GROWING UP 1983-1989
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 備考 |
1 | SHINE THE LIGHT | 織田哲郎 | 織田哲郎 | 織田哲郎 | 1stアルバム『VOICES』収録曲 |
2 | R&R FANTASY | 織田哲郎 | 織田哲郎 | 織田哲郎 | 1stアルバム『VOICES』収録曲 |
3 | LAST LULLABU FOR YOU | 織田哲郎 | 織田哲郎 | 織田哲郎 | 1stアルバム『VOICES』収録曲 2ndシングル『時を超えて』C/W(カット) |
4 | SOMEBODY TO LOVE | 織田哲郎 | 織田哲郎 | 織田哲郎 | 1stアルバム『VOICES』収録曲 |
5 | LUCIE MY LOVE | 織田哲郎 | 織田哲郎 | 織田哲郎 | 3rdシングル(アルバム同発) 100位圏外 2ndアルバム『NEW MORNING』収録曲 |
6 | CITY LIGHTS | 織田哲郎 | 織田哲郎 | 織田哲郎 | 2ndアルバム『NEW MORNING』収録曲 |
7 | MAD DOG | 織田哲郎 | 織田哲郎 | 織田哲郎 | 2ndアルバム『NEW MORNING』収録曲 |
8 | THE DAYS | 織田哲郎 | 織田哲郎 | 織田哲郎 | 3rdシングルC/W(アルバム同発) 2ndアルバム『NEW MORNING』収録曲 |
9 | Baby Rose | 織田哲郎 | 織田哲郎 | 織田哲郎 | 3rdアルバム『NIGHT WAVES』収録曲 |
10 | ビートに溺れて-Dance The Night Away- | 織田哲郎 | 織田哲郎 | 織田哲郎 | 3rdアルバム『NIGHT WAVES』収録曲 |
11 | Stay/置き去りにされた愛の中で | 織田哲郎 | 織田哲郎 | 織田哲郎 | 4thシングル 100位圏外 3rdアルバム『NIGHT WAVES』収録曲 |
12 | ガラスの街で | 織田哲郎 | 織田哲郎 | 織田哲郎 | 3rdアルバム『NIGHT WAVES』収録曲 |
13 | Goodnight Memories | 織田哲郎 | 織田哲郎 | 織田哲郎 | 4thシングルC/W 3rdアルバム『NIGHT WAVES』収録曲 |
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 備考 |
1 | LIFE | 織田哲郎 | 織田哲郎 | 織田哲郎 | 5thシングル(アルバム同発) 100位圏外 4thアルバム『LIFE』収録曲 |
2 | 週末に | 織田哲郎 | 織田哲郎 | 織田哲郎 | 4thアルバム『LIFE』収録曲 |
3 | Lonely boys,Lonely girls | 織田哲郎 | 織田哲郎 | 織田哲郎 | 4thアルバム『LIFE』収録曲 |
4 | Everybody's Dreamin' | 織田哲郎 | 織田哲郎 | 織田哲郎 | 4thアルバム『LIFE』収録曲 |
5 | Good night | 織田哲郎 | 織田哲郎 | 織田哲郎 | 4thアルバム『LIFE』収録曲 |
6 | Dream on | 織田哲郎 | 織田哲郎 | 織田哲郎 | 5thアルバム『WILDLIFE』収録曲 |
7 | Wildlife | 織田哲郎 | 織田哲郎 | 織田哲郎 | 5thアルバム『WILDLIFE』収録曲 |
8 | Best Days of My Life | 織田哲郎 | 織田哲郎 | 織田哲郎 | 5thアルバム『WILDLIFE』収録曲 |
9 | 愛をさがして | 織田哲郎 | 織田哲郎 | 織田哲郎 | 6thシングル(アルバム同発) 100位圏外 6thアルバム『SHIPS』収録曲 |
10 | Let The Good Times Roll | 織田哲郎 | 織田哲郎 | 織田哲郎 | 6thアルバム『SHIPS』収録曲 |
11 | 夏の陽炎 | 織田哲郎 | 織田哲郎 | 織田哲郎 | 6thアルバム『SHIPS』収録曲 |
12 | Hot Love | 織田哲郎 | 織田哲郎 | 織田哲郎 | 6thシングルC/W(アルバム同発) 6thアルバム『SHIPS』収録曲 |
13 | 悪夢 | 織田哲郎 | 織田哲郎 | 織田哲郎 | 6thアルバム『SHIPS』収録曲 |
14 | Night Birds | 織田哲郎 | 織田哲郎 | 織田哲郎 | 6thアルバム『SHIPS』収録曲 |
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 備考 |
1 | SEASON | 織田哲郎 | 織田哲郎 | 織田哲郎 | 7thシングル(アルバム同発) 100位圏外 7thアルバム『SEASON』収録曲 |
2 | 夜の影 | 織田哲郎 | 織田哲郎 | 織田哲郎 | 7thアルバム『SEASON』収録曲 |
3 | 夏のかけら-Always on my mind | 織田哲郎 | 織田哲郎 | 織田哲郎 | 7thアルバム『SEASON』収録曲 |
4 | 時の河辺 | 織田哲郎 | 織田哲郎 | 織田哲郎 | 7thアルバム『SEASON』収録曲 |
5 | マジョリカ | 織田哲郎 | 織田哲郎 | 7thアルバム『SEASON』収録曲 Instrumental | |
6 | HOT NIGHT! | 織田哲郎 | 織田哲郎 | 織田哲郎 | 7thアルバム『SEASON』収録曲 |
7 | LOVERS | 織田哲郎 | 織田哲郎 | 織田哲郎 | 7thアルバム『SEASON』収録曲 |
8 | YOU ARE NOT ALONE | 織田哲郎 | 織田哲郎 | 織田哲郎 | 7thアルバム『SEASON』収録曲 |
9 | SHELTER OF SOUL | 織田哲郎 | 織田哲郎 | 織田哲郎 | 7thアルバム『SEASON』収録曲 |
10 | TWO HEARTS | 織田哲郎 | 織田哲郎 | 織田哲郎 | 8thシングルC/W(アルバム同発) 8thアルバム『Candle In The Rain』収録曲 |
11 | 空蝉 | 織田哲郎 | 織田哲郎 | 織田哲郎 | 8thアルバム『Candle In The Rain』収録曲 |
12 | CANDLE IN THE RAIN | 織田哲郎 | 織田哲郎 | 織田哲郎 | 8thアルバム『Candle In The Rain』収録曲 |
13 | IN THE DREAM | 織田哲郎 | 織田哲郎 | 織田哲郎 | 8thシングル(アルバム同発) 100位圏外 8thアルバム『Candle In The Rain』収録曲 |
14 | 晩夏 | 織田哲郎 | 織田哲郎 | 織田哲郎 | 8thアルバム『Candle In The Rain』収録曲 |
リリースデータ
2008年9月10日 | 初登場204位 | 売上0.07万枚 | Produced by 織田哲郎 | ソニー |
織田哲郎、初の公認ベストアルバム。プロデビュー30周年、ソロデビュー25周年を記念作。ソロデビュー前のWHY、織田哲郎&9th IMAGEは対象外で、83年のソロデビューアルバム『VOICES』〜89年の8thアルバム『Candle In The Rain』までのCBSソニー在籍時代の8枚のアルバム中から本人が選曲。全て時系列でアルバムの収録順に並んでいる。ライターや関係者による解説文に加えて本人の全曲解説掲載のブックレットが付属。リマスターに加えて一部楽曲ではリミックス(ミックス変更)も行われており、権利表記が発売年ではなく、"2008年とされている音源は原曲のマスターテープを元に更なる音質の向上を目的としたニューエディション"と書かれている。該当するのはDISC-1は1〜7、DISC-2は1〜10、DISC-3は全曲となっている。
単なるベスト盤というにはやや多めの選曲だが、全作が長らく廃盤となっている上にほとんど出回っておらず中古でさえも入手が難しい事もあって、8枚のアルバムの復刻的な意味合いもあるものと思われる。8枚それぞれ再発するほどの需要は無いと判断されたのと1作にまとめてなるべく価格を抑えて手に取りやすくしようという事だと思うが…。
この時代の織田哲郎はロックミュージシャンとして活動していて、ストレートなロックサウンドを展開している。時代性の強い音はあまり使わずにストイックにロックをやっていたので80年代という音の響き1つ取っても90年代半ば頃にはもう何であんな独特な音色にしてたの?と思ってしまうような特有の古さをさほど感じない。DISC-3はロックにこだわるのを止めて幅を広げたのとキーボードやシンセの使用が増えたのでポップ色が強くなるが同時に時代性も強くなってしまったので今作でDISC-3だけ徹底的に全曲2008表記にするほど手を入れたのもその点の改善目的と思われる。実際、初期の楽曲はより力強くなり、DISC-3もだいぶ音がしっかりしたような印象。
ヒットメイカーとしての織田哲郎は広く知られているし、この80年代にもTUBEへの提供曲などで既にヒット曲を出していた。しかし確かにグッドメロディーではあるのだが、ソロで歌う曲は内省的な歌詞が多く、ヒットした提供曲のような煌めきはあまりない。熱い歌声も爽やかさとは少しかけ離れていてややくどさを感じる部分があるので、そういう点で爽やかなメロディーを自分で歌ってもあまり爽やかになりきらないというところはあるかもしれないし、そもそも自分の曲では割とやりたい事を優先していてヒットを積極的に狙っていこうという姿勢でもあまりないように思う。そんなわけでヒットメイカー織田哲郎とはイメージが違うが、ロックミュージシャン織田哲郎はまたヒットメイカーとは違う顔でこれはこれで良さが十分にある。マニアックな事や分かる人だけ分かるような難解な事をやっているわけではないストレートなロックンロールなのでロックな爽快感は味わえる。また内省的な歌詞とそれを吹き飛ばすようなロックサウンドの組み合わせもけっこういい。
またバンドメンバーが意外と豪華、というか当時はまだキャリアの浅い若手だったんだろうけど、後々に色々なミュージシャンのサポートで長く活躍している大物がけっこう多く参加しているのがけっこう凄い。ある程度邦楽聞いててある程度演奏ミュージシャンクレジットを見てれば必ず見かけた事のあるような人たちがけっこうズラッと参加している。当人は人づきあいが苦手だの散々語っているが、確かな人脈であり、才能のある人のところに才能のあるミュージシャンが自然と集まるような流れだったのだろうか。
印象度★★★★☆
2019.7.1修正