Council Skies

DISC 1
No タイトル Written by 備考
1 I'm Not Giving Up Tonight Noel Gallagher  
2 Pretty Boy Noel Gallagher 2022/10/31配信シングル
3 Dead To The World Noel Gallagher 3/24先行配信
4 Open the Door,See What You Find Noel Gallagher 5/31先行配信
5 Trying To Find A World That's Been And Gone Pt.1 Noel Gallagher 2022/1/26 Demo配信
2022/5/20配信『Magic Secrets #1』収録曲(Demo)
6 Easy Now Noel Gallagher 1/17配信シングル
7 Council Skies Noel Gallagher 4/20配信シングル
8 There She Blows! Noel Gallagher  
9 Love Is A Rich Man Noel Gallagher/
E.Campbell,
E Johnson
 
10 Think Of A Number Noel Gallagher  
日本盤CDボーナス・トラック
11 Easy Now(Acoutic) Noel Gallagher アナログ盤ボーナス7インチ盤収録Ver.
アコースティックバージョン

Strings arranged by Rosie Danvers,assisted by Tommy Danvers
Brass arrangements by Alistair White

※公式サイトディスコグラフィー「Single」枠掲載を配信シングル、それ以外は先行配信とした

DISC 2
No タイトル Written by 備考
1 Don't Stop... Noel Gallagher Oasis時代の未発表曲 2020/4/30配信シングル(Demo)
2 We're Gonna Get There In the End Noel Gallagher 2022/5/20配信『Magic Secrets #1』収録曲(Demo)
海外盤、アナログ盤ボーナス7インチ盤、カセット盤収録曲
3 Mind Games John Winston Lennon John Lennonのカバー
4 Pretty Boy(Instrumental) Noel Gallagher インスト
5 Dead To The World(Instrumental) Noel Gallagher インスト
6 Council Skies(Instrumental) Noel Gallagher インスト
7 Think Of A Number(Instrumental) Noel Gallagher インスト
8 I'm Not Giving Up Tonight(David Holmes Remix) Noel Gallagher リミックス
9 Think Of A Number(Pet Shop Boys Magic Eye 12" Remix) Noel Gallagher リミックス
10 Pretty Boy(Robert Smith Remix) Noel Gallagher リミックス
11 Council Skies(The Reflex Revision) Noel Gallagher リミックス 5/10先行配信 
12 Flying On The Ground(Radio 2 Session) Noel Gallagher ラジオセッション ベスト『Back The Way We Came:Vol 1(2011-2021)』収録曲 
13 You Ain't Goin' Nowhere(Radio 2 Session) Bob Dylan ラジオセッション Bob Dylannのカバー
14 Live Forever(Radio 2 Session) Noel Gallagher ラジオセッション Oasisのセルフカバー

リリースデータ

2023年6月2日 初登場10位 売上0.8万枚 Produced by Noel Gallagher&Paul'Strangeboy'Stacey
except disc 2.track 2,12,14 Produced by Noel Gallagher
ソニー

Noel Gallagher's High Flying Birds4thアルバム。EP3作とベスト盤を経て5年7ヶ月ぶりのオリジナルフルアルバム。前作以降、2019〜2020年にかけてEP3作、2021年にベスト盤を発売、2022年には今作の制作中である事が発表され、先行してシングルが配信されていった。一部楽曲は本編に収録されず、ボーナストラックやデラックスエディション送りとなっている。2020年にOasis時代の未発表曲が見つかったとしてOasis名義でデモバージョンを配信していた「Don't Stop...」はソロでの完成版が収録された。

これまでのように一括での演奏メンバー表記は無くなり、Noel Gallagher's High Flying Birdsのメンバーとしてのクレジットはされていないが、1曲ごとの演奏クレジットがある。Oasis末期のドラマーでノエル以外のメンバーで引き続き結成されたBeady Eyeにも参加していたゲム・アーチャーが一部の曲でギター、クリス・シャーロックがドラムを担当している。

現地では1CD(STANDARD)2CD(Deluxe)アナログ盤(7インチ付)カセット盤の4形態で発売され、セット販売などいくつかのバリエーションがあった模様。

日本においては2CD(Deluxe)を通常盤としていて、1CDでの発売は無い。アナログ盤ボーナスにしか収録されていない「Easy Now(Acoutic)」が日本盤ボーナストラックとしてDISC-1に追加収録され、日本でのみCD化された。日本盤の完全生産限定盤格言Tシャツ付の色違い3種A,B,C格言が3種ランダム封入となっているため、色は選べるが格言は選択できない仕様となっておる。通常盤の初回仕様限定盤はハードカバーブックレット仕様、ステッカー付属

配信においては海外準拠『Council Skies』は11曲(本編10曲+「We're Gonna Get There In the End」)『Council Skies(Deluxe)』は24曲の2タイプで配信された。日本盤CD限定の「Easy Now(Acoutic)」は未配信となる。

今作は初めて自分のスタジオを作ってそこでバンドメンバーを呼んでレコーディングしたと説明されている。Noel Gallagher's High Flying Birdsのバンドメンバーは流動的だが概ね2016,2017年頃にライブのバンドメンバーが交代になり、OASIS最終メンバーからBeady Eyeのメンバーでもあったゲムやクリスがライブのバンドメンバーとして固定した…が、レコーディングではギターはノエル本人やゲストが弾いており、ドラムもツアーからは退いたものの前ドラマーのジェレミー・ステーシーが引き続きレコーディングには参加していたりで、ゲムもクリスも作品にはクレジットされていなかった。今作では説明ではバンドメンバーとレコーディングした事になっているが相変わらずゲムがクレジットされているのは「I'm Not Giving Up Tonight」「We're Gonna Get There In the End」だけ(加えて「You Ain't Goin' Nowhere(Radio 2 Session)」にマウスオルガンで参加)である。クリスのドラムも「I'm Not Giving Up Tonight」「Open the Door,See What You Find」「There She Blows!」「Think Of A Number」「Don't Stop...」「We're Gonna Get There In the End」「Mind Games」とけっこう飛び飛びで引き続きのジェレミーの参加も目立つ。ツアーメンバーも参加させつつも全曲固定のバンドメンバーではなく、ソロプロジェクトっぽい自由な起用になっている印象。

作風としては原点回帰、ベスト盤を経てこれまでの集大成的な内容にしてまた新たな始まりの1作のように位置づけられている。前作やEP3作で見せていたダンサブルな方向性は消え去ったわけではないが一気に鳴りを潜め、ソロ活動開始時のようなバンドサウンドを基本にしたメロウに聞かせる曲中心。思った以上にゆったりしたミディアムナンバーが多めで少々かったるい部分もあるが聞かせるメロディーの美しさは健在。ダンサブルな方向性はそれはそれで良かったが結局は新しい事をやりすぎるよりも安心安定のバンドサウンドを基本にした"メロディー"のノエルの方が安心感はあるなと改めて思った。まあもう少しロックなナンバーも聞きたかったところではあるが…Oasis時代からそういうのはリアムの役割か。

日本盤CDでは自動的にデラックスエディションで2枚組となっているがこちらはファン向け。Oasisの未発表デモとして配信していた「Don't Stop...」(ノエルのボーカルデモでリアムは最初から不参加)を改めてバンドサウンドで完成させた音源、今作へ向けてのデモ配信がされていた「We're Gonna Get There In the End」、ジョン・レノンのカバー「Mind Games」の冒頭3曲は本編からのボーナストラック的な聞き方ができるが、その後のインスト(ボーカル抜きのいわゆるカラオケ)の4連投は一体…。続く4リミックスもリミックスだなぁという以外に印象は無く、ラジオセッションはまあレア音源ではあるけど…といった感じ。あくまでボーナス的な1枚だった。

B0BXD66YDY限定盤A B0BXD79S8P限定盤B  B0BXD8SNG8限定盤C  B0BXD73KQW通常盤 

印象度★★★★☆

2023.7.1更新

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