MY HOME TOWN
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 備考 |
1 | そのままの 君が好き | 小田和正 | 小田和正 | 小田和正 | 9thシングル 最高14位 売上15.8万枚 |
2 | またたく星に願いを | 小田和正 | 小田和正 | 小田和正 | |
3 | Come on | 小田和正 | 小田和正 | 小田和正 | |
4 | 渚 ふたりで | 小田和正 | 小田和正 | 小田和正 | |
5 | 風の坂道 | 小田和正 | 小田和正 | 小田和正 | 10thシングル 最高9位 売上9.1万枚 |
6 | だからブルーにならないで | 小田和正 | 小田和正 | 小田和正 | |
7 | 今はきかない | 小田和正 | 小田和正 | 小田和正 | |
8 | それとも二人 | 小田和正 | 小田和正 | 小田和正 | |
9 | let me hold you baby | 小田和正 | 小田和正 | 小田和正 | |
10 | my home town | 小田和正 | 小田和正 | 小田和正 |
リリースデータ
1993年10月27日 | 初登場2位 | 売上17.5万枚 | Produced by 小田和正 | ファンハウス |
小田和正5thアルバム。前作から1年9ヵ月ぶり。前作以降のシングル2作を収録。「Little Tokyo」以降6作続いていたシングルのトップ10入りが「そのままの 君が好き」で途切れ、今作も1位を逃し売上は20万を割り込むほどに大幅低迷した。これは1st、2ndに続く自身3番目に低い売上、オフコース解散後のソロでは最低となっている。
オフコースはデビューから1stアルバムまで3年かかっているが、73年以降は毎年オリジナルアルバムを発表しており、ソロ含めてオリジナルアルバムの発表が無かったのは鈴木康博脱退でバンドが揺れ動いていた83年、ベスト盤『Oh! Yeah!』のみだった91年の2年だけだった。20年に渡って精力的に毎年新曲を出してオリジナルアルバムをほぼ休まず発表してきた小田和正だったが、今作を最後に一気にペースを落とし、オリジナルアルバムの発表は5,6年開くようになった。
「Oh! Yeah!/ラブ・ストーリーは突然に」の大ヒットの余波が完全になくなったのがこの時期だったようだ。今作に関しては"何故か売れなかった"アルバムと形容されることが多い。しばらく目立ったシングルヒットも無い状態が今作以降も続いたが、シングルの低迷とはズレてアルバム売上は今作が底辺(オフコース解散以降)となった。確かにシングルがトップ10落ちしたとはいえ10万前後は売れていて、正直これ以降の方が順位も売上も低いシングルが続くので、今作はまだもう少し売れても不思議ではなかったように思う。
今作は落ち着いたAOR風味の作風ではあるが軽すぎず渋すぎず、普通に良曲が並ぶ良作といった印象。ここまでのソロ初期と現在に通じる小田和正のイメージをつなぐ過渡期になっているようにも感じる。突出した1曲が無く、地味さでいえば1stや2ndの方が地味ではあったが、1stや2ndほどの統一感は感じられないところはある。これに関しては当時の小田和正がオリジナルアルバムという形式でまとめる事に意味を感じなくなってきていたのが影響しているのかも。実際この後しばらくもうアルバムは作らないと宣言して00年までオリジナルアルバムが途絶える事となった。
印象度★★★☆☆
2019.2.7更新