2023年2月22日
2023年1月18日(単曲先行配信)
2023年3月8日(サブスク全曲配信)
初登場13位 売上0.5万枚
ミニアルバムから5ヵ月ぶりの新作、シングルは9ヵ月ぶり。
配信は例によってAmazon Musicのみ無視。12月の大黒摩季のアルバム、徳永暁人のアルバム、今作と続けざまにAmazonのCD販売ページにおけるジャケット写真を提供せずノージャケット無地で放置するなど、B社のAmazonへの拒絶の姿勢がより強まっているような動きになってきている。
初回限定盤AはC/W「翼を広げて」、ライブ映像3曲収録DVD付。
初回限定盤BはC/W「Teenage dream」、フォトカレンダー付。
通常盤はC/W「瞳閉じて」。
単曲でCD発売1ヶ月前に先行配信され、DLはCD同発だったが、3月8日に遅れてC/Wも全曲サブスク配信となった。配信では全4曲でのバンドル配信。
2作連続で3種全てカバーが異なる楽曲での複数商法となった。DEEN30周年に合わせたのかは不明だが3曲のうち2曲がDEENへの歌詞提供楽曲(ZARDではなくDEENが初出のシングル)となっている。またこれまでメインで編曲を担当していた鶴澤夢人&長戸大幸が一切参加していない初の作品となった。
1.卒業式
作詞:神野友亜、作編曲:徳永暁人
徳永曲らしい普通にいい曲で最初の印象が良くも悪くもないフツーな感じだったが何度か聞いていると馴染んできてけっこういいんじゃないかと思えてきた。ある程度はオリジナルのグループっぽくなってきたのかなとも思う。とりあえず鶴長連投じゃなくなったのは良かったけど、それでもベテランに頼らなきゃならないところがなぁ…。メンバーと同世代の若手を発掘育成継続起用しないと少なくとも先は無いよね…。
★★★★☆
初回限定盤Aのみ
2.翼を広げて
作詞:坂井泉水、作曲:織田哲郎、編曲:麻井寛史
1993年DEENの2ndシングルとして坂井泉水が歌詞提供した曲のカバー。坂井泉水の生前は未発表のままとなっていて、没後2008年に当時録音されていた未発表音源としてZARD44thシングルとなった。「瞳そらさないで」はDEEN版準拠のカバーだったが、今作はZARD版準拠のカバーで、DEEN版のような合唱盛り上がりは無く、最後まで淡々とした感じで終わる。
★★★☆☆
初回限定盤Bのみ
2.Teenage dream
作詞:坂井泉水、作曲:栗林誠一郎、編曲:麻井寛史
1995年DEENの6thシングルとして歌詞提供した曲のカバー。3ヶ月後に15thシングル『愛が見えない』C/WでZARDとしてセルフカバーしていた。今作もDEENではなくZARD版準拠のカバーとなっているが、ZARD版で気になったポポポポポポポ音は再現されず、ピアノの音色に差し替え。悪目立ちしていたポポポ音が無くなったので落ち着いて聞ける仕上がりに。
★★★☆☆
通常盤のみ
2.瞳閉じて
作詞:坂井泉水、作曲:大野愛果、編曲:麻井寛史
ZARD36thシングルのカバー。まさか「瞳そらさないで」のカバーはもうやってしまったので曲名がちょっと似ている今作をチョイスしたわけではあるまいな…。サウンドがGIZA化してからの曲なので全盛期の曲とは違って今のアレンジでもサウンド面での軽さは感じない。
★★★☆☆
初回限定盤A DVD
「花火よ燃え尽きて海に舞い上がれ!」「空っぽの心」「遠い日のNostalgia」
LIVE from LIVE TOUR 2022 [in the twilight] at Zepp Namba
ツアーとなっているが大阪・東京で2公演行われただけの昨年のライブのうち10月10日の大阪公演から3曲。最新3曲がピックアップされており、やはりドラムが生になるとCDより良いというか最初からこれでレコーディングしてくれと毎回言いたくなる充実っぷり。
神野友亜もすっかりライブに慣れて歌唱が安定しているが、個性が出てきてZARDからは遠ざかりつつあるような…。今作で面白かったのは「花火よ燃え尽きて海に舞い上がれ!」のサビの3行目(愛した理由~)をベースの杉岡泉美が単独歌唱していたところ。コーラスはしていたものの神野友亜以外の単独歌唱は初めて聞いたので意外性があった。2番でも同様にサビの3行目だけ杉岡泉美が単独歌唱しているが最後のサビは全て神野友亜。息継ぎ的な問題で割り振ったんだと思うんだけど、思いのほか歌えていて存在感があった。
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