個人主義
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 備考 |
1 | 忘れてた 思い出のように | 小田和正 | 小田和正 | 小田和正 | |
2 | また、春が来る | 小田和正 | 小田和正 | 小田和正 | |
3 | the flag | 小田和正 | 小田和正 | 小田和正 | |
4 | woh woh | 小田和正 | 小田和正 | 小田和正 | 19thシングル 最高18位 売上5.2万枚 |
5 | 青い空 | 小田和正 | 小田和正 | 小田和正 | |
6 | 君たちを忘れない | 小田和正 | 小田和正 | 小田和正 | |
7 | はるかな夢 | 小田和正 | 小田和正 | 小田和正 | |
8 | 19の頃 | 小田和正 | 小田和正 | 小田和正 | |
9 | こんな日だったね | 小田和正 | 小田和正 | 小田和正 | 18thシングル 最高23位 売上2.8万枚 |
10 | 風のように | 小田和正 | 小田和正 | 小田和正 | 17thシングル『緑の街』C/W ライブバージョン C/Wのスタジオ録音バージョンはアルバム未収録 |
11 | とくべつなこと | 小田和正 | 小田和正 | 小田和正 |
リリースデータ
2000年4月19日 | 初登場4位 | 売上29.3万枚 | Produced by 小田和正 | BMGファンハウス |
小田和正6thアルバム。96年のセルフカバー『LOOKING BACK』、97年のベスト盤『伝えたいことがあるんだ』を経て6年半ぶりのオリジナルアルバム(『伝えたいことがあるんだ』からも2年5ヵ月ぶり)。前作以降及びそれまで未収録だったシングルは『伝えたいことがあるんだ』に収録され、98年は交通事故(自損)により重傷を負ったためか新作リリースが無かったため、99年以降のシングル2曲を収録。「風のように」はライブバージョンでの収録で、後の『自己ベスト』でもこの音源で収録されたためスタジオバージョンはアルバム未収録のままとなっている。シングルはトップ20前後とやや低迷したままだったが、今作は前作『my home town』及び同名シングルを下回る不振だったベスト盤『伝えたいことがあるんだ』を上回る売上を記録した。また99年にBMGジャパンがファンハウスを吸収合併したため、BMGファンハウスへと変わった。個人レーベルであるLittle Tokyoはそのままの扱いとなっており、FHCLの品番も引き続き使用されている。
『LOOKING BACK』シリーズの半分程度とはいえ、シングルヒットが出なかったにも関わらず、今作は前作やベスト盤を上回っているので、6年半ぶり待望のオリジナルアルバムという事で動いたリスナーも一定数いたのかもしれない。オフコース時代から前作まではほぼ毎年アルバムを出していただけに6年半という歳月はかなり大きいが、今作時点で52歳となり、今作では年齢を感じさせる視点や落ち着き、タイトル通りに個人的な変化が反映された1作のように思う。ラブソングにしても重ねた年月がにじみ出ているような曲が並んでいて、変に若くあろうともしていない。今までが飾っていたわけでもないが、50代に突入して飾らない自然体を今作で獲得したように思う。今作にアップテンポなヒット曲然とした曲は無いが、落ち着いたコクのある楽曲群は以降の小田和正のイメージにも通じている。派手さは無いが確かな良作だ。
印象度★★★★☆
2019.2.27更新