UDAGAWA GENERATION/櫻坂46

2025年2月19日
2025年1月28日(UDAGAWA GENERATION)
2025年2月12日(Nothing special)
2025年2月17日(Nightmare症候群)
初登場1位 売上49.3万枚
初登場31位 最高19位 売上0.4万DL(UDAGAWA GENERATION)
初登場2位 売上0.2万DL(Special Edition/アルバム扱い)

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4ヶ月ぶりのシングル。1月9日の発売告知時に東京ドーム3DAYS、京セラドーム大阪2DAYS含むツアーと2ndアルバム発売も同時に告知された。1月28日に「UDAGAWA GENERATION」先行配信、1週前にBACKS曲「Nothing special」、2日前(フラゲ前日)に「Nightmare症候群」を先行配信。この3曲がMV制作枠となる。

Type-A,B,C,D,通常盤の5種発売。C/W3曲目が異なり、A~DのBlu-rayには「Sakurazaka46 三期生ライブ at 大阪城ホール」前・中・後編・メイキングを4分割収録。

前作で腰の療養のためという理由でアートワーク以外不参加(つまりジャケ写にはいたが音源には不参加)だった小田倉麗奈は復帰して全面参加している。

1月14日に小池美波が卒業を発表最後の1期生卒業となった。3月20日の「Buddies感謝祭 2025」内で卒業セレモニー開催という扱い。前作が最終参加作だった上村莉菜と齋藤冬優花は共に3作連続BACKS、小池も8thでの休業を経ての復帰以降選抜復帰しないまま卒業する事になり、結果的に1期生の表題曲参加は2023年の7thSg「承認欲求」が最後だった事が確定した(同作が最終参加作だった小林由依、土生瑞穂と小池美波の3人が参加していた)。

ただし上村莉菜は齋藤冬優花と共に行うはずだった12月の卒業セレモニーを腰痛悪化でキャンセルしており、正確な卒業日未定/不明、最終挨拶も欠席を伝えた12月のブログのままプロフィールとブログ削除が2月28日に行われることが2月6日に発表されてしまう事態となった。これは一応当初齋藤冬優花と一緒に2月14日に行うと1月10日に発表したのを2月6日になって2週間延長に変更した扱いだが、特にその間も本人稼働は無くフェードアウト状態となった。

数日前に日向坂46も残る1期生3人が一斉卒業を発表したため、3坂道から1期生が消滅する事となった。

前作よりサブスク送りに格下げしたため、Blu-rayは未見

1.UDAGAWA GENERATION

石森璃花、村井優、松田里奈、大園玲、向井純葉、村山美羽
山下瞳月、田村保乃、守屋麗奈、谷口愛季、的野美青
山﨑天、森田ひかる、藤吉夏鈴

センターは森田ひかる。「承認欲求」以来4作ぶり4度目。また1st2ndと同じフロント3人となった。石森璃花が初選抜、村山美羽が2作ぶり選抜。代わりに武元唯衣、中嶋優月が外れた。

作曲はシライシ紗トリ、編曲はAPAZZI。シライシ紗トリは直近では昨年の日向坂46「絶対的第六感」作編曲を担当。櫻坂46には初参加で、欅坂46時代も「風に吹かれても」作編曲の1回だけだったはず。今回は作曲のみで編曲は現在最も登場回数が多いと思われるAPAZZIで櫻坂46の表題は「BAN」「何歳の頃に戻りたいのか?」以来だが、前2作のC/Wで登場していたので「何歳の頃に戻りたいのか?」から4作連続登場となる。

渋谷のハロウィンイベント規制をモチーフとして社会のホワイト化、浄化作戦への若者の反感を歌った楽曲。正直“宇田川町”と言われてもピンと来ないところだが、一般的に”渋谷”と思われているセンター街やスペイン坂、109、欅坂の大センター様がパルコパルコ連呼してたあのパルコがある地帯が渋谷区宇田川町。”渋谷”の今の若者のアンセムといったところだろう。…まあ作詞家はもうすぐ67歳のおじいちゃんなんだけどね…。67歳というか割と年配世代でも今の社会のホワイト化には何か思考停止的というかおかしい感じを持っている人は多いはずで、そんなところから若者の代弁のような方向性にまとめていったとすればそんな若ぶっている感じでも無いんじゃないかなとは思う。確かに世界変異以降ますます世の中はおかしくなっていてどうなってしまうのかというのはある。

歌詞をよく見るとハロウィン規制に文句を言っていたりハロウィンで騒ぎたいと言っているのではなく、ハロウィンをきっかけに浄化作戦が進行して渋谷の居心地が悪くなってしまったと感じる渋谷を拠点に遊んでいる若者の心情になっているし、実際ハロウィンなんかどうでもいいとも歌っているんだけど、MVの終盤でやりすぎなまでにハロウィンっぽい超仮装になってしまうのは何故なのか。これだと表面的には”ハロウィンやらせろハロウィン万歳”とばかりに抗議活動しているみたいに見えてしまうような…。

楽曲自体は欅坂46の「風に吹かれても」に「流れ弾」辺りのはっちゃけ感を大幅にミックスしたような雰囲気だが、3作連続作風が先鋭化していて特に前作で行き着いてしまってこれ以上やってもどん詰まりだったのでいい方針転換だと思う。戸惑いはあっても後で必要なシングルだったという印象になるのでは。
★★★☆☆

2.Nightmare症候群

石森璃花、遠藤理子、小田倉麗奈、小島凪紗、谷口愛季、中嶋優月、的野美青、向井純葉、村井優、村山美羽、山下瞳月

3期生曲センターは的野美青

作編曲は中村泰輔,TomoLow。中村泰輔は近年の3坂道で登場頻度が高く、TomoLowも中村泰輔含む誰かと共作での登場頻度が高い。中村泰輔は昨年だけでも乃木坂46「チャンスは平等」を手掛けたと思ったら櫻坂46には昨年の王道路線そのままな「自業自得」、先日は日向坂46のC/Wで「43年待ちのコロッケ」…と作風がバラバラ。今回もこれらと同じ作家とは思えないKの影響を受けまくった近年の他社のダンスグループの王道路線的なリズム重視のクールナンバー。う~んこれは…他所でやってください…というか、こういうのが好きなリスナーは秋元康プロデュースのグループは聞かないだろうし、秋元康プロデュースのグループが好きなリスナーはこういうのほとんど聞かないだろうというくらいなんか隔絶している感があるんだよな。本当にダンスグループなら何でも網羅しているというリスナーしか嬉しくないのでは。

藍坊主のパク爽やかサマーポップ「夏の近道」から始まった3期生曲は特に昨年から表題以上に先鋭化著しく、他の曲が方針転換している今作においても突き詰めるのか…。ド頭の歌詞が”Death”なのは逆に笑ってしまう勢いだが、そんなに尖らなくてもDeathね、いいんじゃないDeathかね。ただ結果的に今作の中で異様に尖っているのこれだけなので、印象には残りますDeathね。

「UDAGAWA GENERATION」はMVにしかハロウィン要素が無かったが今作はホラーチックなサウンド全体にハロウィンナイト感がありますDeathね
★★★☆☆

Type-Aのみ
3.Nothing special

小池美波、井上梨名、遠藤光莉、大沼晶保、幸阪茉里乃、武元唯衣、増本綺良、遠藤理子、小田倉麗奈、小島凪紗、中嶋優月

BACKS曲センターは中嶋優月。前作選抜から外れてBACKSでセンターとなった。一方で卒業を発表した小池美波は7th「承認欲求」まで選抜常連だったが、8thでの休業を経て復帰した9thから3作連続BACKSのままで最終参加となった。上村莉菜と齋藤冬優花は元々1,2回しか選抜入りしておらず共に6th「Start over!」を最後に肩叩き気味にBACKS固定のまま卒業に至ったが、人気メンバーだった小池美波でも1度休んだらそのまま選抜復帰させないとはシビアな…。

作曲はSABURO、編曲はAPAZZI。ベッゼッナッシンスペシャッ♪なサビが印象的で前作までに溜まったダークさを浄化するようなちょっと聖なる感じも漂う清浄系ナンバー。前作で「僕は僕を好きになれない」とか歌ってたのを思うと余計に浄化された感がある。BACKS LIVEは全体ライブ以上にほぼシングルごとに開催されるのだから、カッコいい系ばかり増やすよりBACKSの持ち歌としてこういう新曲も必要だろう。
★★★☆☆

Type-Bのみ
4.紋白蝶が確か飛んでた

井上梨名、遠藤光莉、大園玲、大沼晶保、幸阪茉里乃、武元唯衣、田村保乃、藤吉夏鈴、増本綺良、松田里奈、森田ひかる、守屋麗奈、山﨑天

2期生曲

作曲はたんしょそら,玉谷友輝,KUSHITA、編曲はたんしょそら。なんか乃木坂、日向坂でも若手が歌いそうな普通に明るいアイドルポップナンバー。櫻坂46でここまでくるとどうしたんだというレベルだが、3期生曲を先鋭的に攻めて2期生は量産型アイドルポップって曲としては好きだけどあからさまに手抜きじゃないのか。
★★★☆☆

Type-Cのみ
5.行かないで

小池美波、遠藤理子、小島凪紗

今作が最終参加の小池美波と3期生2人のユニット。卒業メンバーがセンターの曲とかソロ曲っていうのはよくあるけど、卒業メンバーを入れた少人数ユニットなんてソロ曲以上に扱いに困る事になるので基本的にやらないやり方のような…。

作曲は福田貴訓、編曲は野中”まさ”雄一。ベタな歌謡フォーク風の昭和ナンバー。さすが48/46ド王道から岩佐美咲の演歌アレンジさえも幅広くそれっぽく仕上げる手腕はさすが。櫻坂ではかなり珍しいタイプの曲だが、間奏で小池の台詞を入れるなど昭和の世界観ながらも卒業ソングに準ずる扱いの1曲だろう。途中から終始キンキンの金髪スタイルを崩さなかった小池にこのベタな昭和の世界観というのもなかなかギャップが凄い。一緒に歌う3期生2人が何故この2人なのかは分からないが、最年長になった小池に対して年少組から2006年度生まれの的野・向井に続く下から2番目の学年である2005年度生まれの4人(他は谷口と2期生の山﨑)から声のイメージが曲や小池とのバランスで合う2人?
★★★☆☆

Type-Dのみ
6.ULTRAVIOLET

小池美波、井上梨名、遠藤光莉、大沼晶保、幸阪茉里乃、武元唯衣、増本綺良、遠藤理子、小田倉麗奈、小島凪紗、中嶋優月

BACKS曲

作曲はナスカ、編曲はmellow。みんナス(みんな大好きナスカ)をBACKSのMV制作曲ではない”じゃない”方に起用。紫外線のような恋の歌なので思いっきり季節真逆のサマーソング。去年の全秋元系グループで使われなかった余った夏曲の在庫整理じゃないよな…。華やかにシンセブラスが鳴り響くこれまたド王道のアイドルサマーポップ。BACKS LIVEも一気に明るくなりそうだな。
★★★☆☆

通常盤のみ
7.やるしかないじゃん

大園玲、田村保乃、藤吉夏鈴、松田里奈、森田ひかる、守屋麗奈、山﨑天、石森璃花、谷口愛季、的野美青、向井純葉、村山美羽、村井優、山下瞳月

表題曲と同じ選抜曲。

作編曲は田尻知之(note native),本澤尚之。ド直球元気アイドルポップ。やはり前3作の反動でバランスを取りに来たようなシングルになった印象。ついていけなかったし、断然この方が聞きやすいから良かったけど、前3作を高く評価していたリスナーには戸惑いだらけのシングルになったのでは。
★★★☆☆

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