SELECTION 1978-81
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 備考 |
1 | 風に吹かれて | 小田和正 | 小田和正 | オフコース | 16thシングル 最高41位 売上3.7万枚 |
2 | 夏の終り | 小田和正 | 小田和正 | オフコース | 6thアルバム『FAIRWAY』収録曲 |
3 | 愛を止めないで | 小田和正 | 小田和正 | オフコース | 15thシングル 最高31位 売上9.8万枚 2016年再発盤 最高61位 売上0.1万枚 |
4 | せつなくて | 大間仁世・ 松尾一彦 |
松尾一彦 | オフコース | 8thアルバム『We are』収録曲 |
5 | 生まれ来る子供たちのために | 小田和正 | 小田和正 | オフコース | 18thシングル(カット) 最高48位 売上3.7万枚 |
6 | さよなら | 小田和正 | 小田和正 | オフコース | 17thシングル 最高2位 売上71.7万枚 |
7 | Yes-No | 小田和正 | 小田和正 | オフコース | 19thシングル 最高8位 売上35.4万枚 |
8 | 愛の終わる時 | 鈴木康博 | 鈴木康博 | オフコース | 19thシングルC/W |
9 | 一億の夜を越えて | 安部光俊 | 鈴木康博 | オフコース | 8thアルバム『We are』収録曲 |
10 | いくつもの星の下で | 鈴木康博 | 鈴木康博 | オフコース | 8thアルバム『We are』収録曲 |
11 | I LOVE YOU | 小田和正 | 小田和正 | オフコース | 21stシングル 最高6位 売上18.3万枚 |
リリースデータ
1981年9月1日(LP) 1981年9月1日(CT) 1983年11月21日(初CD化) 1985年9月28日 1993年11月24日(音蔵シリーズ) 1998年2月25日(Q盤シリーズ) 2000年11月6日(20世紀名盤シリーズ) 2005年3月24日(紙ジャケリマスター) 2009年1月21日(SHM-CD) 2019年9月25日(MQA/UHQCDリマスター) |
最高1位 最高2位 - - - - - - - 初登場190位 |
売上47.1万枚 売上25.1万枚 - - - - - - - 売上0.03万枚 |
Produced by OFF COURSE | EMI ユニバーサル |
メンバー
小田和正 |
鈴木康博 |
清水仁 |
松尾一彦 |
大間"ジロー"仁世 |
オフコース2ndベストアルバム。78年の『SELECTION 1973-78』の続編。14〜21stシングル及び6〜8thアルバムからメンバー選曲で収録。「風に吹かれて」「さよなら」「愛の終わる時」「I LOVE YOU」がアルバム初収録。各楽曲にはエンジニア変更によるリミックス、一部音源の差し替え・編集等が施された楽曲もある模様(例えば「Yes-No」はアルバム『We are』バージョンにシングルバージョンのイントロのホルンを加えて再編集したものになっている)。『We are』に続いて2作連続の1位を獲得、自身最大のヒット作となった。
CD化以降、EMIによるLP時代の作品のCD化復刻シリーズである音蔵やQ盤シリーズ等で再発され、今作に関しては00年の20世紀名盤シリーズのラインナップにも含まれた。01年のExMF Seriesと題されてのリマスター再発時のみベスト盤はラインナップから外された。05年の紙ジャケリマスターが初のリマスターとなる。09年盤はSHM-CD仕様。2016年にハイレゾ用にリマスターされたのが最新音源で2019年にはEMI時代のアルバムがこの2016年ハイレゾマスターを使用(192kHz/24bitマスターを176.4kHz/24bitに変換)したMQA/UHQCD仕様で再発。この際は今作が最高位を記録した。入手したのは05年盤。
解散後のベストアルバムを除いて、現役時代のアルバムでは今作が最も有名曲を多く収録していて最大のヒットが今作というのも納得なベストアルバム。一方で前ベストに比べると期間が短い上に、タイミング自体も中途半端。鈴木康博が脱退の意志を示していてゴタゴタしつつある中で、実質的に連作メッセージだった『We are』と『over』の間に今作がリリースされていたり(2ヶ月後には『over』リリース)と、人気絶頂のうちに「さよなら」を収録したベストアルバムをとにかく早く出したいというレコード会社の意向も強かったんじゃないかとも思う。それでもやはり「さよなら」を筆頭に4曲のアルバム初収録、人気曲「夏の終り」「生まれ来る子供たちのために」、ヒットシングル「Yes-No」「I LOVE YOU」収録というのはとても強い。
一方で鈴木康博の曲が終盤に3曲固めて置いてあるだけになってしまい、前ベスト以上に小田和正との作風の差もハッキリしてきてしまった。売れてないうちはA面だろうがB面だろうが両方さほど知られていなかったので印象も変わらなかったが、売れてしまうとやはり曲の知名度の点で大差がついてしまい、後追いになるほどそれが響いてくる。それでも「一億の夜を越えて」のアッパーな勢いなんかは小田作品には無い勢いがあってけっこう好きだったりするし、鈴木曲あってのオフコース、とても必要な存在だと改めて思う。しかし脱退へ向けての心情独白にも思える「いくつもの星の下で」をこの位置に配置するのは…改めての意志表明だったのだろうか。
19年MQA/UHQCD 09年盤 05年盤 00年盤 98年盤
印象度★★★★☆
2018.11.6更新