2024年7月5日(単曲配信)
2024年8月7日(完全生産限定盤CD)
初登場42位 売上0.2万DL
初登場17位 売上0.5万枚
TUBEとDA PUMPのコラボ作。TUBE側(ソニー)からの発売。TUBEにとっては前作のGacckとのコラボ「サヨナラのかわりに」に続いて2作連続TUBE主導でのコラボ作となった。前作同様にC/WはTUBE過去ヒット曲のコラボとなる。
7月5日に単曲先行配信。8月7日にCD発売。CDは完全生産限定盤1種のみで通常盤の発売は無い。前作初回盤と同じEPサイズジャケットだが、今回はCDのみでBlu-ray付属は無し(というかMV作ってないっぽい…?)。前作初回盤はBlu-ray付EPサイズで2200円、通常盤で1650円だったが、今作はEPサイズなだけで1870円となる。
1.真夏のじゅもん
作詞:前田亘輝 ヤマモトショウ、作曲:春畑道哉、編曲:TUBE ヤマモトショウ Mwk
TUBE側の制作だが、Mwkの参加は初か。振付をDA PUMPとしているが音源としては実質ISSAがゲストボーカルとして参加しているだけという状態。昨年の「WeTube~夏やろうの夏~」に続いてヤマモトショウとの共作詞になっているが、前田さん、おちゃらけ系の歌詞を1人で書くのがしんどくなっているのだろうか…。
主にAメロを前田、BメロをISSA、サビを2人で歌唱。”ラテンとダンスミュージックを融合させた”としているがどこかで聞いた事あるような『Best of TUBEst~All Time Best~』Unique枠の時のTUBEのノリがほぼ8割9割を占めており、DA PUMPっぽいダンス要素は電子音サウンドがイントロなどにちょっと取り入れられている程度にしか感じられない。なによりもTV披露で踊ってたんだろうけどMVや公式ダンス動画が一切無く、公式からみんなで踊ろうムーブを起こす気がないのかと思ったらCDから1週間以上経過した16日にようやく公開するという出遅れっぷり(しかも変なCGアニメーションで分かりにくい…)。聴感的にはTUBE feat.ISSAといった趣き。2018年の「夏が来る!」では最近の夏は暑すぎるので自分たちが子供の頃の30℃そこそこの夏を想定して書いたみたいな事も言っていたが今作では“35℃くらいなんでもないよな”とか“40何℃もたまにあるような”と、現代の酷暑にストレートに言及し、“真夏”の定義を令和仕様にアップデートしているのがポイントだろう。
サビで繰り返される“プンパダンブチュー”はタイトルにある「じゅもん」に相当する謎の呪文だが、字面にすれば分かるようにチューブとダパンプをほぼ逆読みにして調整(“ン”を加えて繋ぎに使用)しただけである。また冒頭から随所で挟まれるコーラス(Instrumentalでも残されている)は“終わらないこれからじゃない 終わらないクールジャパーン”と歌っているように聞こえるが実際の歌詞では“all world lay nigh,call light color,japan! all world lay nigh,cool in japan”(表記は冒頭のみ)となっているなど遊び心は満載(“cool in japan”は”氷ジャパーン”にも聞こえる)。
何度か聞いているとそこそこ耳には残るが、そこまで強烈なネタ的なインパクトがあるわけでもなく、かといってみんなで楽しく踊ろう路線にしてはダンス動画も出すの遅すぎで、どうにもどっちつかずでもあり、まあヒットもバズりも無いだろうなとは思う。DA PUMPもあれ以降色々な○○ダンスを提示しても結局ユユー!エス!エー!ってかかった瞬間が1番の盛り上がりになってしまう辺り、ダンス動画バズを狙ったところで流行らない可能性の方が高く難しいところではあるが…。それ以前に昨年に続いての歌詞がビミョーに感じられるのは「WeTube~夏やろうの夏~」と同様にヤマモトショウの作詞介入による部分が大きいのかもしれない。
★★★☆☆
2.プロポーズ-TUBE×DA PUMP-
2004年1月の42ndシングルのコラボカバー。作詞作曲編曲はオリジナルクレジットのまま(前田・春畑・TUBE)。ダンスユニットのDA PUMPとコラボするのにバラードっすか…。もうこれ完全にISSAだけゲスト参加で5人が踊る余地もガヤ的なコーラス歌唱入れる余地もない真剣勝負バラードじゃないっすか…。
という事で謎過ぎる選曲。ピアノメインでアコースティックギターとストリングス風シンセのラインくらいしか聞こえないアコースティックアレンジになっているのでどう考えてもリズム隊不参加&踊る余地皆無で前田と春畑とISSAしか参加してないんじゃないかこれ…。当然今の前田さんに当時の高音が出ないのでキー下げを施しているが、サビを今の前田さんが歌えるキーに調整したと思われ、2番サビでメインを取るISSAにとっては下げたキーだとちょっと合わないのかなんだか知っているISSAの歌声とは違う歌声になっているような印象。そもそも究極のプロポーズソングであるこの曲をなんで野郎2人で歌わなくてはならんのだ…という根本的な疑問もあり、DA PUMPとやるなら他にもっとたくさんあっただろう…。「恋してムーチョ」は最適だったと思うんだけど、2010年にエイジアエンジニアのラップ改変コラボで使ってしまっているので2度目は避けたのか。思いっきり王道に「あー夏休み」でもよかったし、「Let’s go to the sea~OASIS~」「ジラされて熱帯」「海の家」など『Best of TUBEst』に選曲されていた曲でもDA PUMPとやったら似合いそうな曲はもっとあったのに。
キー下げやアレンジが微妙なわけではなく、コラボでやるのは圧倒的に違うだろという事で2年前の「ひまわり(Love & Peace ver.)」同様の今のTUBEによるアコースティックリメイクとして発表していれば普通に良い仕上がりだったと思う。
★★★☆☆
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