Sentimental Red Soda
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 備考 |
1 | センチメンタル・アナーキー | 大葉るか | 大葉るか | 大島康祐 | 2ndシングル 100位圏外 |
2 | アンローザ | 大葉るか | 大葉るか | 大島康祐 | |
3 | 風船 | 大葉るか | 大葉るか | 大島康祐 | |
4 | 手紙 | 大葉るか | 大葉るか | 大島康祐 | |
5 | ミルクの花 | 大葉るか | 大葉るか | 大島康祐 | |
6 | 魔法の砂 | 大葉るか | 大葉るか | 大島康祐 | |
7 | 'else where | 大葉るか | 大葉るか | 大島康祐 | |
8 | OLD FASHIONED ROBOT | 大葉るか | 大葉るか | 大島康祐 | |
9 | DIVE | 大葉るか | 大葉るか | 大島康祐 | |
10 | ワラッテユルシテ。 | 大葉るか | 大葉るか | 大島康祐 | |
11 | いつかの手紙 | 大葉るか | 大葉るか | 大島康祐 | |
12 | 優しい歌を唄いたい | 大葉るか | 大葉るか | 大島康祐 |
リリースデータ
2000年6月21日 | 100位圏外 | Produced,Programed,Recorded&Mixed by 大島康祐 | BMGファンハウス(BERGレーベル) |
大葉るか2ndアルバム。前作から9ヵ月ぶり。1ヶ月前に発売されていた「センチメンタル・アナーキー」を収録。C/W「珈琲」は未収録。"これが大葉るか流スパイシー・ポップ・スタイルだ!2ndアルバム堂々完成!"と銘打たれている。前作と同じ制作スタイルで今回も大島康祐が全面プロデュースで録音ミックスまで担当、大葉るか本人がギターを演奏している。シングルも今作もまたしても100位圏外となり、結果的にアルバムは今作が最終作となった。2001年3月7日に3rdシングル『東京』(新曲3曲収録)を発売したがこれが最終作となりそのままフェードアウトした。「東京」はアルバム未収録で入手困難となっている(アルバム2作は中古価格が底値状態だがシングルはレア化している)。既に七緒香も姿を消しており、以後BERGレーベルはDEEN専属レーベル状態でほぼ形骸化して存続していたが、2003年夏のDEENのシングル「太陽と花びら」でBERGのロゴマークが消え去り、消滅した。
グラビアアイドルの葉里真央(ZONEのラストシングル「笑顔日和」の顔が写っていないジャケットモデルを担当していたのがこの人だったとか)と友人だったようで葉里真央が音楽活動をしていた時にライブで大葉るかの楽曲を歌唱したという情報も出回っており、2008年にはスナフキンの名義で葉里真央と共にライブを行ったそうだが、既に引退して久しく継続的な音楽活動は行っていなかった模様。
前作と同じ制作体制、9ヶ月での今作となったが10代をまとめた前作に対して20歳を迎えての今作では無邪気なままではいられない大人になっていく葛藤も含まれたような進化と成長を感じられる1作。全体にややロック色が強くなったのもあるがリズミカルに押していた前作よりも聞かせるメロディーが増え、もう少しまとまった印象のアルバムになった。スパイシー・ポップの形容通りに刺激的な部分も残されていて勢いが落ちたわけではなく、単純に聞きやすくなった、より良くなったというのが正確だろうか。2作目にして確かなる成長を見せ、さらにここから楽しみな20代の進化を聞かせてほしかったところだが…。本格GIZAメイン化に伴う東京勢の整理も進んでおり、Beat reCは間もなくレーベル消滅(BAAD、PAMELAH、FIELD OF VIEW)、BERGも新たな所属者を抱えることなく形骸化(一応DEEN専属で継続したが2003年消滅)といった流れだけに全作100位圏外で売れる兆候皆無の状況ではアルバム2枚出せただけでも好待遇ではあったと思うしかないか。惜しい才能だった。
印象度★★★★☆
2023.5.11更新