小田日和
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 備考 |
1 | そんなことより 幸せになろう | 小田和正 | 小田和正 | 小田和正 | |
2 | この街 | 小田和正 | 小田和正 | 小田和正 | |
3 | やさしい風が吹いたら | 小田和正 | 小田和正 | 小田和正 | 29thシングル両A面曲 |
4 | 二人 | 小田和正 | 小田和正 | 小田和正 | |
5 | 今のこと | 小田和正 | 小田和正 | 小田和正 | |
6 | 愛になる | 小田和正 | 小田和正 | 小田和正 | |
7 | 彼方 | 小田和正 | 小田和正 | 小田和正 | |
8 | その日が来るまで | 小田和正 | 小田和正 | 小田和正 | 29thシングル 最高10位 売上2.1万枚 |
9 | mata-ne | 小田和正 | 小田和正 | 小田和正 | |
10 | やさしい夜 | 小田和正 | 小田和正 | 小田和正 |
リリースデータ
2014年7月2日 | 初登場3位(2週連続) | 売上18.7万枚 | Produced by 小田和正 | Little Tokyo(Ariola JAPAN) |
小田和正9thアルバム。前作から3年3ヵ月ぶり。前作以降のシングルは1作のみで、13年4月に発売されていた両A面シングルから2曲とも収録。『個人主義』以降のオリジナルアルバムは5〜7年ほどの間隔でリリースされていたため、『個人主義』以降最も短い期間でのオリジナルアルバムリリースとなった。また間に企画盤を挟まずにオリジナルアルバムリリースが連続するのは4th『sometime somewhere』→5th『MY HOME TOWN』以来となる。
自身の年齢を考えてあと何枚出せるか、最後から2番目という気持ちで頑張っていきたい、とアルバムに向けて決意を語ったとされ、"最後から2番目の(オリジナル)アルバム"という言葉は大々的にメディアにも取り上げられた。前作に続いて松たか子、JUJU、大橋卓弥(スキマスイッチ)、キヨサク (MONGOL800)らが複数の楽曲にコーラス参加している。5作連続で1位を獲得していたが、今作はキスマイ、UVERworldに及ばず3位となった。2週目には両者を上回ったが新たにきゃりーぱみゅぱみゅ、JUNHO(From 2PA)が1,2位となったため、2週連続の3位となった。売上も20万枚を割り込んだが、『MY HOME TOWN』はかろうじて上回った。
最後から2番目…というよりは前作の延長のような穏やかで落ち着いた、しかしこれ以上ないくらいに小田和正らしいと思えるような楽曲が並んだ安定の1作。地味といえば地味だし、どこまでもシンプルな歌詞やアレンジも味気ないとか全部同じに聞こえるといえばそれはそうでもあるんだけど、味わい深くもある。最初の印象はパッとしないが、たぶん何年たって聞いても色あせないし、じわじわスタンダード化していくようなアルバムだと思う。前作もそうだったが前例がほとんどないので60代後半で第一線を走り続けているシンガーに何を期待するのか、今までにない斬新さや攻めを期待するのかといえば何だかそれも違う気がするし、かといってただ新作が聞ければそれでいいというわけでもない。10曲揃えるのもかなり大変だったと制作の苦労が語られているし、難しいところでもある。ただ同じようなミディアム中心の穏やかでシンプルな内容でも前作よりは今作の方が何故かしっくりくるところはあった。
印象度★★★☆☆
2019.4.8更新