ever OFF COURSE BEST
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 備考 |
1 | 水曜日の午後 | 小田和正 | 小田和正 | Off Course | 1stアルバム『オフ・コース1/僕の贈りもの』収録曲 |
2 | でももう花はいらない | 鈴木康博 | 鈴木康博 | Off Course | 1stアルバム『オフ・コース1/僕の贈りもの』収録曲 |
3 | 眠れぬ夜 | 小田和正 | 小田和正 | Off Course | 7thシングル(アルバム同発) 最高48位 売上4.6万枚 |
4 | 雨の降る日に | 小田和正 | 小田和正 | Off Course | 3rdアルバム『ワインの匂い』収録曲 |
5 | 愛の唄 | 小田和正 | 小田和正 | Off Course | 3rdアルバム『ワインの匂い』収録曲 |
6 | 秋の気配 | 小田和正 | 小田和正 | Off Course | 11thシングル 100位圏外 |
7 | 夏の終り | 小田和正 | 小田和正 | Off Course | 6thアルバム『FAIRWAY』収録曲 |
8 | 愛を止めないで | 小田和正 | 小田和正 | Off Course | 15thシングル 最高31位 売上9.8万枚 2016年再発盤 最高61位 売上0.1万枚 |
9 | 思いのままに | 小田和正 | 小田和正 | Off Course | 7thアルバム『Three and Two』収録曲 |
10 | 生まれ来る子供たちのために | 小田和正 | 小田和正 | Off Course | 18thシングル(カット) 最高48位 売上3.7万枚 |
11 | さよなら | 小田和正 | 小田和正 | Off Course | 17thシングル 最高2位 売上71.7万枚 |
12 | Yes-No | 小田和正 | 小田和正 | Off Course | 19thシングル 最高8位 売上35.4万枚 |
13 | 一億の夜を越えて | 安部光俊 | 鈴木康博 | Off Course | 8thアルバム『We are』収録曲 |
14 | I LOVE YOU | 小田和正 | 小田和正 | Off Course | 21stシングル 最高6位 売上18.3万枚 |
15 | 愛の中へ | 小田和正 | 小田和正 | Off Course | 22ndシングル(アルバム同発) 最高23位 売上7.0万枚 |
16 | 言葉にできない | 小田和正 | 小田和正 | Off Course | 23rdシングル(カット) 最高37位 売上3.6万枚 |
17 | YES-YES-YES | 小田和正 | 小田和正 | Off Course | 24thシングル 最高6位 売上19.4万枚 |
18 | 君住む街へ | 小田和正 | 小田和正 | Off Course | 34thシングル 最高11位 売上3.8万枚 |
リリースデータ
2015年12月16日 | 初登場9位 | 売上4.4万枚 | ユニバーサル |
メンバー
Keyboards | 小田和正 |
Guitars | 鈴木康博(「君住む街へ」のみ脱退後) |
Electric Bass | 清水仁 |
Drums&Percussion | 大間ジロー |
Guitar&Harmonica | 松尾一彦 |
オフコースファン投票企画ベストアルバム。特設サイトで2015年9月18日〜11月15日まで実施された"オフコース ベストアルバム エントリー&エピソード募集"で選ばれた、"私の一番好きな曲""私の一番心に残る曲"を収録。ただし"ファンの皆様が選んだ"としながらも順位等は一切明かされておらず、また投票終了からわずか1ヶ月でCD発売となっていることから厳密にファン投票のみで選曲したわけではないと思われる。選曲はデビューから鈴木在籍時にしてリリース元であるユニバーサル(EMI)時代までで17曲+ファンハウス移籍後は「君住む街へ」1曲のみとなっている。
配信限定で同時発売された『OFF COURSE BEST "ever" EMI Years』はタイトル通りに今作をEMI時代に限定したものだが前述のようにファンハウス移籍後(4人になってから)の曲は元々1曲しか選曲されていなかったので、「君住む街へ」をカットして新たに「時に愛は」「きかせて」「哀しいくらい」の3曲を追加している。
渡辺昭人によるリマスター&SHM-CD仕様。現時点でオフコース最新のベスト盤&リマスターが今作となる。ブックレットには前身バンドの結成年である1964年からのオフコースのバイオグラフィー&ディスコグラフィー、そしてその時々の社会の主な出来事が記されたヒストリーと、ライターによるライナーが掲載されている。
オフコースとしては06年にメンバー公認の決定版ベストとしてリリースされた『i(ai)』以来の作品となり、2作連続でのトップ10入りとなった。また2016年春に「愛を止めないで」がドラマ『OUR HOUSE』主題歌となり、シングル盤が再発されたのに合わせて今作も色合いを変えたスリーブケース仕様で期間限定パッケージとして再発された。
決定盤となった『i(ai)』がありながら…というか『i(ai)』も確かファン投票を基にしていたはずだったが、長く続くオフコース人気、小田和正人気がそうさせたのか9年経過しての今度は1枚モノでぎゅっと凝縮したベスト盤となった。というか2枚組にしたら選曲がほとんど変わらずに企画が成立しなかった可能性が高い。ファン投票に関しては非常に嘘くさいというか、そういう体裁だけ整えたみたいな印象。人気絶頂期までしか聞いてない、4人以降はそもそも知らないとかそういう人たちが中心になって投票しないとこの結果にはならないと思うし、いつも出てくる鈴木曲が少なすぎてこれはベスト盤ではないみたいなコアファンの意見がもっとしっかり通っていればそれなりに鈴木曲が入るはずだし、一般から見ればマニアックな選曲になりそうなところだ。投票終了から発売まで1ヶ月しかないし、エピソードだけ募集してまあ概ねこの選曲で合ってるっていう確認程度でろくに集計すらしてないんじゃないか…とか色々ある。ユニバーサルは2014年のABBAでも全く同じ事やってるしなぁ…。
そんなわけで2枚組では長い、さっと代表曲だけ聞きたいとなれば非公認ベストで似たような選曲のベストは散々出ているがどれも音が貧弱な頃の作品なので最新リマスターで1枚モノでとなればまあ今作にも意味はあるのかなと思う。あと細かいバイオグラフィーに加えて社会の出来事も併記されているので歴史を確認しながら聞けるというのも大きな利点か。
印象度★★★★☆
2019.4.9更新