆたん協会、5期生曲と1人だけ最多4曲に参加となった(井上和、田村真佑が3曲でそれに続く)。

1.チートデイ

筒井あやめ、菅原咲月、田村真佑、中西アルノ、川﨑桜、弓木奈於、冨里奈央、金川紗耶
与田祐希、五百城茉央、久保史緒里、梅澤美波、一ノ瀬美空、岩本蓮加
遠藤さくら、小川彩、井上和、池田瑛紗、賀喜遥香

センターは井上和。昨年の夏シングル「おひとりさま天国」以来2度目。

作曲は川浦正大、編曲は野中“まさ”雄一。夏シングルには48系列っぽい曲が多いが、「ジコチューで行こう!」の編曲が野中“まさ”雄一だったくらいで制作陣はそうでもなかったりしたが、今回は野中“まさ”雄一の編曲に加えて、坂道にはここまで1曲ずつしか提供していなかった48提供の多かった川浦正大が作曲と48メインの作曲と編曲が並んだ。乃木坂46ではその1曲が「何度目の青空か?」で48感は無かったが、夏シングル×野中“まさ”雄一が編曲となるとあの頃の48っぽさが凄い。懐かしさもあるが、正直すっかり飽きられてしまって廃れ気味なあの頃というか…。川浦正大も提供はそこそこあるけどAKB48での表題は「上からマリコ」「久しぶりのリップグロス」くらいしかなく、まあそんなに人気でも覚えてもない曲だったりするし…。評判も微妙で2作連続でこのハズシっぷりはちょっと一気に失速感が…。後年「凋落のきっかけとな?そうじゃな…2024年じゃろうな…」とか遠い目で語られそう

ラップも含めて爽やか&ワチャワチャな夏ソングといった趣きで普通にいい曲ではあるけど、「裸足でSummer」→「ジコチューで行こう!」(共に齋藤飛鳥センター)の時と同じで夏シングルでもう1回センター、2曲目は1曲目の印象に及ばず…というか1曲目が比較的新鮮だったのに2曲目無難すぎという点で丸被りした印象。しっとりしたピアノイントロや井上のごめんなさい叫びなんかは今作ならではの要素で好印象なんだけど全体にはマンネリ感が強いし、ラップみたいな早口言葉はカッコよくもかわいくもないし、イマ、コレジャナイ感が凄い。日向坂46に続く紅白落選も現実味を帯びていると思うし、少なくとも今年の曲で出れる事は無

あとサビで出てくるタイトルが“よーろーしーくーちーとーてー”と意味不明に聞こえてしまい、「チートデイ」に聞こえない。実際には”よーろーしーくーチートーデーィ”と歌っているんだけど、そもそもチートデイとはダイエット中に「好きなものを自由に食べてもいい日」と一般に認知されるようになっていて、齋藤飛鳥が在籍時に梅澤キャプテンとよくやっているとしてメンバー間でも使っていた言葉でもあるのでそれまで知らなかったファンの間でも“チートデイ=思いっきり食べまくる日の事”という認識は比較的広く浸透していたはずだ。しかし本作は「チートデイ」に対してよろしくするというワケの分からない歌詞になっている。ズル休みして授業をエスケープしてバイクぶっ飛ばして君の女子高まで迎えにいこうとしているやたら気の早い(理由は”夏だから”)輩主人公の心情が歌われている歌詞の内容に食事に関する内容は一切含まれていない。本作の「チートデイ」とはcheat=いかさま、いんちき、ずる、不正をする day=日というド直訳からの“ずる休みする日”の意味として使っているようだ。それでもチートデイによろしくするのは意味不明だし、”よろしくチートデイ ずる休み”なので、頭痛が痛い/腹痛が痛い状態になってね…?  

結局のところ作詞家が「インフルエンサー」的なノリで流行り言葉を使ってみたかったけど、今回は浸透している意味ではなく、直訳に近い意味合いで使用するというひねりを効かせたはずが結果的に意味不明になってしまってその単語が浮いてしまうという本末転倒な事になってしまったような…。いやこれが高度な策士術なのだろうか…?

シンガポール撮影のMVはこれまでの夏シングルの中では一転して1番いい雰囲気かもしれない。
★★★☆☆

2.あの光

池田瑛紗、伊藤理々杏、井上和、岩本蓮加、賀喜遥香、田村真佑
アニメ『ATRI -My Dear Moments-』OP。久々のアニメタイアップ曲となり、先行配信でアニメジャケットが用意された。過去3度アニメタイアップの際にはCDでアニメ盤を用意していたがそこまでの需要は無いと判断されたようだ。エンディングは22/7が起用されており、秋元案件となっているが、声優アイドルの22/7をエンディングに回すって色々複雑な…(22/7は出演者にも入ってない)。メンバーは5人選抜で伊藤のみアンダーだが、日ごろからアニメ好きを公言しているメンバーなのでそれでチョイスされた少数選抜と思われる。

作編曲はBASEMINT。いつもの準A面的な表題メンバーで歌ってそうな爽やかアイドルポップ。普通にいい曲。
★★★☆☆

Type-Aのみ
3.落とし物

吉田綾乃クリスティー、岡本姫奈、佐藤璃果、佐藤楓、矢久保美緒、中村麗乃
松尾美佑、向井葉月、伊藤理々杏、柴田柚菜
林瑠奈、奥田いろは、黒見明香

アンダー曲初センターは奥田いろは。作曲はバグベア、編曲は野中“まさ”雄一。

3期生がアンダーに戻り、前作でアンダー送りになったものの通常なら選抜な人たちが軒並み選抜に上がるか戻るかしたため、概ねアンダー常連組がそのままアンダーに残ってしまった感じが…。3期生の通称思い出選抜は前作で完了したし、柴田柚菜は4期生出演だった頃の『乃木坂スター誕生!』で歌唱力の高さを見出されて出番が増えたのをきっかけに一気に扱いが良くなって選抜常連になっていたがここで選抜浮上組に入れないとなると相当序列が下がってしまっているっぽいし、なんか6期加入後の大変動まではほぼこのままで選抜とアンダーが固まりそうな…。

大人っぽいラテン風味のナンバー。Bメロのウォウォウォーがそのままウォウウォウウォ(ウォウウォウウォ)とアホみたいな字面に…。実際は早口でウォウォウォーって歌ってるようにしか聞こえないんだけどこれがなんでウォウウォウウォになるんだよ特にカッコのコーラス扱いの最後のウォはあからさまに伸ばしているだろが。サビ終わりのライライの方も歌唱と異なり“ライライライ…ウォウウォ”となっており、ライを合わせる気がなければ語尾のウォーもBメロ以上に伸ばしているのに絶対にウォで切って伸ばし棒を入れない。どこにこだわっているんだ。

それよりも純情を売りにするアイドル稼業において“純情を売り物にするな 大人になるほど汚れてく”とか“人生の闇も知っただろう”とか過酷なアイドル稼業の裏側で純情なままではいられないが純情っぽく振舞わなければならないメンバーの現実、それもアンダーメンバーに突き付けて歌わせるというのはストロングスタイルすぎるというか、魔曲「アンダー」よりも残酷ショーになってしまっていないか。
★★★☆☆

Type-Bのみ
3.君にDitto

五百城茉央、奥田いろは、川﨑桜、筒井あやめ、弓木奈於

クレジットに表記は無いがユニット名は首ンセス軍団長は弓木奈於で弓木奈於同様に首の長さ・美しさに定評のあるメンバーを揃えたとされる。

作曲は松原憲、編曲は高橋修平。ユニット曲は普段出てこない作家の曲を採用しているのかあまり見かけない名前が並ぶ事態となり、曲自体もいつもの量産型とは異なる自由な作風になっている。今作はクールなダンス系でエレガントな雰囲気。異様にDittoを高速連打するサビがインパクトだが、あまりに早口で大連呼するためDittoDittoDittoDittoがいつのまにかトンディトンディトンディに聞こえてきて、しまいにはトンビトンビトンビにすら聞こえてくる(ゲシュタルト崩壊)。
★★★☆☆

Type-Cのみ
3.懐かない仔猫

池田瑛紗、一ノ瀬美空、小川彩、菅原咲月、田村真佑

クレジットに表記は無いがユニット名はまゆたん協会軍団長は田村真佑。他の軍団ほどの明確な特徴が無く、基本的に仲のいい後輩を集めたという感じ。同期4期と先輩3期には付き合いが長くてより仲のいい子たちがいるようだが意図的に後輩5期生のみにしたようだ。

作編曲は渡辺淳。田村真佑といえば4期生センター「猫舌カモミールティー」に始まり、「銭湯ラプソディー」「お別れタコス」「手ごねハンバーグ」「ぶんぶくちゃがま」と珍曲請負人のようになっており、いずれも強いインパクトを残してきた。そんな田村真佑の”まゆたん協会”なら究極のぶりっ子アンセムが爆誕する…と恐らく誰もが思っていたはずが、策士家、思いっきり裏切りやがって爽快ロックバンドナンバー。時々弾けもしないメンバーを入れて無理やり練習させて付け焼刃のバンド編成の1発ユニットとかやっていたが曲自体はその路線。ただ今回は演奏パフォーマンスはやらないようだ。今作の中では最もしっくり来る好きな路線ではあるけど、このメンバーで聞きたかった路線ではないよなぁ…。
★★★☆☆

Type-Dのみ
3.Keep in touch

佐藤楓、冨里奈央、中西アルノ、林瑠奈、松尾美佑

クレジットに表記は無いがユニット名は楓さん正そう軍団軍団長は佐藤楓。佐藤楓はかねてから食べ物や飲み物を良くひっくり返す・こぼす行動がネタにされているその辺りのどん臭さを正そうというキャラクターが由来と思われる。といっても佐藤楓は運動神経の良さを生かしたソロ仕事が多く、TBS『オールスター感謝祭』のミニマラソン企画で女性芸能人1位になったり、『SASUKE』に出たり『駅伝』のゲスト解説などもやっている。一方で運動神経皆無で楓さんよりも遥かにどんくさ系の中西アルノが加入した事もあり、早速カオスな事に…。

作編曲は佐伯一。WOW WOW WOW WOW(違)の再来のような90’sキーボードイントロから始まり、マジでそのままHang in there…と歌い出せそうなエセTK風ナンバー。もっとどんくさ系(ナニソレ)なのが来ると思ったらまた合ってない感じの曲を…。3曲ともカッコいい系に走り、方向性は違うんだけど1曲くらいかわいい曲でもよかったような。
★★★☆☆

通常盤のみ
3.熱狂の捌け口

五百城茉央、池田瑛紗、一ノ瀬美空、井上和、岡本姫奈、小川彩、奥田いろは、川﨑桜、菅原咲月、冨里奈央、中西アルノ

5期生曲センターは一ノ瀬美空

作曲は福田貴訓、編曲はツタナオヒコ。歌謡風味な派手目なダンスナンバー。今回この枠は選抜曲に回すかと思ったらまだ5期生曲が続くのか。普通にいい曲だが、これまで5期生曲は普通どころではないいい曲が続いていたので今回は数段落ちる印象。
★★★☆☆

Blu-ray

35thSG アンダーライブ

2024年6月7,8,9日に有明アリーナで3公演開催された前作のアンダーライブからA,B,C,Dに4分割抜粋収録。

岡本姫奈、小川彩、奥田いろは、金川紗耶、黒見明香、佐藤璃果、柴田柚菜、菅原咲月、清宮レイ、筒井あやめ、冨里奈央、中西アルノ、林瑠奈、松尾美佑、矢久保美緒

前作のアンダーメンバーなので3期生の参加が無く、4,5期生のみとなる。「車道側」センターの筒井あやめが”座長”清宮レイは卒業前の最終参加ライブとなった(この後7月に前作の全国イベント参加券限定配信ミニライブ内で阪口珠美とともに卒業セレモニー、『乃木坂46分TV』で一般向け最終配信出演)。

奥田いろはは舞台「ロミオとジュリエット」公演期間と丸被りしていたため、Wキャストで出演のない7日のみの出演で8,9日は欠席と発表されていたが、昼公演の出演のみだった8日はWアンコールのみ登場した。

中盤のユニット編成含めると一応全員最低1曲はセンター曲があったようだが、今作では岡本姫奈、奥田いろは、黒見明香、佐藤璃果、清宮レイ、矢久保美緒のセンター曲は選曲されなかった

黒見以外はユニット編成曲で1曲センターがあっただけのメンバーで今回ユニット編成曲は全カットなので仕方ないとはいえ、露骨に干されてる感が…。そしてこうなると黒見だけ全員曲のセンターがあったのにハブられた唯一の人って事になっType-Dとか4曲中3曲が筒井センター曲でバランスおかしいし…。

Type-A

ジャンピングジョーカーフラッシュ(DAY1)(センター:筒井あやめ)
バンドエイド剥がすような別れ方(DAY1)(センター:菅原咲月)
自惚れビーチ(DAY1)(センター:冨里奈央)
ライブ直前インタビュー集1(奥田いろは・佐藤璃果・菅原咲月・冨里奈央)

「OVERTURE」を除いた冒頭3曲をそのまま収録。「ジャンピングジョーカーフラッシュ」は4期生曲、「バンドエイド剥がすような別れ方」は5期生曲で(元々のセンターがセンターを担当)、期別曲をアンダーでやる事自体が珍しいのに1曲目どこか冒頭2曲がアンダー曲ではないなんてのはアンダーライブ史上初なのではないか。今回は山下美月卒業記念で3期全員選抜をやったのでアンダーに3期がいないから出来た選曲なんだろうけど、4期曲の中に5期がいるのも5期曲の中に4期がいるのも見慣れない光景だなぁ…。「自惚れビーチ」でようやくアンダー曲になるがこれは当時の参加者ゼロの超過去曲(アンダーアルバムの新曲で2018年の3期アンダー合流前の曲)。アルバム曲の割には比較的盛り上げナンバーとして残っている気はするが、「自惚れビーチ」もそんな昔になるのか。

インタビュー集はいつもの廊下とかではなく、スタジオセットの中できっちり収録した内容。

Type-B

思い出が止まらなくなる(DAY1)(センター:中西アルノ)
あの日 僕は咄嗟に嘘をついた(DAY1)(センター:小川彩)
嫉妬の権利(DAY1)(センター:柴田柚菜)
不等号(DAY1)(センター:金川紗耶)
ライブ直前インタビュー集2(小川彩・金川紗耶・柴田柚菜・中西アルノ)

「思い出が止まらなくなる」は1つ前のアンダー曲なので、比較的オリジナルに近いメンバー構成(といっても3期5人がごっそり抜けて金川・柴田・菅原・筒井・冨里INなのでそこそこ変わってる)。2曲飛ばして「あの日 僕は咄嗟に嘘をついた」「嫉妬の権利」「不等号」は連続収録。10th、12th、13thシングルというアンダーが躍進して路線を確立していた黄金期の楽曲群だが…早10年昔(2014~2015)、今のメンバーでしっかり受け継がれているようだ。実際のライブではこの後に唯一の黒見センター「狼に口笛を」が続いたらしいのでそこだけカットされたの不憫すぎる…。

Type-C

日常(DAY2)(センター:筒井あやめ)
Hard to say(DAY2)(センター:菅原咲月・冨里奈央)
さざ波は戻らない(DAY2)(センター:林瑠奈)
踏んでしまった(DAY2)(センター:松尾美佑)
ライブ直前インタビュー集3(岡本姫奈・黒見明香・林瑠奈・松尾美佑)

全て6月8日公演の映像のため奥田いろはは不参加

唯一の黒見センター「狼に口笛を」、中盤のユニットコーナー4曲と続けての2曲をバッサリすっ飛ばしてVTRを挟んでの後半を4曲連続収録。「日常」はセンターだった北野日奈子の代表曲としてやたら卒業するまでピックアップされて卒業した後も久保史緒里の引継ぎ演出等やたらピックアップされるアンダーの代表楽曲の1つとして妙に神域な存在になってしまったが今回は座長曲に。とはいえただでさえ初アンダーの筒井を忖度したのかなんなのかやたら筒井センター曲が多かったみたいだし、収録バランスを欠いてまで選曲しなくても…という気もする。「Hard to say」はベスト盤の限定盤のみ収録で当時のアンダーと当時まだ在籍していた歴代アンダー経験者を全員集結させていた楽曲で4期生は卒業した北川悠理と選抜行きの弓木奈於以外は全員参加していた曲とはいえ3期生不参加になるとこの曲でも経験者7人まで減るのか。「さざ波は戻らない」は32ndで伊藤理々杏と林瑠奈のWセンターだったが伊藤がいないので今回はそのまま林単独、「踏んでしまった」は33rdで新しいアンダー曲となるがこの辺りは早くもほとんど覚えていないな…。

Type-D

Actually…(DAY3)(センター:中西アルノ)
夜明けまで強がらなくてもいい(DAY3)(センター:筒井あやめ)
車道側(DAY3)(センター:筒井あやめ)
ジャンピングジョーカーフラッシュ(DAY3・Wアンコール)(センター:筒井あやめ)
ライブ直前・直後インタビュー集4(清宮レイ・矢久保美緒・筒井あやめ(直後))

全て6月9日公演の映像のため奥田いろははWアンコールで駆け付けた「ジャンピングジョーカーフラッシュ」のみ参加。曲自体はType-Aの1番最初にも収録されていてそっちには奥田いろはが参加しているので重複してしまうんだけど、3日間通しての最初と最後の曲は収録したかったのだろうか…。筒井あやめの座長MCとあと何故か「車道側」の後を超速フェードアウトさせて(アンコール2曲をすっ飛ばした)メンバーが手を振りながら退場していく場面は無駄に延々収録されているのでこれはなんだろう…と思ったんだけどどうやら最後に筒井あやめと清宮レイの2人がやり取りしてから去っていくのでこの2人の場面を収録したかったっぽい。ただWアンコールで「ジャンピングジョーカーフラッシュ」が始まるまでの終演アナウンスが流れてもアンコールが止まない観客の様子もカットせずに垂れ流しているのは一体…。そんな余裕があるなら岡本姫奈、黒見明香、佐藤璃果、清宮レイ、矢久保美緒のセンター曲を収録するくらいの気遣いはしてあげてもいいじゃないか。特に清宮レイがセンターだった「Against」は「ジャンピングジョーカーフラッシュ」の後のMCで見てて感動したと奥田いろはが清宮に告げている場面は残されており、やった事が示唆されているのに収録されていない事態になってしまっているんだけど…。

DAY2→DAY3になっているが、セットリストとしては「踏んでしまった」からそのまま続く3曲となる。「Actually…」は冒頭で中西アルノに英語で語りかけて去っていくのが清宮レイの役割なのでこれをやる最後の映像として価値があると思う。ただ中西アルノは調子が悪かったのか、なんだかパッとせず最後のワ~ハァ~~の叫びは完全に裏返ってしまうなど伸びが悪かった。「夜明けまで強がらなくてもいい」は4期生初選抜参加でいきなりセンターの伝統芸が炸裂した遠藤さくら初センター曲だが、この時サイドも4期生で固められており、賀喜遥香と筒井あやめ遠藤さくらの左右に配置されていたので思い入れが強かったようだ。これだけ今作唯一の新規トラックによるリアレンジで前半はピアノ伴奏のみ、筒井のソロから2人ずつの歌唱で聞かせる仕上がりとなり、後半は音数が増えるものの最後までシンプルな聞かせるアレンジになっていて新鮮。「車道側」は『35thSG アンダーライブ』の35thSgのアンダー曲なので主役曲として本編最後を飾ったが、終了後のフェードアウトが早すぎて余韻が…。

Wアンコール「ジャンピングジョーカーフラッシュ」は予定に無かったけど実施したよ!(終演アナウンスが流れていた)、奥田いろはが急遽参加したよ!!、それだけ盛り上がったよ!!!と示したかった以上の意味はあまり感じないし、ここまで収録するならやはり他の曲も収録してほしかった。そもそもフル収録してもBlu-ray1枚で入る内容を大幅カット(櫻坂46より曲数少ない)で薄めた上に無理やり4分割しているだけでも手抜き感あるのに…。こういうところで地味に離れていっているんだろうなぁ。

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