K.ODA
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 備考 |
1 | 切ない愛のうたをきかせて | 小田和正 | 小田和正 | Rhett Lawrence、小田和正 | |
2 | 冬の二人 | 小田和正 | 小田和正 | Dann Huff、小田和正 | |
3 | 哀しみを、そのまゝ | 小田和正 | 小田和正 | 小田和正 | 1stシングルC/W |
4 | 1985 | 小田和正 | 小田和正 | Dann Huff、小田和正 | 1stシングル 最高15位 売上4.2万枚 |
5 | 夜の行方 | 小田和正 | 小田和正 | Dann Huff、小田和正 | |
6 | 信じるところへ | 小田和正 | 小田和正 | Dann Huff、小田和正 | |
7 | 明日、あの海で | 小田和正 | 小田和正 | Dann Huff、小田和正 | |
8 | 空が高すぎる | 小田和正 | 小田和正 | Robbie Buchanan、小田和正 |
リリースデータ
1986年12月3日(LP) 1986年12月3日(CT) 1986年12月3日(CD) 1995年3月25日(CD再発) |
最高4位 最高5位 最高4位 - |
売上7.6万枚 売上2.6万枚 売上5.9万枚 - |
Produced by Bill Schnee Co-Produced by 小田和正 |
ファンハウス |
小田和正1stアルバム。オフコースからのソロデビュー作。鈴木康博脱退後のオフコースは4人で1984年に活動を再開していたが、1986年はオフコースとしての新作発売が無く、メンバー各自がソロ活動を開始。松尾一彦、清水仁がソロ作品を発表し、大間ジローがプロデュース業を開始する中で、渡米して準備を進めていた小田和正は4人の中で最後となる86年11月シングル「1985」でソロデビューを果たした。シングルから1ヶ月で今作がリリースされ、2曲とも収録されたが、「1985」はイントロの長さなどが変更されている模様。
オフコースのアルバム『We are』以降にエンジニアとして参加していたBill Schneeがプロデュースを担当(録音、ミックスも担当)。歌詞カードにはBill Schneeと小田和正の2ショットが写っている。LAのSchnee Studioでレコーディングされ、演奏もDann Huff(Guitar)、David Hungate(Bass)、Jeff Porcaro(Drums)、Lenny Castro(Percussion)、Robbie Buchanan,Phil Nash,Alan Pasqua,小田和正(Keyboards&Synthesizers)らが参加しており、本人以外は全て海外演奏陣となっている。特に歌詞がギリギリだったらしく、ペラ1枚の歌詞カードには直筆で歌詞が書かれているが並びが曲順ではなくバラバラに配置されている上、「切ない愛のうたをきかせて」はタイトルのみで歌詞が非掲載となっている(代わりに10月17日付で「制作中。今日もロスはよく晴れています」とメモ書きが載っている)。シングルではトップ10入りできなかったがアルバムはトップ10入りを果たした。ファンハウス移籍以降のオフコース同様にソロでもリマスター再発は行われておらず、95年に品番改定で再発されたのみ。今回入手したのは95年盤。
LAでの現地ミュージシャンによる演奏という事でオフコースとは少し毛色が異なる。大きく違うわけではないけど今作は確かにソロアルバムでオフコースではない、という印象。CD初期の頃の作品でリマスターもされていない割には、音こそ小さいもののボリュームを上げるとかなり綺麗で上質な味わいになっていて、当時としてもかなり音にこだわった作品だったんじゃないだろうか。全体にはAOR色が強めで大人っぽいのが今作の魅力だ。ヒット曲とか広く知られた曲は無いものの上質な演奏が味わえる。
印象度★★★★☆
2019.1.5更新