WONDER BOY'S AKUMU CLUB
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 備考 |
1 | PAIN KILLER | 野田洋次郎 | 野田洋次郎 | 9/13配信シングル |
2 | STRESS ME | 野田洋次郎 | 野田洋次郎 | |
3 | EVERGREEN feat.kZm | 野田洋次郎,kZm | 野田洋次郎 | 3/29配信シングル、7インチシングル 初CD化 |
4 | HOLY DAY HOLY | 野田洋次郎 | 野田洋次郎 | |
5 | SHEETA | 野田洋次郎 | 野田洋次郎 | |
6 | HYPER TOY | 野田洋次郎 | 野田洋次郎 | |
7 | KATATOKI | 野田洋次郎,Destin Route | 野田洋次郎,John Welch | |
8 | WALTZ OF KARMA | 野田洋次郎 | 野田洋次郎 | |
9 | BITTER BLUES | 野田洋次郎 | 野田洋次郎 | |
10 | PEACE YES | 野田洋次郎 | 野田洋次郎 | |
11 | PIPE DREAM | 野田洋次郎 | 野田洋次郎 | |
12 | HAZY SIGH | 野田洋次郎 | 野田洋次郎 | |
13 | LAST LOVE LETTER | 野田洋次郎 | 野田洋次郎 | 7/12配信シングル |
リリースデータ
2024年9月25日 | 初登場11位 | 売上0.6万枚 | ユニバーサル |
野田洋次郎1stアルバム。RADWIMPSボーカリストのソロアルバム。ソロプロジェクトillion名義で2013、2016〜2017年にかけてワーナーからアルバム2枚をリリースしていたが、今回は本名名義でのソロ活動となり、明確に"ソロ名義として初のオリジナルアルバム"、"1stオリジナルアルバム"と銘打たれている。2月29日配信/3月12日CD発売したサウンドトラックアルバム『“パレード” 〜Original Soundtrack〜』は野田洋次郎名義でリリースされていたため、illion含めて通算ソロ4作目となる。illionはわざわざレコード会社も変えてワーナーからリリースされていたが、今作はユニバーサルのままで、ユニバーサルはRADWIMPSのページで今作を取り扱っている。『“パレード” 〜Original Soundtrack〜』リリース後の3月29日に「EVERGREEN feat.kZm」を配信後、4月15日に今作の発売が発表された。以後5月に7インチアナログ盤で「EVERGREEN feat.kZm」をリリース(B面のRemixは今作未収録)、7月12日に「LAST LOVE LETTER」、9月13日に「PAIN KILLER」が配信されていた。今作の発売予定だけが告知された最初の段階で本人コメントも発表され、リリース意図とRADWIMPSメンバー桑原彰(Guitar)、武田祐介(Bass)も今作に何曲か参加している事が公表されていた。
GOOD(ビッグTシャツ)付初回限定盤、通常盤CD、数量限定2枚組アナログ盤の3種発売。初回盤はTシャツが付属するだけでDVD/Blu-ray付ではない。
illion名義は正直知らなかったので聞いていなかったが、あれから時代も変わりサブスクでさらっと聞けるので今回はソロ名義もさらっと手を出してみた…が、基本的には野田洋次郎の脳内世界が展開するので野田洋次郎個人に興味があるコアファン向け。先のソロをやる理由により極めて私小説的な作風になっている上、そもそもRADWIMPSでもかなり難解、よく言えば天才的、常人には理解不能な部分が多々あるだけに、「前前前世」ほかキャッチーなヒット曲然とした新海映画主題歌は好きだけど他は知らないとか良く分からない程度の場合は今作を聞いても案の定な結果になるとは思う。まあたぶんそもそもソロまで聞こうとも思わないか…。illion名義での非バンド的な作風をRADWIMPSにも輸入したり、映画サントラを手掛けるようになってからは本格的にバンド形態からプロジェクト形態っぽい音作りになってきていたが、今作はソロだけにバンド形態は一切無し。カタカタパスパスした軽めのリズム音を軸にして薄く被せたシンセとつらつらとした音数少なめのバックトラックにひたすら言葉を乗せていくようなHIP HOPに傾倒したトラックメイカー的な方向性。全面的にラップになっているわけではないが、トラックはHIP HOP寄り、メロはもう少し野田節(RADWIMPSっぽい)といったところだろうか…。最近のRADWIMPSが傾倒してるなぁと何となく思っていたようなコアな方向性に全振りしたような1作。これがいいのか悪いのかも良く分からない。ライトリスナーの限界を感じた1作だった。
※10月17日にRADWIMPSから桑原彰脱退が発表されたため、在籍時最終参加作が今作だったという事になってしまった。
印象度★★★☆☆
2024.10.12更新
※今作はAmazon Musicのみで視聴したためCD(ブックレット)を手に取っていません。