PASSENGER
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | produce | 備考 |
1 | ロデオ | 光村龍哉 | 光村龍哉 | NICO Touches the Walls&岡野ハジメ | |
2 | 妄想隊員A | 光村龍哉 | 光村龍哉 | NICO Touches the Walls&岡野ハジメ | |
3 | Diver | 光村龍哉 | 光村龍哉 | NICO Touches the Walls&岡野ハジメ | 8thシングル 最高7位 売上1.1万枚 |
4 | ページ1 | 光村龍哉 | 光村龍哉 | NICO Touches the Walls&野間康介 | |
5 | 君だけ | 光村龍哉 | 光村龍哉 | NICO Touches the Walls&野間康介 | |
6 | SURVIVE | 光村龍哉 | 光村龍哉 | NICO Touches the Walls | |
7 | 容疑者 | 光村龍哉 | 光村龍哉 | NICO Touches the Walls&曽我淳一 | |
8 | 友情讃歌 | 光村龍哉 | 光村龍哉 | NICO Touches the Walls | 8thシングルC/W |
9 | マトリョーシカ | 光村龍哉 | 坂倉心悟 | NICO Touches the Walls | |
10 | サドンデスゲーム | 光村龍哉 | 光村龍哉 | NICO Touches the Walls&岡野ハジメ | 7thシングル 最高28位 売上0.5万枚 |
11 | Passenger | 光村龍哉 | 光村龍哉 | NICO Touches the Walls&曽我淳一 |
リリースデータ
2011年4月6日 | 初登場15位 | 売上1.6万枚 | Ki/oon Records |
メンバー
Vocal,Guitar | 光村龍哉 |
Guitar | 古村大介 |
Bass | 坂倉心悟 |
Drums | 対馬祥太郎 |
NICO Touches the Walls3rdアルバム。前作より1年5ヵ月ぶり。前作以降の2シングル、C/W1曲を収録。「Diver」はアニメ『NARUTO-ナルト-疾風伝』OPタイアップにより、初のトップ10ヒットとなった(ただし売上自体は11位だった5th「ホログラム」の半分以下)。今作も順位こそ前作より2つ上昇したものの売上は前作を下回り2作連続でのダウンとなった。
2010年は新作はシングル「サドンデスゲーム」1作のみだったが、前年から続いていた「TOUR2009〜2010 & Auroras」では3月の追加公演で初の日本武道館公演が行われ、5〜6月には早くも次のツアー「TOUR2010 ミチナキミチ」を開催し、夏フェス出演を経て9月には大阪と東京で「LIVE2010 アポロとルーナ」を開催するなど精力的にライブ活動を行っていた。初回盤はこれら2010年のライブのドキュメント&ライブ映像、フォトにメンバーのモノローグインタビュー音声を被せた「Documentary of "PASSENGER"-Live, Photos&Monologues-」を収録したDVD付。デジパック仕様。
前作では亀田誠治が全面参加し、売れ線を目指したような整理されたポップロックを中心としていたが、ライブを軸にして活動した2010年を経ての今作では前々作以来となる岡野ハジメを再起用、新たに野間康介、曽我淳一も参加してセルフも含めた4つのプロデュース体制へと変わった。ライブで披露してきていた新曲も収録されていて、基本的にメンバーも大きな充実を感じた2010年のライブでの手応えが反映されているようだ(初回盤DVDもそこに軸足を置いた内容)。坂倉が初めて作曲を1曲担当したのもポイント。分かりやすさやポップさという点では確かに前作のような1回聞いて聞きやすくていいねという感じは無くなったが、今作は2度3度と聞くほどに良さが見えてくる聞き応えのある1作に仕上がっているといった印象。ポップさとか広く売れようという意識を持ち過ぎずに、本来の持ち味ややりたい事、自分たちなりのロックバンドとして目指したい方向性をライブを通して見据えたような1作なのでたぶん本領が発揮されたのは今作だと思うし、今作を聞くと前作はちょっと優等生すぎた気もしてくる。なんだかんだ少しいびつなところがこのバンドの良さだと思うし、いびつさが全開で出ていて、それでいてタイアップチャンスである程度シングルらしいポップさを兼ね備えた曲を出してこれるならそれがベストなのかなと。
印象度★★★★☆
2020.6.24更新