オーロラ

No タイトル 作詞 作曲 Produced by 備考
1 Aurora 光村龍哉 光村龍哉 亀田誠治&NICO Touches the Walls 6thシングルC/W「Aurora(Prelude)」の別バージョン
2 ホログラム 光村龍哉 光村龍哉 亀田誠治&NICO Touches the Walls 5thシングル 最高11位 売上2.3万枚
3 光村龍哉 光村龍哉 亀田誠治&NICO Touches the Walls  
4 Lonesome Ghost 光村龍哉 光村龍哉 亀田誠治&NICO Touches the Walls  
5 ビッグフット 光村龍哉 光村龍哉 亀田誠治&NICO Touches the Walls 4thシングル 最高24位 売上0.6万枚
6 かけら-総べての想いたちへ- 光村龍哉 光村龍哉 亀田誠治&NICO Touches the Walls 6thシングル 最高26位 売上0.6万枚
7 錆びてきた 光村龍哉 光村龍哉 亀田誠治&NICO Touches the Walls  
8 レオ 光村龍哉 光村龍哉 亀田誠治&NICO Touches the Walls  
9 N極とN極 光村龍哉 光村龍哉 亀田誠治&NICO Touches the Walls  
10 風人 光村龍哉 光村龍哉 亀田誠治&NICO Touches the Walls 5thシングルC/W
11 光村龍哉 光村龍哉 NICO Touches the Walls  
12 トマト 光村龍哉 光村龍哉 亀田誠治&NICO Touches the Walls 4thシングルC/W

リリースデータ

2009年11月25日 初登場17位 売上1.9万枚 Ki/oon Records

メンバー

Vocal,Guitar 光村龍哉
Guitar 古村大介
Bass 坂倉心悟
Drums 対馬祥太郎

NICO Touches the Walls2ndアルバム。前作から1年2ヵ月ぶり。前作以降の3シングルA面、C/Wから3曲を収録。「Aurora」はC/Wでは「Aurora(Prelude)」として収録されていた曲の別バージョン(表記上はバージョン名が無くこちらがオリジナルバージョン)。「Aurora(Prelude)」にあった2番が無く、今作では2番平メロの歌詞がカットされた1コーラスのみの構成となっている。初回盤は6月20日に日比谷野外大音楽堂で開催されたツアーNICO Touches the Walls LIVE2009 All, Always, Walls vol.3 〜Turkeyism〜の最終公演当日のドキュメント映像とライブ映像2曲を収録した「Documentary Films & Live(B.C.G/image training)2009/06/20@日比谷野外大音楽堂」を収録したDVD付でデジパック仕様。この日比谷野外大音楽堂でのライブの模様は12月16日に1stライブDVD『NICO Touches the Walls LIVE2009 All, Always, Walls vol.3 〜Turkeyism〜』として単独発売された。

「ホログラム」が人気アニメ『鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST」』OPに起用され、トップ10入り目前の11位を記録して2万枚を越えるヒットとなったが、今作は「ホログラム」の売上を下回り、さらには前作から順位も売上も下げる結果となった。

今作で一気に空気が変わった。1曲目からグッと洗練されたバンドサウンドにポップさを増した良メロで完成度の高い楽曲が次々と並んでいてこれは明らかにバンドがステップアップして売れようと飛躍しているような勢いを感じる。これまでの尖った感じやいびつで複雑な感じがだいぶ無くなってかなり整理整頓されたようなサウンドになっているのでこれはプロデューサー変えたのかなと思ってクレジットを見たら亀田誠治だったので納得。数々のロックバンドをプロデュースしてきた亀田誠治だけあってその手腕はさすが。一方でこの頃にはすっかり亀田誠治はストリングスアレンジャーの1人としてストリングスを多用していて普段未使用のロックバンドでもアルバム単位で最低1,2曲はストリングスアレンジを施したりしていたが、今作ではストリングスどころかサポートすらほぼ皆無。メンバー以外の演奏クレジットは皆川真人が「かけら-総べての想いたちへ-」でピアノ、「トマト」でオルガンで入っているのみ。これ以外も亀田誠治が参加せずにセルフプロデュースになっている「波」にSupervisorとして曽我淳一がクレジットされているのみで、基本はあくまで4人の演奏

先行シングルだけ切り取るとアニメタイアップや曲調などから一気に売れ線を目指してポップになったのではないかとも思うが、今作全体としては確かにこれまでに比べるとポップになったんだけど思いのほかしっかりとロックでもある。「錆びてきた」や「レオ」ではインディーズ時代からの尖った雰囲気も残しているので、シングルで売れ線への変化を危惧した以前からのファンがちょっと離れたような形跡も売上から伺えるものの、割と聞いてみたら良かったという感じに当時もなったんじゃないだろうか。これまでのクセの強さが抜けて聞きやすくなったのは確かで、個性を殺し過ぎてもないので個人的には単純にいい感じのステップアップをした飛躍作といった印象。ただどこか綺麗にまとめすぎた印象も無くは無い。亀田誠治がこれっきりだったのは亀田誠治があちこちプロデュースしていて多忙だったのもあるとは思うけどNICOには合っていなかった側面もあったように思う。

B002QD2Q9C初回盤DVD付  B002QD2Q92通常盤 

印象度★★★★☆

2020.6.15更新

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