らしさ/Official髭男dism
2025年8月6日
劇場アニメ『ひゃくえむ。』 主題歌。映画公開は9月19日で1ヶ月以上前の配信。
自分らしさを自問自答しながらも突き進んでいく勢いのあるロックナンバー。ここのところじわじわ世間的な影が薄くなってきている気がするが、久々にストレートに勢いのあるいい曲だと思う。これでもう少し生のバンドサウンドっぽかったら個人的にはいいんだけどやっぱりこのバンドは電子ドラムみたいな機械的な響きで処理してしまうのはデフォなんだな。
★★★☆☆
夏の細部/Base Ball Bear
2025年8月6日
2024年に開催されたダウ90000の演劇公演「旅館じゃないんだからさ」主題歌。
どうやら去年からあった未発売曲だったようだ。髭男の後に聞くとストレートなロックバンド的な音色に安心感がある。やはり同世代以上の方がしっくり来るバンドが多いな。曲自体は40代でいよいよ落ち着いてきたようなベテラン感が出てきた。アジカンがかつて辿った落ち着いていった流れに通じるところも。
★★★☆☆
青陽潮/Galileo Galilei
2025年8月6日
HBC2025北海道日本ハムファイターズ応援ソング。ブルーグラスを意識し、「走れコータロー」からも影響を受けたとされている。
彼らにしては明るく弾けているというか、最初期の延長線上にあるような1stアルバムの頃のGalileo Galileiが30代になったような雰囲気。こういう売れ線っぽいのに興味なくして大幅な路線変更をしたり、ついには名前すら放棄したりと紆余曲折過ぎる紆余曲折があったわけだけど…捨てたバンド名で活動を再開してすっかり新作こっちメインになり(知名度が違うのでタイアップ依頼があればやはりこっちに依頼が来るんじゃないかとは思う)…年を取るのは悪い事ばかりじゃないと思わせてくれる。
★★★☆☆
夏の影/Mrs. GREEN APPLE
2025年8月11日
今年6曲目、4月から5ヶ月連続新曲配信となった。「午後の紅茶」CMソング。
「青と夏」が未だに大ヒット状態で再生数もDL数も稼いでいるが、10代や学生世代の青春の夏を切り取ったような若き勢いに満ちたあの曲から既に7年。メンバー2人がバンドを去り、去った2人と残った1人は一足先に30代に突入し、大森本人も28歳の夏を迎えた(9月で29歳)。ここで大人になっていく事を思う落ち着いた夏を歌う事もまた必要な事だったのだろう。懐かしさを感じる夏の環境音、終盤はいつもの高音に達するが曲の大半を抑えめのキーでじっくり歌い上げていき、勢いだけじゃない若き日々が過ぎ去っていった後を見据えたような良曲。いつものミセスらしさはないし、近年ファンになった若い世代は地味な曲として流してしまいヒットもしないかもしれないが、一緒に年齢を重ねてきた「青と夏」はそろそろキツイというか過去の夏になってきたなという昔からの同世代以上のリスナーなら感じるものはあるんじゃないか。
…しかし去年と今年の夏は暑すぎてクーラーの稼働音しか聞いてない勢いで夏の環境音が少年時代の夏みたいな懐かしい感じに聞こえてしまうのは何か間違っている気がしなくもない。
★★★★☆
スロウ・サマー/Awesome City Club
2025年8月13日
デビュー10周年記念10作連続リリース第5弾。アレンジに初タッグとなる小西遼を迎えたとされる。
5曲目にして初めて明確に季節がタイトルに登場したが…いつも通りリズム隊脱退必至の淡々とクールに進行する打ち込みナンバー。というか季節感皆無なんだけど。あまりキャッチーでもなく「勿忘」もすっかり過去になった今、ここまで売る気のない曲の連発で大丈夫なのだろうか。てっきりそれでも一定の支持層がいるのかと思ってたがなんかもう取り上げている人も見かけないし…。
★★★☆☆
Little By Little(Live from London,2 August ’25)/Oasis
2025年8月14日
再結成ツアーから3曲目のライブ音源配信。ウェンブリー・スタジアムでの7月26,30日,8月2,3日の5公演のうち4公演目からの音源。オリジナルは2002年の5thアルバム『Heathen Chemistry』収録曲で両A面シングル『Little By Little/She Is Love』としてシングルカットされた。2曲ともリアムではなくノエルのボーカル曲。世界的には4thで一気に売れなくなったっぽいが、日本では人気の割に1st2ndアルバムはさっぱり枚数出てなくて3rdが最大ヒット、低迷していた扱いの4thも5thも普通に20万枚以上売っていて普通に高い人気をキープしていたので当時からのリスナーも多いはずである。
ここでチョイスされるくらいなのでこの時期では代表曲の1つでもあり、実際「She Is Love」はパッと出てこないが今作は良メロで比較的早い段階で記憶に残った1曲。ノエルの歌声も衰えはなく、ライブ音源として安定以上のパフォーマンス。
★★★☆☆
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