MELODIES
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 提供相手 |
1 | 負けないで | 坂井泉水 | 織田哲郎 | 織田哲郎 | ZARD(93年) |
2 | シーズン・イン・ザ・サン | 亜蘭知子 | 織田哲郎 | Saigenji | TUBE(86年) 渚のオールスターズでメインボーカルを取ってセルフカバーした事があるがソロでは初 |
3 | ボクの背中には羽根がある | 松本隆 | 織田哲郎 | TOYO草薙 | KinKi Kids(01年) |
4 | 愛のために。 | 織田哲郎 | 織田哲郎 | 織田哲郎 | 上戸彩(04年) |
5 | 碧いうさぎ | 牧穂エミ | 織田哲郎 | 長田直也 | 酒井法子(95年) |
6 | 突然 | 坂井泉水 | 織田哲郎 | 織田哲郎 | FIELD OF VIEW(95年) |
7 | 世界中の誰よりきっと | 上杉昇/ 中山美穂 |
織田哲郎 | ゴンチチ | 中山美穂&WANDS(92年) 2度目のセルフカバー |
8 | この愛に泳ぎ疲れても | 坂井泉水 | 織田哲郎 | 小松亮太 | ZARD(94年) |
9 | Anniversary | Satomi | 織田哲郎 | 織田哲郎 | KinKi Kids(04年) |
10 | 世界が終るまでは… | 上杉昇 | 織田哲郎 | 織田哲郎 | WANDS(94年) |
11 | 恋心 | 織田哲郎 | 織田哲郎 | 織田哲郎、 タブラトゥーラ |
相川七瀬(96年) |
12 | このまま君だけを奪い去りたい | 上杉昇 | 織田哲郎 | 沢田完 | DEEN(93年) 2度目のセルフカバー |
編曲協力:沢田完(1)
コーラスアレンジ:Saigenji,織田哲郎(2)
ブラスアレンジ:河合わかば(4)
ボイスアレンジ:河合英里,織田哲郎(11)
リリースデータ
2006年9月20日 | 初登場61位 | 売上0.6万枚 | Produced by 織田哲郎 | ユニバーサル |
織田哲郎2ndセルフカバーアルバム。93年の『SONGS』以来となる自身が提供した楽曲をセルフカバーしたアルバム。98年にシングル「青空」、そして98〜99年にはDON'T LOOK BACKとしてのバンド活動、00年にシングル「キズナ」リリース後、スペイン旅行中に強盗に首を絞められた際に声帯が歪められてしまい高音が出せなくなり歌えなくなってしまった。以前の高いキーまでは出せなくなったものの懸命のリハビリによりある程度歌えるようになり、02年に織田哲郎&ANRIでシングル「CANDLE LIGHT」をリリースして歌手活動を再開。03年にシングル「真夜中の虹」「祈り」と立て続けにリリースしたが、04年、05年はリリースが無かった。公式なアルバムリリースは93年の『Songs』『T』以来13年9ヶ月ぶりとなった(DON'T LOOK BACKも含めると98年以来)。シングルを含めても03年以来となる。『SONGS』でも取り上げていた「世界中の誰よりきっと」「このまま君だけを奪い去りたい」は2度目のセルフカバー。「シーズン・イン・ザ・サン」は渚のオールスターズでリードボーカルを取ってセルフカバーした事があるので実質2度目となる。ブックレットには1曲ごとの本人コメントが掲載されている。今作ではユニバーサルへ移籍してのリリースとなった。
今作ではビーイング以外の提供曲も多めに選曲されていて年代も80年代から00年代までと幅広い。一方でアレンジはアコースティック主体の落ち着いたもの仕上がっていてかなり渋い。高音が出せなくなったこともあるが、以前に比べると声はハスキー、キーもグッと低くなった。『SONGS』も決して派手なアルバムではなかったが派手に感じるほどで、あまりにも落ち着いたアレンジと低いキーにより正直かなり暗く感じてしまうところがあり。ヒット曲のセルフカバーを期待して聞くと原曲とイメージが違いすぎて驚く内容だ。じっくり聞くとどれもメロディーの良さは随一だし、落ち着いたアレンジといいつつも、けっこう細かくこだわって凝っていて聴き応えもある。年月を重ねながら聞いていくといつしかこれはこれで新鮮でいいと感じられるようになった。
印象度★★★☆☆
2019.6.6更新