Howdy!! We are ACO Touches the Walls
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 原曲 |
1 | 口笛吹いて、こんにちは | 光村龍哉・ 対馬祥太郎 |
光村龍哉 | 新曲 |
2 | 手をたたけ | 光村龍哉 | 光村龍哉 | 9thシングル |
3 | THE BUNGY | 光村龍哉 | 光村龍哉 | 2ndシングル |
4 | 天地ガエシ | 光村龍哉 | 光村龍哉 | 15thシングル |
5 | 夢1号 | 光村龍哉 | 光村龍哉 | 11thシングル |
6 | ホログラム | 光村龍哉 | 光村龍哉 | 5thシングル |
7 | 芽 | 光村龍哉 | 光村龍哉 | 2ndアルバム『オーロラ』収録曲 |
8 | Diver | 光村龍哉 | 光村龍哉 | 8thシングル |
9 | Broken Youth | 光村龍哉 | 光村龍哉 | 3rdシングル |
10 | ニワカ雨ニモ負ケズ | 光村龍哉・ 対馬祥太郎 |
光村龍哉 | 13thシングル |
11 | バイシクル | 光村龍哉 | 光村龍哉 | 4thアルバム『HUMANIA』収録曲 |
words produce:いしわたり淳治(11)
リリースデータ
2015年2月4日 | 初登場10位 | 売上0.8万枚 | Produced by NICO Touches the Walls&浅野尚志 | Ki/oon Records |
メンバー
Vocal,Guitar | 光村龍哉 |
Guitar | 古村大介 |
Bass | 坂倉心悟 |
Drums | 対馬祥太郎 |
NICO Touches the Wallsアコースティックアルバム。ベスト盤から1年ぶり。過去に3回、『HUMANIA』初回盤DVD、『Shout to the Walls!』初回盤DVD、シングル『ニワカ雨ニモ負ケズ』(初回盤A)の特典映像で行っていた「アコタッチと呼んでみて☆」を初めてCD作品として展開させたアルバム。アコースティック編成による新曲「口笛吹いて、こんにちは」と既存10曲のリアレンジを収録。過去3度の特典映像で取り上げていた楽曲でも今作用に新規にアレンジ・録音されている模様。「天地ガエシ」はオリジナルより先にアルバム初収録となった。
初回盤は『アコタッチと呼んでみて☆ vol.4+vol.1〜3総集編』を収録したDVD付、デジパック仕様。これは新たに撮影した「口笛吹いて、こんにちは」「バイシクル」(『アコタッチと呼んでみて☆ vol.4』)に加えて過去3回の『HUMANIA』初回盤DVD、『Shout to the Walls!』初回盤DVD、シングル『ニワカ雨ニモ負ケズ』(初回盤A)の特典映像を全曲まとめた内容となっていてこれまでを持っていなくてもこの1枚で全て揃う。完全限定生産盤として初めてアナログ盤でも発売された。企画作という事もあり、ギリギリでトップ10入りを果たしたものの売上は1万割れとなった。
過去特典映像で展開していたアコースティックバンド編成でのリアレンジ企画"アコタッチ"を1枚のアルバムとして本格展開させたのが今作。当時ベスト盤で興味を持ったものの1年経過して出たのがこれだったので新作のオリジナルが聞きたかったのになぁ…とスルーしてしまったので、ベスト盤以降で唯一後追いで聞いた。
一応ベスト盤を意識したのかしてないのか選曲はシングル中心で新曲除く10曲中8曲がベスト盤にも選曲されている(ベストに入ってなかった2曲のうち「天地ガエシ」はベスト後のシングル)。なのでベスト盤を聞いただけの状態でもアコースティックバージョンとして聞くことができる。また活動末期の2枚のEPと最後のオリジナル『QUIZMASTER』では常に2枚組で2枚目に同じ曲目でのアコースティックバージョンを収録するなどこのアコタッチ編成は余技や企画の域を越えて末期にはオリジナル編成と双璧を成す二軸のようになっていった。
アコースティックとなると普通に穏やかで聞きやすい雰囲気を想像するが、テンポもアレンジもかなり自由に変えていて、速くなった曲もあれば少しゆったりした曲もあり、アコースティックでもロック的なダイナミックさを表現していたり、カントリー風だったり意外な事にかなり多彩(最後の「バイシクル」のみ光村の弾き語りソロ編成)。アコースティック編成でもこんなに色々やれるのかと改めてバンドの実力の高さに驚いた。あくまでアナザーサイドとして楽しめる1作ではあるし、他を聞かずにいきなりこれだけ聞こうとするリスナーはいないとは思うけど原曲ありきでのおとなしいアコースティックリアレンジというわけではないので、今作単体でも十分に楽しめる。今後へ向けても確かに意義がある作品だと思った。
…ただ当時ベストから入った印象としてはやはりベストから1年でアコースティックアルバムはけっこう悪手だったとは思う。ベストに被せた選曲でやるならもっと間髪を入れず年内にやるか、逆に次のアルバムを出した後であればもう少しすんなり聞こうと思えただろうけど…。このタイミングでこの選曲というのはずっと聞いていたファンにしても選曲がベタすぎてガッカリしそうな感じもあるし。
印象度★★★★☆
2020.8.20更新