深呼吸の理由/Aqua Timez
2025年2月17日
半年ぶり期間限定再結成2曲目の新曲。2025年2月〜3月NHKみんなのうた。
なんかもっとソロっぽいゆったり系かと思ったら(イントロはピアのバラードっぽいし)ちゃんとロックバンド感のあるアップテンポだった。たださすがにゴリゴリに攻めることはなく、適度にバンドサウンドを主張しつつも尖りや重さはなく、ストレートにポップロックな印象。最も多くの人がAqua Timezっぽいなと思いそうな1曲ではある。Little Paradeではない、ちゃんとAqua Timezだという。ただ普通にいい曲で意外と印象には残りにくいか。
★★★☆☆
恋の寿命(BLUE ver.)/Galileo Galilei
2025年2月19日
3月5日配信限定セルフカバーアルバム『BLUE』からの先行配信2曲目。2015年の8thシングルのセルフカバー。当時はアニメ『まじっく快斗1412』エンディングに起用されていた。
今作リリース時は既に岩井郁人が脱退していたため、現メンバーで発売当時のメンバーは尾崎兄弟のみ。ベース岡崎真輝だけでなくギター岩井郁人にとっても初レコーディングとなる。ふわふわしたトータルサウンドで独自の道を進んでいった中でふいにギター中心のロックバンド路線に一瞬だけ回帰したようなロックナンバー。リアルタイムではついていけなくなって完全に聞き逃していたが、ベスト盤で後追いして後期にこんな屈指の名曲出していたのかと驚いた1曲だった。今回も印象的なギターサウンドは残しているが…なんか音程が違うような…?キー下げしているようでライブもこのキーらしい。ていうか解散ライブの時点で下げてたっぽいし、最初のレコーディングの時点でちょっと無理があったっぽい。加えて若干ゆったりさせているが、オリジナルは地味に息継ぎポイントも少なくて高音続きだもんなぁ…。ボーカルギターベースはいいんだけど、ドラムがオリジナルよりも機械っぽくて軽いのだけ残念。
★★★★☆
No Control/家入レオ
2025年2月19日
2ヶ月連続配信。TBSドラマ『アポロの歌』主題歌。作詞は単独、作曲は久保田真悟との共同名義、編曲は久保田真悟。
現代風のこざっぱりしたサウンドで淡々とした比較的クールなナンバー。前作とはガラッと方向性が違うが、新しいというほどではなく(去年のアルバムには関与が無かったがその前はメインライターの1人だった久保田真悟だし)、これもまたらしい1曲。
★★★☆☆
Keep it up!!/flumpool
2025年2月19日
3月5日のアルバム『Shape the water』からの先行配信。アルバムは一般発売CD+Blu-rayの1形態しか発売されない。
相変わらずストリングスポップド王道。普通にいい曲だが、爽やか青年然としていたボーカルにやや年季が入ってきた感じも?同級生とは思えないような永遠の若手ポップ爽やかバンド街道を進んでいたけどもうOVER 40’s WORLDだもんなぁ…(1月誕生日なのでレコーディングはギリ39歳かも)。
★★★☆☆
ニューロン/藍坊主
2025年2月19日
ほぼ1年ぶりの新曲だが新曲ではなく昨年声優の松井恵理子の『「松井恵理子のにじらじっ!」MUSIC&RADIO ALBUM~NIJIBUM~』に提供していた曲のセルフカバー。作詞はhozzyで作曲は藤森真一。
正直存じ上げない声優さんだったが、2017年にアルバムで徳間ジャパンから単独デビューを果たすも1作ポッキリで終了し、基本キャラソンのみ、自身の冠ラジオ『松井恵理子のにじらじっ!』関連で2019、2020年にシングルを出して以来、同じ番組関連CDとして発売していた模様(Wikipediaにも記載されていない…)。番組関連作なのでいずれもファン向けラジオグッズに等しい扱いで一般流通なし、配信なし、公式で聞ける素材なしなので聞き比べもできない。
ただ藍坊主王道という要望があったのか頻出ワード”ハロー”も惜しげもなく繰り出しまくる超ド王道な藍坊主っぽいナンバー。さすがにアップテンポではないが“ハロー”しまくってて凄く藍坊主っぽい。ていうか”ハロー”が特徴ってなんだよ。”ハロー”しすぎだろが。
1年前の新曲が過去の人気曲の焼き直し(続編というより同じストーリーでもう1曲作った感じだった)、今年の新曲が提供セルフカバー。心なしかhozzyのボーカルもまた苦しそうになってるし(30代で一時復調の兆しも見せたがOVER 40’sの衰えが普通に来ている感じ)、厳しそうだなぁ…。ライブ無理な立場としてはDL購入で応援はしているが雀の涙なのだろう。
★★★☆☆
アイのマネ/さかいゆう
2025年2月19日
2ヶ月連続配信。今作は3月19日のアルバム『PASADENA』先行配信扱い。
ゲスト表記は無いが、”盟友Shingo Suzuki(from Ovall)を迎えて東京で制作された、 軽快でグルーヴィーなR&B曲”とされており、作曲が2人の共作となっている。最近の安定路線といった感じで曲単体では普通だが聞き心地は良い。アルバムはトータルで良さそうという印象も変わらず(それじゃ先行配信の意味あまり無)。
★★★☆☆
櫻/大原櫻子
2025年2月19日
3ヵ月ぶり新曲。2017年の「ひらり」に続く桜ソングとされる。作詞作曲は水野良樹、編曲は河野伸。水野良樹提供のシングル表題は同じ2017年その2つ次のシングル「さよなら」以来となるが、2018年に「夏のおいしいところだけ」(作曲のみ)、2020年に「きらきらきら」をアルバム曲として提供していて5年ぶり通算4曲目。
あの頃と違って近年あちこちにバラードを提供しまくる事はなくなり、いきものがかりでもバラードはここぞという時以外は避けてアップテンポ主体に切り替えたりしていたのでまた水野バラード(また水)という感覚は無い…が、まあド王道力作水野バラードではあり、普通にいい曲だがそれ以上には広がらないファン向けバラードといった感じ。
★★★☆☆
リアル/miwa
2025年2月19日(CD)/2025年1月17日(配信)
昨年5月のアルバム以来の新曲。15周年ベストの先行シングル。1月17日に単曲配信され、2月19日に期間生産限定盤(アニメ盤CD+DVD)1種のみという変則的な形でシングルCD化された。CDにはInstrumentalとTV sizeも収録、DVDにはアニメのノンクレジットエンディング映像を収録。配信は単曲のみでInstrumentalとTV sizeは追加配信されず、発売日も1月17日のままとなる。2月26日までベスト盤の収録曲が発表されていなかったため、先行シングルと言いながらCD発売時点でもどっちに収録されるのか分からなかったが『wa』の方の先行シングルだった事が判明した。
作詞作曲:miwa、編曲:松浦晃久。サビである程度は盛り上がるバンドサウンドっぽいバラードナンバー。かつての黒髪ロングに戻し(なんか髪色変えるのだけがニュースになってないか…)、楽曲も原点回帰といった装い。松浦晃久って1st2ndアルバムのギター路線だった頃のメインアレンジャーの1人で4th「オトシモノ」、15th「希望の環(WA)」以来の表題曲起用ですっかり御無沙汰だった人じゃないか。エレクトロ路線よりはこっちの方がいいけど、ここまで散々初期ギター路線おざなりにしてきて今更な感じもする。たぶん初期路線に迎合しても初期のファン戻ってこないと思うし、もうとことん趣味に走ってくれよっていう。
★★★☆☆
100日目/乃木坂46
2025年2月23日
与田祐希ソロ曲。2月22日のグループのデビュー記念日にして「与田祐希 卒業コンサート 卒業前夜~全部 与田のまま~」公演終了直後に突如YouTubeでMVを公開して23日に配信を開始。3月のシングルへの収録有無は明記されず、専用ジャケ写が用意されての配信となった。「与田祐希 卒業コンサート 卒業前夜~全部 与田のまま~」では披露しておらず、公演後にMVで初公開→配信開始→「乃木坂46 与田祐希 卒業コンサート」当日にアンコール1曲目で唯一の生披露という流れとなった。その後、前作「懐かしさの先」と共に3月26のシングルCD『ネーブルオレンジ』Type-DのC/Wに収録されることが発表され、Type-Dの与田祐希・スペシャルスリーブケース仕様もSony Music Shop限定で販売されることが判明した(日向坂46でも少し前にこの方式でソロジャケスリーブをつけた卒業する3人の限定盤をSony Music Shop限定で販売すると発表)。
発売日だと1日ズレるが、MV公開の22日を起点とすると100日前は11月14日であり埼玉県民の日、尊敬する西野先輩の最終シングル「帰り道は遠回りしたくなる」の発売日となるが、100日後は6月2日か6月3日であり、特にな~んもない。
別れて100日後の心情を歌うというどちらかというと失恋ソングに近く卒バラとしてはかなり異色。本人の要素あまりないし、けっこうおふざけも多かった与田だが卒業関連2曲とも大真面目って。1曲は遊んでも良かったのでは。
★★★☆☆
カラフル-season 03-/ClariS
2025年2月24日
カレン卒業に伴い、クララ1人になるかと思いきやエリー、アンナが加入して初の3人体制になって最初の音源。アリス在籍時2013年8thシングルのセルフカバー。カレン在籍時にも「カラフル-2017-」としてセルフカバーしていたのでオリジナルメンバーであるクララにとっては3度目となる。なおセルフカバーは最初の年だけ2017という年号で発表していたが翌2018年からは”-season 02-“で統一、今回もそれを踏襲しての-season 03-となっている(アリス時代のシングルは10周年ベストまでに全てseason 02化している。また仮にカレン在籍でセルフカバーしていない初セルフカバーのC/Wやアルバムを現体制でセルフカバーしても02ではなくseason 03表記になると思われる)。
新メンバー加入についてはインタビューで説明された。北海道の地方事務所からZONEの成功でソニーとのパイプを築いて一時期はスクール運営からデビューさせる流れもあったがいずれも長続きせずに頓挫・撤退・引退が相次いでスクールもとっくに終了、事務所ランタイムはClariSが唯一の所属者となって久しく、前任のカレンはスクール時代の仲間だったようだが、さすがに今回はソニーミュージック主催の様々なオーディションから候補者を探してクララも参加したオーディションで2人を選んだとしている。年齢は非公開、最初から顔出しライブ出演を行っているが現時点でSNSには顔を出さない方針のようだ。3人体制のドキュメントを今度CSでやるらしいがそこでは顔出しする模様。
今回はさすがにアレンジごと変えて新しくしてもいいんじゃないかと思ったけど今回も歌い直し。とりあえず新しく作り直すのではなく、オリジナルオケに現メンバーによる歌唱で”アップデート”というのが目的なのだろうか。15周年ベストがあるなら主要曲のseason 03セルフカバーベストになる事はほぼ確定か。
★★★☆☆
同じ空の下で/TUBE
2025年2月26日
富山テレビが旅立ちの日を迎える卒業生に「素敵な思い出を提供したい」との想いではじまった「うた」でエールを送る富山県と長野県で実施している企画「卒うたプロジェクト」のスペシャルサポーターとして用意された楽曲。5ヵ月ぶりの新曲だが、前配信曲「PERFECT SMILE」も富山テレビ55周年アニバーサリーソングだった。出身地でもない富山テレビとの連続での繋がりは一体…。一時期のクノール大連投、その間ほぼそれだけ状態もそうだったけど、ここ10数年のTUBEってタイアップ話あまり巡ってこないのだろうか…。
20代30代くらいの頃に生まれた子供がいた場合でもその時期はとっくに過ぎているくらいの還暦間近の40周年バンドに卒業生向けの青春ソングを依頼するというのは…いやまあこの年齢だから見えてくる青春もあるのかもしれないが、それこそ生徒からすれば”校長先生が作った曲”くらいな感じになるわけでしょう…(我々の記憶だと校長=おじいちゃんだったが、意外と平均年齢50代らしいのでヘタしたら校長がメンバーより年下かも…)。
そんなわけで卒バラ、校長バラードみたいなクソ真面目な路線になるのかと思ったらめっちゃ軽快で明るいポップソングだった。指定があったのかなかったのか、バラードは回避して爽やか路線で青春感を醸し出してきたのは良かった。全盛期に比べてキーの下がった落ち着きであの頃のギラつきはないけど、アラ還バンドが送る今の10代への歌としてはこれでいいんじゃないだろうか。
★★★☆☆
桜の花が咲く頃/藤巻亮太
2025年2月26日
3月26日のアルバム『儚く脆いもの』からの先行配信。アルバム流用ジャケット。
レミオロメンには季節感のある曲が多かったので季節に応じて聞く曲が1年間で変わっていくんだけど、ソロはその時ほど季節感は強くなかった印象もあった。前作が「真っ白な街」で冬(年明け発売だが歌詞の中身は年末)で、今作が春なので季節感を出したアルバムになるのだろうか。相変わらず平和的で穏やかさを感じるポップロックナンバー。やはり刺激は無さそうだが一定以上の良さはありそうだ。
★★★☆☆
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